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基礎知識

キャッシュレス決済端末とは?種類や導入方法、選ぶポイントをわかりやすく解説

キャッシュレス決済端末とは?種類や導入方法、選ぶポイントをわかりやすく解説

キャッシュレス決済端末とは、キャッシュレス決済の決済処理を行うための端末です。多くの種類があり、備わっている機能もさまざまです。キャッシュレス決済を利用する人は年々増えており、ニーズが高い支払い方法となっています。

この記事では、キャッシュレス決済端末の種類や決済手段、導入方法などを解説します。おすすめのキャッシュレス決済端末もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

キャッシュレス決済端末とは?

キャッシュレス決済端末は、クレジットカードやデビットカード、電子マネー、QRコード決済などキャッシュレス決済の処理を行うための端末です。
キャッシュレス決済は現金払いに比べ会計時間が短くなる傾向があり、会計業務をスムーズに行うことができます。キャッシュレス決済の利用率は年々増えており、店舗などにキャッシュレス決済端末を導入する重要性は高くなっていると言えるでしょう。

キャッシュレス決済端末の種類

キャッシュレス決済端末の主な種類は、据置型、モバイル型、スマホ/タブレット型の3つです。それぞれ詳しく解説します。

据置型

据置型のキャッシュレス決済端末は、レジ付近に設置して利用する端末です。対応している決済手段が多く、多機能な傾向があります。POSシステムと連動させることで売上管理などの業務効率を上げることができます。

例えば、SMBC GMO PAYMENT(株)の「stera pack(ステラパック)」で利用できる据置型の決済端末「stera terminal」は、クレジットカード、デビットカード※、電子マネー、コード決済など、30種類以上の決済手段に対応しています。
レシート排出用プリンタ内蔵、自動音声などの機能のほか、販促・集客アプリ搭載など1台で多くの機能を集約しているため、タブレット端末やプリンターが不要で、レジ周りをすっきり保つことができます。

  • デビットカードにVisaやMastercardのマークが付いている場合は取り扱い可能です。 J-Debitは取り扱いできません。

モバイル型

モバイル型のキャッシュレス決済端末は、Wi-Fiや4G回線で接続できる端末です。持ち運びが可能なため、飲食店のテーブル席や移動販売、野外イベントなどでの決済にも利用できます。コンパクトなものも多く場所を取らないため、レジ回りのスペースが少ない店舗にも導入しやすいでしょう。

スマホ/タブレット型

キャッシュレス決済端末の中には、スマホやタブレットにカードリーダーを接続して使うタイプもあります。手持ちのスマホやタブレットで利用でき、カードリーダーのみで導入可能なため、低コストで導入できる点が特徴です。

なお、SMBC GMO PAYMENT(株)の「stera tap(ステラタップ)」のようにスマホに専用のアプリを入れるだけで、スマホ自体をキャッシュレス決済端末として利用できるサービスも出てきています。

キャッシュレス決済端末で利用できる決済手段

キャッシュレス決済端末で利用できる決済手段は下記のとおりです。

  • ・クレジットカード
  • ・デビットカード
  • ・電子マネー
  • ・QRコード決済・バーコード決済

それぞれの決済手段について詳しく解説します。

クレジットカード

クレジットカードは、キャッシュレス決済の中で最も利用率が高い決済手段です。分割払いやリボ払い、ボーナス払いなど支払い方法が選べるため、特に高額商品やサービスを扱う店舗には導入しておきたい決済手段と言えます。
クレジットカードを決済端末に差し込んだりスライドさせたりするほか、軽くタッチするだけで支払いが完了するタッチ決済にも対応しています。

デビットカード

デビットカードは、即時払い式のキャッシュレス決済ができるカードです。決済と同時に銀行口座から利用料金が引き落とされるしくみになっており、支払い方法は原則として一回払いのみです。
決済の際は、クレジットカードと同様に決済端末に差し込む、スライドする、タッチするなどの方法で決済を行います。

