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1人暮らしの食費はどれくらい?平均額と節約する方法
1人暮らしをするうえで、比較的、節約を始めやすいのが食費です。しかし、節約しやすい一方で、同じ1人暮らしでも使い方によって大きく差が出てしまうこともあります。
今回は食費について、平均の支出額や、節約するためのポイントをまとめました。「毎月の生活費には余裕があるはずなのに、なぜか月末になると残金が心許ない」という人は、普段の食費にお金を使いすぎていないか、チェックしてみましょう。
- 記事の目次
-
1人暮らしの食費の平均は?
毎月の生活費の予算や、どこにお金をかけるかは人によって違います。とはいえ、まずは日本で1人暮らしをする場合、食費にどのくらいかかるのが普通なのか、平均を見ていきましょう。
そもそも食費とは?
食費について考える前に、食費とは何なのか、定義を確認しておきましょう。人によって、外食費を食費としたり交際費としたり、飲料や酒類などを別に考えたりなど、食費といっても認識は異なるようです。
総務省統計局の家計調査で「食費」に分類されるのは、肉や野菜といった食材のほか、弁当、酒類や飲料、外食費などです。何気なく買っているペットボトル飲料や、コンビニのお弁当なども、食費のうちということになります。
1人暮らしの食費と外食費
2020年8月に総務省統計局が発表した「家計調査(家計収支編)」によると、仕事をしている1人暮らしの人の食費は平均4万4,348円です。このうち、外食費は平均1万7,012円、弁当や冷凍食品が含まれる「調理食品」は平均7,731円で、ともに大きな割合を占めています。
■仕事をしている1人暮らしの平均の食費
横にスライドしてください
食費平均 4万4,348円 |
外食費平均 1万7,012円 |
---|---|
調理食品平均 7,731円 |
|
その他(食材や飲料など) 1万9,605円 |
- 総務省統計局「家計調査/収支編」単身世帯 年報 第1-2表 1世帯当たり1ヵ月間の収入と支出(単身世帯のうち勤労者世帯)より(2020年8月7日(金)発表)
食費から外食費と調理食品を除くと、1万9,605円、さらに飲料(3,805円)、菓子類(2,884円)を除けば1万2,916円となり、外食費を下回ります。つまり、平均的な1人暮らしの人は、自炊よりも外食にお金をかけているようです。
まずは自分の食費を調べてみよう
1人暮らしの食費の平均が分かったところで、自分の食費について調べてみましょう。
支出を把握するためには家計簿をつけるのが近道ですが、慣れていないと面倒に感じるかもしれません。その場合は、クレジットカードを利用することをおすすめします。
1ヵ月間、外食やコンビニを含め、食料をすべてクレジットカードで購入すると、明細を見れば何にどれだけ使ったのか一目で分かるでしょう。
家計の把握と節約に役立つクレジットカード
食費の支払いをクレジットカードにまとめれば、明細を見るだけで家計が把握でき、さらにポイントを貯めることもできます。
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さらに、三井住友カードを利用している人なら、「Vpassアプリ」を利用すれば、クレジットカードの利用金額やポイント残高だけでなく、銀行口座残高やプリペイドカード残高もまとめて確認できます。毎月の収支をチェックできる家計管理機能が搭載されているため、面倒な家計簿をつける必要がありません。
- 家計管理機能は、Moneytreeのアカウントと連携することでご利用いただけます。
理想の食費とは?
自分の食費が分かったら、次に、理想の食費(目指すべき食費)がどのくらいなのかについて考えてみましょう。
もちろん、支出のバランスについての考え方は、ライフスタイルによっても変わります。食べ歩きが趣味でたくさんお金をかけたい人もいれば、食事は節約して旅行に行きたい人もいるでしょう。
大切なのは、自分にとっての適切なバランスを保った支出ができるかどうかです。
かかっている食費の割合を計算する
まずは、自分の収入に対して、使っている食費がいくらなのか割合を計算してみましょう。できれば、それ以外の支出についてもそれぞれ計算して、支出バランスをチェックしてください。
一般的に、食費は手取り給与の15%程度が目安といわれています。手取り給与が月20万円であれば、3万円までが目安ということになります。15%より多ければ、食費を減らすことを考えてみてください。削れない理由がある場合は、住居費や通信費など、ほかの項目の割合を抑えるなどの工夫が必要です。
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出費を抑えるためには?1人暮らしの支出を減らして節約する方法
自炊と外食費を別々に予算立てする
食費の割合を手取り給与の15%として、次にこれを自炊と外食に振り分けてみましょう。平均値を目安にすると、食費の40%程度が外食費となるでしょう。
外食費は、多い月と少ない月にばらつきが出る可能性が高い支出です。そのため、食費に外食費を含めると、月ごとの節約の効果が見えにくくなります。自分が外食するシーンを考えて、娯楽費や交際費に振り分けるか、「外食費」といった別の費目を作る形で管理するのがおすすめです。
1人暮らしの食費は自炊と外食どちらが節約になる?
