×

基礎知識2021.06.08

決済代行会社とは?クレジットカード決済のしくみやメリットを紹介

決済代行会社とは?クレジットカード決済のしくみやメリットを紹介

決済代行会社は、クレジットカード決済や電子マネー決済などの決済手段を導入したい事業者とカード会社などの決済機関を仲介し、決済システムを提供している会社です。ECサイトや店舗において、キャッシュレス決済を導入する場合、企業が直接、カード会社などの決済機関と加盟店契約をする方法と、キャッシュレス決済代行会社と契約し業務を代行してもらう方法の2とおりあります。
ここでは、後者の「キャッシュレス決済代行会社」についての基礎知識をご紹介します。

目次

決済代行にはどのような役割があるのか?

決済代行会社は加盟店とカード会社などの決済機関のあいだに立ち、手続きの代行、売上入金管理の一元化、セキュリティ対策など、個人で行う際に発生する複雑な手間をすべて行ってくれます。クレジットカード決済以外にも、電子マネー決済、コンビニ決済など、キャッシュレス決済の方法が多様になっている現代においては、さまざまな決済方法を導入する必要があります。決済代行会社は、これらの決済システムに対して契約から運用まで一括して代行してくれるため、事業者の負担を大幅に抑えてくれます。

■決済代行のしくみ

決済代行のしくみ

決済機関によって、契約内容や手続きは変わります。例えば、4大ブランド(Visa、Mastercard、JCB、American Express)と呼ばれるカード会社による決済をそろえようとすると、1社ずつ交渉を行う必要が生じます。決済代行会社は、それぞれの契約手続きをすべて代行して行うわけです。

複数の決済システムを利用できる

カード会社をはじめとする決済機関は、それぞれ独自の決済システムを持っています。そのすべてを個人で導入するとなると、まとめて利用するための管理システムを構築しなければなりません。高度なセキュリティ対策が求められるため、システム開発には多額の費用がかかってしまいます。ですが、決済代行会社を介せば、複数の決済をまとめて管理するシステムが提供されるため、コストを最小限に抑えることができます。

また、個別に決済機関と契約した場合、それぞれ入金のサイクルが異なるため、売上管理なども複雑化してしまいます。このような手間を解消するべく、決済代行会社では、各決済方法の入金サイクルや売上、さらには返金処理などを一括して管理し、入金日をそろえて振り込むといった役割も担います。

決済代行ではどのような決済に対応している?

決済代行会社では、クレジットカード決済をはじめ、銀行振込、コンビニ決済、携帯キャリア決済、電子マネー決済、QRコード決済などにも対応している会社が増えています。このような、BtoCで行われる決済以外にも、掛け払いといったBtoBで行われる決済に対応した決済代行サービスもあります。
このようなサービスを利用すると、決済代行会社がサービス利用企業の売掛金を管理して請求を行うため、業務処理や未回収リスクの低減にもつながります。請求や督促など手間のかかる業務を代行してくれるため、コア業務に集中することができるというわけです。

決済代行会社によるメリットとは?

決済代行会社を活用するメリットは、初期の導入時と、その後の運用時それぞれにあります。いずれも事業者にとって、作業負荷の軽減につながるものです。

導入時のメリット:余計な作業をしなくて済む

複数のカード会社をはじめとする決済機関を相手に契約手続きを自分で行う場合、各機関の情報を集めたり、個別契約を行ったりといったこれらの作業を、営業時間の合間、あるいは営業終了後にこなさなくてはなりません。
決済代行会社を利用すれば、こうした負荷がかからず、最小限の労力で済みます。作業は代行会社に任せ、本来の仕事である経営に専念することができます。

■(導入時)決済代行会社を利用した場合と事業者自身が行う場合の比較

横にスライドしてください

決済代行会社を利用した場合 事業者自身が行った場合
契約手続き
  • 各決済機関の一括窓口として機能してくれる
  • 書類の準備や審査お申し込みなどの事務手続きに慣れているため、スムーズ
  • 各決済機関と、個別に手続きが必要
  • 書類の不備や漏れなどにより、手続きの遅れが懸念される
決済システムの利用
  • 各決済機関に対応したシステムを持つ
  • 高度なセキュリティ対策と安定した堅牢さが期待できる
  • 各決済機関に対応するシステムが必要
  • セキュリティの問題があり、自前で用意するのは非現実的
比較・交渉
  • 各決済機関の情報を比較・検討し、最善の提案を受けられる
  • 手数料などの交渉も依頼できる
  • 手数料の比較・検討が面倒
  • 手数料交渉が難しい

・複数の決済機関との手続きがスムーズ

必要書類の準備や審査のお申し込みなど、決済機関との契約ではさまざまな作業が発生します。複数の決済機関を使う場合は、さらに手間が増えます。これらの手続きを決済代行会社に任せれば、慣れない作業に時間を取られることもありません。

・カード会社に応じた決済システムを使える

各決済機関が用意する決済システムは、それぞれ異なる仕様を持っています。もし、自社で契約を行う場合は、各社のシステムに対応し、高度なセキュリティを持つしくみを自前で構築する必要があります。
しかしこれは、複数決済導入時の負担が大きく、現実的ではありません。決済代行会社を利用すれば、この問題もクリアできます。

・手数料の比較・検討や交渉も依頼できる

キャッシュレス決済の手数料は固定の金額ではなく、決済機関によって差があります。しかし、忙しい日々の営業時間の合間を縫って、各社の料金を比較・検討したり決済機関に交渉したりするのは、大きな負担です。これも代行を依頼することで、手間を軽減することができます。