電子マネー

電子マネーとは、専用のカードやスマホアプリを用いた電子的な決済手段のことです。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードやiD、QUICPayなど多くの種類があります。決済の際は、決済端末にカードやスマホをかざすだけで決済できます。

QRコード決済・バーコード決済

QRコード決済やバーコード決済は、スマホの決済アプリを用いてQRコードやバーコードを読み取ることで決済ができる方法です。楽天ペイやd払い、PayPayなど多くの種類があります。
決済の際は、店舗側が利用者の決済コードを読み取るストアスキャン方式と、店舗に提示した決済コードを利用者に決済アプリで読み取ってもらうユーザースキャン方式のどちらかで決済をします。

stera packは初期コスト0円、30種類以上の決済手段に対応したオールインワン決済端末

stera packで利用できるstera terminalは据置型のオールインワン決済端末です。30種類以上の決済手段に対応し、レシート排出用プリンタも内蔵されているなど1台にさまざまな機能が集約されているため、レジ回りをすっきりさせられます。
初期コストは0円で導入しやすく、決済手数料が1.98%~のお得なスモールビジネスプラン(※)もあるため、中小企業や個人事業主の方にもおすすめです。

  • 新規契約の小規模事業者向けの手数料率です。その他条件があります。

stera packに搭載のアプリ「おみせポケット」では、デジタル会員証の発行やクーポン配布、お知らせの自動配信などの機能が使え、販促・集客業務を効率化できます。ほかにも「stera market」からアプリをインストールすることで機能を拡張でき、店舗業務の悩み解決に役立ちます。

お客さま側の画面が英語表記へ切替えられ、多通貨決済にも対応しているため、インバウンド対応の多いホテルや旅館など観光業の方にも最適です。

stera packの詳しい説明や資料のダウンロードは、以下よりご確認いただけます。

キャッシュレス決済サービス「stera pack(ステラパック)」|あなたのお店にゆとりを。

  • 別ウィンドウでSMBC GMO PAYMENTのサイトに遷移します。

キャッシュレス決済導入のメリット

キャッシュレス決済導入のメリット

キャッシュレス決済を導入する主なメリットは下記のとおりです。

  • ・会計時間が短縮できる
  • ・集客の増加につながる
  • ・売上アップが期待できる
  • ・現金管理の負担が軽減できる
  • ・売上管理を効率化できる

それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

会計時間が短縮できる

キャッシュレス決済は、決済端末にタッチする、決済コードを読み込むなどの方法で支払いが完了するため、現金払いに比べてスピーディーに会計ができます。会計時間が短縮した分、接客などほかの業務に充てられる時間が増え、レジ待ちの時間も削減できるため、お客さまの満足度アップにもつながるでしょう。

集客の増加につながる

キャッシュレス決済を利用する人の中には、支払い方法が現金払いのみの店舗を避ける人も少なくありません。また、主要各国のキャッシュレス決済比率は日本に比べて高いため、キャッシュレス決済は外国人観光客からのニーズが高いと言えるでしょう。
キャッシュレス決済を導入することで、キャッシュレス決済に対応していないことで発生する機会損失を防ぎ、外国人観光客を取り込める可能性があります。

売上アップが期待できる

キャッシュレス決済であれば手持ちの現金がなくても支払いができるため、客単価が上がりやすい傾向があります。特にクレジットカードは分割払いやボーナス払いなど支払い方法を選べるため、現金払いでは躊躇してしまうような高額な商品やサービスであっても購入につながりやすくなるでしょう。

また、キャッシュレス決済でポイント還元やキャッシュバックなどのキャンペーンが行われることで購買意欲が向上する可能性もあります。

現金管理の負担が軽減できる

キャッシュレス決済の導入により、取り扱う現金が減れば、おつりの渡し間違えや現金を紛失するリスクが少なくなり、締め作業の負担を減らすことができます。また、両替や預け入れなどの頻度も減り、金融機関に行く手間も省けるでしょう。