1人暮らしで食費を節約しようとすれば、真っ先に自炊が思い浮かぶでしょう。とはいえ、自炊なら絶対に節約できるかというと、そうとは限らない場合もあります。「1人分の食事を作るくらいなら、外食のほうが経済的だ」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
続いては、節約面から自炊と外食、それぞれの特徴について考えてみましょう。
節約から考える「自炊」
自炊は外食よりも費用を抑えて、栄養バランスの良い食事をとれる、おすすめの節約方法です。安い食材を購入したり、作り置きして弁当に入れたり、工夫次第で食費の節約ができます。
しかし、ある日突然自炊しようとしても、うまくいかずに食材が無駄になってしまう場合もあります。肉や野菜などを使い切れないケースのほか、「滅多に使わない調味料を買いそろえて賞味期限切れになる」「セットでそろえた調理器具を一部しか使っていない」といった経験がある人もいるのではないでしょうか。
自炊は、続けられれば確実に節約につながりますが、忙しくて買物や料理の時間が取れない、料理が苦手で献立が分からないといった場合は、自炊が節約にならないケースも考えられます。「自炊すれば絶対に食費が節約できる」というわけではなく、工夫が必要です。
節約から考える「外食」
外食は、時間の節約につながるメリットがあります。仕事が忙しい人の場合、夜遅く帰宅してから食事の用意をしなければならないと思うと、憂うつになることもあるでしょう。また、自炊の場合は食材の購入や調理、後片付けが必要ですが、外食ならその分の手間や時間を省けると考えることもできます。安価なチェーン店などを利用すれば、1食500円以下に抑えることもできます。
ただし、同じメニューを食べるなら、基本的には外食より自炊のほうが安くできます。安価なチェーン店ばかり利用していると、栄養バランスが偏ってしまう可能性もあります。
外食は手間や時間の節約にはつながりますが、健康的に食費を抑えるためには、外食の回数を減らしたり、メニュー選びを工夫したりすることが必要でしょう。
自炊と外食に共通する節約のポイント
自炊でも外食でも、お店でお金を支払う際には、できるだけクレジットカードを使ってポイントを貯めることが節約につながります。
三井住友カードでは、通常、毎月のカードご利用金額の合計200円(税込)ごとに1ポイントのVポイントがつきます。例えば、1人暮らしの平均とほぼ同じ、4万4,000円を毎月食費に使っている人の場合、三井住友カードであれば、1ヵ月で220ポイント、1年で2,640ポイントを貯めることができます。貯めたポイントは景品との交換や他社のポイントプログラムに移行ができます。
- Vポイントの対象とならないカードがあります。
Vポイントの交換については、Vポイントサイトをご確認ください。
三井住友カード会員の皆さま向けインターネットサービス「Vpass」の会員限定サービス「Vクーポン」をご利用いただければ、よりお得にお買い物をすることができます。
- Vクーポンご利用分として付与される特典は、表示還元率・表示キャッシュバック率に応じて付与いたします。
- 一部の提携カード、法人カードはご利用いただけません。
1人暮らしの食費を抑えるための自炊のポイント
1人暮らしの人が、食費を節約する目的で自炊をする際に意識しておきたい、節約のポイントについてまとめました。小さな心掛けが無駄をなくし、節約につながっていきます。ぜひ実践してみてください。
予算を1週間単位で考える
食費の予算は、1ヵ月で考えると金額が大きく、うまくイメージできないこともあります。また、毎日買物に行くと、つい目に入った特売品など、目的以外の物まで買ってしまう機会も増えるでしょう。自炊にかかる予算は1週間単位で考え、休日などに食材をまとめ買いするのがおすすめです。
買物は「食べきれるか」を意識する
