年次活動報告
「地球にやさしいカード」を通じた2024年度の環境保護活動を掲載しております。
「地球にやさしいカード」を通じた2024年度の環境保護活動を掲載しております。
活動内容
- 活動報告
- ごあいさつ(緑の地球防衛基金)
特定非営利活動法人 尾瀬自然保護ネットワーク
特定非営利活動法人 尾瀬自然保護ネットワーク

前年度の活動は、尾瀬入山口でのアドバイスや「東京ビックサイト」でのエコプロ、群馬県立自然史博物館の出展など、延べ110名超の会員参加により支えていただきました。今期は尾瀬を守る後継者の育成を目指す「尾瀬インタープリター養成講座(通称/尾瀬アカデミー)はじめ、野鳥、絶滅危惧種、環境DNA、外来植生など調査や企画を立て、幅広い尾瀬の保護活動を計画しています。
特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体
特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体

2024年8月22日(木)に不法侵入者による火の不始末から10月雨期になるまで支援対象地域は大火災によって甚大な被害に及んだ。
「消防団事業」を実施しているエリア63万5,000haの27%(16万8,579ha)が焼失した。
未だ貨幣制度が導入されていないこの地域はすべて森の恵みで営んでいるため、復興するにはかなりの時間を要する。
カヤポ族ノメベンコクレ村は20軒すべて燃え、インディオ消防士100名のうち1名が犠牲になり、大多数が負傷した。
女性消防士が新たに加わった消防団
世界的な異常気象はこのアマゾンにも影響していることを憂慮し、同時にこの事業の重要性も痛感した。
特定非営利活動法人 夏花
特定非営利活動法人 夏花

今年度の実績として、サンゴや海の現状を知る事で環境保護活動が未来に繋がることを期待して、大学生、企業の方々と一緒に畑から流れ出る赤土を食い止めるグリーンベルト植栽活動(月桃や糸芭蕉などを畑周囲に植栽する活動)や活着調査、ビーチクリーン活動を行いました。また、年間を通して白保サンゴ礁の海水温の変化のデータを取り行いました。
特定非営利活動法人 立山自然保護ネットワーク
特定非営利活動法人 立山自然保護ネットワーク

立山地域で取り組んできた外来植物除去活動は2024年で20年目となり、同年には低山帯~高山帯で約5万本の外来植物を除去しました。除去作業の一部は地元の大学の野外実習の一環として実施しています。アースデイとやま2024や第36回富山県民ボランティア・NPO大会で活動の様子を県民に紹介しました。また、春、夏、秋には富山県内で自然観察会を開催しました。

別ウィンドウで特定非営利活動法人 立山自然保護ネットワークのウェブサイトへリンクします。
特定非営利活動法人 桶ヶ谷沼を考える会
特定非営利活動法人 桶ヶ谷沼を考える会

「2024年度の活動」
「ベッコウトンボ個体数調査」の絶滅の危機から、「守りから創造へ」と挑戦を始めて4年となり「保全・増殖マニュアル」に添って特別増殖場の設置と管理業務をしました。
また沼本体での「開放水面の創造」とのセットで保全と増殖を図っています。
「おけがや自然塾」も8年目になり、経験者による指導者補佐役の高校生を加えて、子どもと桶ヶ谷沼の自然を楽しみ、また自然を伝える活動を充実させています。
特定非営利活動法人 サンクチュアリエヌピーオー
特定非営利活動法人 サンクチュアリエヌピーオー

遠州灘海岸で絶滅危惧種のアカウミガメは、浜松市指定文化財で静岡県希少野生動植物保護指定種である。
しかし、県と市は、繁殖地に隣接する浜松市西区篠原地区にドーム球場の建設計画を進めている。
施設からでる夜間照明は、アカウミガメの繁殖に大きな影響を与える。
ウミガメの保護調査を38年間実施してきた。繁殖地を守るためには、
繁殖調査を継続実施して、実態を明らかにするとともに、市民に実態を伝えるため、観察会や署名活動を実施して県および市に対して要望活動を継続している。
上総自然学校
上総自然学校

例年どおり田んぼのイベントを行いました。コロナ渦も過ぎてオタマジャクシが居る田んぼで、田植えをしたり、田の草取りでクサガメを見つけて、ゲンジボタルとヘイケボタルの違いを見て、稲刈り中にたくさんのカマキリを捕まえてました。泥んこになった体は、薪でお湯を沸かして、服事洗います。植林したクルミが大きく育ち、ニホンリスを見かける機会が増えてきました。フクロウの巣箱で、今年もフクロウが繁殖したようです。
認定特定非営利活動法人 トラ・ゾウ保護基金
認定特定非営利活動法人 トラ・ゾウ保護基金