売上管理を効率化できる

キャッシュレス決済はしっかり履歴が残り、売上に関する情報がデータ化されて保存されます。そのため、売上の集計など売上管理を効率化できます。
POSレジと連携できるキャッシュレス決済端末であれば、異なる支払い方法の情報も一元管理でき、より効率的に売上管理ができます。

キャッシュレス決済導入時の注意点

キャッシュレス決済導入時の主な注意点は、コストがかかる点と売上が入金されるまで時間がかかる点です。それぞれ詳しく解説していきます。

コストがかかる

キャッシュレス決済の導入にかかる主なコストは初期費用、月額費用、決済手数料の3つです。

横にスライドしてください

主なコスト 概要
初期費用 導入時にかかる費用
月額費用 毎月固定でかかる利用料
決済手数料 決済ごとにかかる手数料

必要なコストは利用する決済サービスやプランなどによって異なります。なお、決済手数料は業種や事業規模、売上規模などによっても異なる場合がありますが、決済金額の2~3%前後が一般的です。

売上が入金されるまで時間がかかる

キャッシュレス決済の場合、現金のように売上金をすぐに得られる訳ではありません。決済をしてから売上金が口座に入金されるまで一定の時間がかかります。決済から入金までの日数や入金の頻度は、導入するキャッシュレス決済によって異なります。資金繰りに影響する可能性もあるため注意しましょう。

キャッシュレス決済端末を導入する方法

キャッシュレス決済端末を導入するには、決済事業者と直接契約する方法と、決済代行会社を利用する方法の2つの方法があります。それぞれ詳しく解説していきます。

決済事業者と直接契約する

キャッシュレス決済を導入するには、決済事業者と契約する必要があります。直接契約すれば、仲介業者を挟まないため、コストを抑えることができます。
ただし、複数の決済手段を導入したい場合、それぞれの決済事業者と契約を結ばなければなりません。決済事業者ごとに締め日や入金日が異なる可能性もあり、導入や売上管理に手間や負担がかかります。

決済代行会社を利用する

決済代行会社とは、キャッシュレス決済を導入したい事業者と決済事業者の間に入り、契約などの手続きや決済システムの運用を代行してくれる会社です。複数の決済手段を一括で導入できるため、個々の決済事業者と契約をする手間がかかりません。
また、売上入金も一元化できるため、売上管理の負担も軽減されるでしょう。

キャッシュレス決済端末を導入する流れと必要書類

ここでは、決済代行会社でキャッシュレス決済を導入する際の流れや必要書類をご紹介します。
キャッシュレス決済を導入する際の一般的な流れは下記のとおりです。

  • 1.申し込み
  • 2.必要書類の提出
  • 3.審査
  • 4.利用開始

申し込みから利用開始までにかかる時間は、決済代行会社によって異なります。導入を急いでいる場合は、事前にチェックしておきましょう。

必要書類も決済代行会社によって異なりますが、個人事業主の場合は本人確認書類や開業届、法人の場合は登記簿謄本などが必要です。店舗確認のために店舗ホームページのURLや写真の提出が必要な場合や、業種によっては許可証や免許証などの情報提供が必要な場合もあります。事前にどのような書類が必要か確認し、用意しておくことでスムーズに手続きができるでしょう。

キャッシュレス決済端末を選ぶポイント

キャッシュレス決済端末を選ぶポイント

キャッシュレス決済端末を選ぶ際にチェックしておきたいポイントは下記のとおりです。

  • ・キャッシュレス決済端末の種類
  • ・対応している決済手段
  • ・初期費用や月額費用
  • ・決済手数料
  • ・入金サイクル
  • ・セキュリティ対策
  • ・付帯機能

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

キャッシュレス決済端末の種類

キャッシュレス決済端末の主な種類は、据置型、モバイル型、スマホ/タブレット型の3種類です。それぞれに異なる特徴があるため、導入する店舗や決済シーンに合ったタイプのキャッシュレス決済端末を選びましょう。