運用時のメリット:管理を簡素化、省力化できる

決済手段の導入が無事に済めば、あとは日々の入金管理がおもな作業になります。こうした運用面でも、決済代行会社を活用するメリットがあります。
事業者自身が行うと煩雑になってしまう入金やシステムの管理を代行会社がすべて請け負ってくれるため、事業者側での管理作業が簡素化・省力化できるのです。

■(運用時)決済代行会社を利用した場合と事業者自身が行う場合の比較

横にスライドしてください

決済代行会社を利用した場合 事業者自身が行った場合
事務作業の省力化
  • 決済代行会社の管理画面だけで、すべてを見渡すことができる
  • 決済・入金状況の把握には、各決済機関の管理画面への接続が必要
入金管理の一本化
  • 入金日を一本化できるため、作業の簡素化を図れる
  • 入金日が異なる複数の入金を管理しなくてはならない
システム管理
  • システムの保守はすべて決済代行会社に任せられる
  • 新たな決済手段の導入が容易
  • 決済システムの管理、メンテナンス、セキュリティの強化などを自分で行わなくてはならない
  • 新たな決済手段を導入する際には、システムの改変が必要

・事務作業の省略化

決済機関ごとに管理ツールの仕様は、それぞれ異なります。自社ですべて行う場合、複数の決済機関の各システムに接続し、それぞれの管理画面で決済状況や入金状況を管理しなければなりません。これは、大変手間のかかる作業です。
しかし、決済代行会社を利用すれば、1つの決済管理ツールで一元管理が可能となり、管理事務の作業を一気に省力化することができるのです。

・入金管理が一本化され、作業が簡素化できる

決済機関によって、それぞれ入金のタイミングは異なります。しかし、決済代行会社を使えば、そのタイミングをそろえることができます。
複数の入金日に合わせて売上を管理するというわずらわしさから解放され、作業の簡素化が図れます。

・システムの保守やバージョンアップが不要

決済代行会社の用意した決済システムならば、自身が保守管理する手間がありません。バージョンアップやセキュリティの強化を気にする必要はありませんし、万一の際にも万全の対処やバックアップが期待できます。新たに決済手段を追加することも、簡単にできるでしょう。

決済代行会社を選ぶ際に比較すべきポイント

では、数ある決済代行会社の中から、事業者はどのように選択すべきなのでしょうか。いくつかの比較すべきポイントを確認しておきましょう。

希望の決済手段は用意されているのか?

大前提として、自分が希望する決済手段を、決済代行会社が取り扱っているかを確認する必要があります。例えば、クレジットカードの場合、カードブランドが絞られているケースもあります。携帯キャリア決済にしても、決済代行会社によっては、特定のキャリア決済しか扱っていないケースもあります。もちろん、2つの決済代行会社を導入することもできますが、その分、システム管理なども別々に行うことになります。

どのくらいの費用がかかるのか?

決済代行会社を利用した場合にかかる費用や手数料は、大きく分けると初期費用・月額固定費・決済手数料があります。
初期費用は、決済システムを導入するためにかかる初期設定費、導入サポート費などです。月額固定費は、利用件数に関係なく毎月支払う固定費のこと。決済するための周辺機器やシステムの利用料などが挙げられます。そして、業態、販売規模などによって変わるものの、決済1件ごとにかかる決済手数料が発生します。ECサイトなど、オンラインで決済する際などは、データ処理手数料も発生します。
これらの費用は決済代行会社によって差がありますから、どれくらいの費用がかかるのか確認することが大切です。

セキュリティは強固か?

決済代行会社はクレジットカード番号を含めた個人情報を扱うため、セキュリティが強固であることが重要です。事業者の個人情報の取り扱いが適切であるかを評価したうえで、基準に適合している事業者に付与される「プライバシーマーク」の取得、社内外にセキュリティ対策を徹底していることを証明する「ISO27001(ISMS認証)」の取得、さらにはクレジットカード情報の保護と安全を目的に策定された国際基準「PCI DSS」に準拠しているかどうかがポイントです。これらの認定がある決済代行会社であればより安全です。
費用が安くても、個人情報の取り扱いに疑問符がつくような決済代行会社は、選ばないようにしましょう。

決済代行会社を検討してみよう

「モバイルPOS」を活用すれば、簡単にキャッシュレス決済を導入することができ、初期費用も安く抑えることができます。例えば、三井住友カードが資本業務提携している「Square(スクエア)」は、Squareアカウント(無料)を作成後、モバイル端末、無料のPOSレジアプリ、Squareの決済端末「Square Reader」があれば、導入コストも安く、スピーディーに店舗にキャッシュレス決済を導入することができます。

決済代行会社の活用は、決済に必要となる各種手続き、入金・管理の一元化、セキュリティ対策など、さまざまなメリットがあります。キャッシュレス決済導入時にはそれぞれのメリットを確認し、比較・検討してみるといいでしょう。

Square(スクエア)

  • 別ウィンドウで三井住友銀行のサイトへリンクします。

モバイルPOSが広がる6つの理由 クラウド型POSレジで店舗売上を可視化

Square CEOジャック・ドーシー氏来日!最先端のキャッシュレス決済が個人商店を救う

  • QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
  • 本記事は2020年8月現在の情報です。

店舗経営者の方へ

豊富なキャッシュレス決済に対応!

その他おすすめ記事サイト

キャッシュレスの?が!に変わる場所Have a good Cashless

キャッシュレスの基礎知識やカード活用術、お困りごと解決情報など役立つ情報を発信しています。

個人事業主・スタートアップの方

経営者・個人事業主・スタートアップの担当者が知っておきたいバックオフィスの基礎知識をご紹介しています。

決済サービス・決済端末を導入する際の基礎知識からメリットを丁寧に解説します。三井住友カードプレゼンツ「ペイサポ~お店がはじめるキャッシュレス決済~」