トラ・ゾウ保護基金の理事長と事務局長が、伊藤信太郎環境大臣(当時)と環境省大臣室で面談、世界の23のNGOを代表し、国内象牙市場閉鎖を求める要望書を提出しました。
国内象牙市場閉鎖の実現を求める請願書を国会に提出する活動のKick Off イベントとして、シンポジウム「アフリカのゾウを象牙密猟から守るために、象牙消費国:日本にいる私たちができること」を開催しました。

別ウィンドウで認定特定非営利活動法人 トラ・ゾウ保護基金のウェブサイトへリンクします。
真庭遺産研究会
真庭遺産研究会

繁殖地となっている山乗川・植杉川(旭川水系)について、生息調査を進めていますが、近年、確認できる個体数が増えており、川岸に育つ落葉樹の育成を進め、清流環境の保全をはかるとともに、良好な生息を有する倉見川(吉井川水系)については、下流のダムにより、チュウゴクオオサンショウオが進入し、交雑が進んでいる可能性が低いことから、重要な生息域として必要な活動を進めます。

認定NPO法人 ヒマラヤ保全協会
認定NPO法人 ヒマラヤ保全協会

ヒマラヤ保全協会は、ヒマラヤ山脈~天山山脈の山岳地に暮らす遠隔農村部で環境保全活動を行っています。2025年度は、ネパール北西部ダウラギリ地方の村々での植林・果樹栽培のアグロフォレストリーなどの農業支援に加え、ウズベキスタンやタジキスタンでのサクラ苗の植栽による景観創生植栽活動を実施しています。

特定非営利活動法人 NPOクワガタ探検隊
特定非営利活動法人 NPOクワガタ探検隊

NPOクワガタ探検隊は、大都市(北西大阪)の里山を舞台に、自然との"ふれあい原体験"を通して、『未来の森の守り人』を育成してきました。
2024年度も、
(1)新・創作絵本『なんでやねん!昆虫の王様』の"読み聞かせ活動"
(2)箕面国定公園での"コナラ苗の植樹活動"
(3)地域産カブト虫を増殖飼育して、元の里山に帰す"里親塾活動"などを「行政&市民&企業&財団」が『協働』して、多くの成果を残せました。

一般社団法人熱帯林行動ネットワーク(JATAN)
一般社団法人熱帯林行動ネットワーク(JATAN)

2024年度も、これまでに引き続きインドネシアの現地カウンターパートであるオランウータン保護センター(COP)主導のもと、カリマンタン東部スンガイ・レサン保護林の北部境界周辺にて、劣化した保護林の植生回復および野生のオランウータンと周辺コミュニティとの衝突を防ぐことを目的とした植林活動を実施しました。
近隣の住民たちの協力を得て、果樹を中心に約1,080本を植林しました。
ごあいさつ
公益財団法人「緑の地球防衛基金」
理事長 大石 正光
「地球にやさしいカード」は、ダイエーの社長であった中内 功氏によって誕生したと聞いております。このカードの誕生によって、会員が拡大されたとともに緑の地球を守り地球上に生存している多くの動植物との「共生社会」を創ることにつながってきました。
今のクレジットカードの多くは、会員獲得のためにポイントを付与して「儲かる」の意識をくすぐって販路拡大に利用していますが、すでにいきづまっています。しかし、地球にやさしいカードは、販路拡大には効果はあまりよくないようですが、地球環境を守り、多くの生き物との共存に貢献しているのです。この「小さな寄付」は、「心の豊かさ」と地球を守っているという「満足感」を与えてくれるのです。そして、自分達の身の回りに生息している小動物や植物を守っている小さなNPO団体にわずかでも支援できているとの「充実感」をも与えてくれる存在ではないでしょうか。
私どもが取り組んでいる「地球にやさしいカード」、私どもの「カード」を通しての取り組みは、36年の長きにわたって続けてきましたが、時代の変化に振り回されずに」、地道な地域活動を支援していきたいと考えております。
事務局である公益財団法人「緑の地球防衛基金」は、これからもこの活動を支えてまいりますので、温かいご支援を賜りますようお願いいたします。

公益財団法人 緑の地球防衛基金
理事長 大石 正光(おおいし まさみつ)
1945年生まれ、宮城県出身
立教大学文学部史学科卒業、米国ウィットワース大学政治学科卒業、衆議院議員当選5回、参議院議員当選1回、農林水産大臣秘書官、北海道開発政務次官、衆参環境委員長、参議院財政金融委員長、同国家基本政策委員長、同予算委員長等を歴任。
現在、公益財団法人 緑の地球防衛基金理事長。