対応している決済手段

キャッシュレス決済の決済手段には多くの種類があります。クレジットカードだけでも複数のカードブランドがあり、電子マネーやコード決済にもそれぞれさまざまな種類があります。
どの決済手段に対応しているかはキャッシュレス決済端末によって異なるため、導入したい決済手段に対応しているか確認してから選びましょう。

初期費用や月額費用

キャッシュレス決済端末を利用するには、導入時に必要な初期費用やサービス利用料などの月額費用がかかります。
必要な費用は、決済サービスやキャッシュレス決済端末などによって異なります。トータルでどのくらいかかるのか事前に計算し、無理なく導入できるものを選ぶことが大切です。

決済手数料

決済手数料は決済金額の2~3%前後が一般的ですが、決済事業者や決済代行会社などによって異なります。また、決済手数料は決済手段や事業規模によっても異なる場合があります。例えば、stera packの決済手数料は決済金額の1.98%~3.24%です。
自店舗で多く使われそうな決済手段の決済手数料率が低いものを選ぶなど、よく比較検討するとよいでしょう。

入金サイクル

キャッシュレス決済は現金払いと異なり、決済から入金までにタイムラグがあります。キャッシュレス決済をしてから売上金が口座に入金されるまでにかかる日数や、入金頻度のことを入金サイクルと言います。
入金サイクルは資金繰りに影響する可能性があるため、どのような入金サイクルになっているのかしっかり確認しておくことが大切です。

セキュリティ対策

事業を行うにあたって、顧客情報の漏洩は絶対に避けなければなりません。キャッシュレス決済端末にしっかりセキュリティ対策がされているかも重要なポイントです。
「プライバシーマーク」や「ISMS認証」の有無など、どのようなセキュリティ対策が行われているか確認しておきましょう。

付帯機能

キャッシュレス決済端末によっては、さまざまな機能を付帯しています。レシートプリンタやPOSレジ連携などの決済に関係する付帯機能だけでなく、顧客管理や販促機能など店舗運営に役立つ付帯機能を備えたキャッシュレス決済端末もあります。

例えば、stera packには、販促・集客アプリ「おみせポケット」が標準搭載されており、会員証の電子化やスタンプカード・クーポンの発行、顧客管理もできます。ほかにもstera packなら、POSレジを始め、集客やコスト、業務改善などの課題解決に役立つさまざまなアプリを追加することができる「stera market」も利用できます。

キャッシュレス決済端末は自店舗のニーズに合わせて選ぼう

キャッシュレス決済端末にはさまざまな種類があり、付帯機能や対応している決済手段もそれぞれ異なります。コストや入金サイクルにも注目し、無理なく導入できるものを選ぶことが大切です。
キャッシュレス決済を導入することで会計時間の短縮ができ、集客や売上の増加も期待できるでしょう。決済代行会社を利用すれば複数の決済手段を一括で導入でき、管理の負担も抑えられます。

どのキャッシュレス決済端末にするか迷っているという方は、ぜひ高性能で使いやすいstera packをお試しください。

stera packの詳しい説明や資料のダウンロードは、以下よりご確認いただけます。

キャッシュレス決済サービス「stera pack(ステラパック)」|あなたのお店にゆとりを。

  • 別ウィンドウでSMBC GMO PAYMENTのサイトに遷移します。
  • QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
  • 「Suica」は東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
  • 「PASMO」は株式会社パスモの登録商標です。
  • 「iD」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • QUICPayは株式会社ジェーシービーの登録商標です。
  • 「楽天ペイ(アプリ決済)」は、楽天株式会社の登録商標です。
  • 「d払い」は株式会社NTTドコモの商標です。
  • PayPayは、PayPay株式会社の登録商標または商標です。
  • stera packはSMBC GMO PAYMENT(株)が提供しています。

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