まとめ買いをするとき、買いすぎると結局食べきれないことがあります。安く買えても食べなければ無駄です。自分が1週間で食べきれる食材がどのくらいなのか意識して買物をしましょう。
また、ウェブサイトなどでレシピを検索する場合は、冷蔵庫にある食材で検索するのがポイントです。レシピに合わせて食材や調味料をそろえると、余って無駄になりがちですから、今ある食材をメインに、足りない物だけ買うようにしてください。
効率良く作り置きする
普段の食事は、少し多めに作って作り置きをしておくと便利です。例えば、出汁巻き卵は、卵1個で作るよりも、2~3個使って作ったほうが、厚みが出てきれいに作れます。これをカットして冷凍しておけば、別の日の食事やお弁当に活用できるでしょう。特に、冷凍できる料理や日持ちする料理は、多めに作っておくのがおすすめです。
残り物と自家製冷食でお弁当づくり
会社にお弁当を持って行けば、平日のランチ代を削減できるでしょう。きんぴらやひじき、茹でたブロッコリー、ハンバーグ、唐揚げなど、お弁当のおかずになる料理の多くは冷凍できます。多めに作って冷凍しておいた食品や、前日の夕食の残り物を詰めれば、それだけで彩り豊かなお弁当が作れるでしょう。
毎日でなくても、少しずつお弁当の日を増やしてみてはいかがでしょうか。
外食が多い人が1人暮らしの食費を抑えるポイント
外食が多い人が食費を抑えようと思ったときにやってしまいがちなのが、「無理に自炊を始めて挫折する」というパターンです。元々外食が多い人は、無理せずできることから始めましょう。
1回あたりの外食の予算を決める
外食の予算は、「1ヵ月あたりの予算」と「1回あたりの予算」の2つを決めるようにしてください。
1ヵ月の予算しか決めないと、結局月末になって足りなくなってしまうこともあります。1回いくらまでと決めておくことで、自然とトータル金額を減らすことができるでしょう。
ポイント・クーポンを活用する
外食時は、支払いにクレジットカードを利用してポイントを貯めたり、よく行くお店のスタンプカードやクーポンがないか探したりして、できるだけ節約を心掛けましょう。
対象の三井住友カード(※1)なら、対象の店舗の中から最大3つまでご登録していただくと、その店舗をご利用の際に、通常ポイントに加えて、ご利用金額200円(税込)につき+0.5%(※2)のポイントが還元されます。
- 1 プラチナプリファード、法人カード(三井住友ビジネスカード for Owners、三井住友カード ビジネスオーナーズを除く)、提携カードなどは対象となりません。
- 2 商業施設内の店舗など、一部、ポイント加算対象とならない店舗および+0.5%還元にならない場合があります。
中食の利用を増やす
「中食」とは、お惣菜やお弁当などを買ってきて家で食べる食事のことです。外食よりも費用を抑えられる場合が多いため、「自炊は難しいけれど食費は抑えたい」というときは積極的に活用しましょう。
外食はディナーよりランチ
外食が趣味で費用を抑えるのが難しいという人は、ディナーではなくランチを選ぶことを意識してください。多くの飲食店では、ディナーよりもランチのほうが割安です。友人との付き合いなども、飲み会よりランチ会のほうが、費用は抑えられるでしょう。
主食だけ用意してみる
ご飯を炊く、パスタを茹でるなど、主食だけであれば自炊が苦手な人でも用意しやすいでしょう。スーパーなどで買ってきた総菜やサラダを合わせることで、外食よりも安く食事を用意できます。
冷凍食品やレトルト食品などの中にも、高品質で栄養価を意識した商品が出てきていますから、活用してみてください。
1人暮らしの食費節約は毎日の積み重ねが大切
1日3食の場合、1ヵ月で90食です。1食の食費を100円減らせれば、1ヵ月で9,000円もの節約になりますから、少しずつ節約を意識した食事にシフトしてみましょう。
普段の食事を少し多めに作ったり、お得なポイントサービスを利用したりするだけでも、積み重なれば大きな節約になります。ぜひ、次の食事から心掛けてみてください。
- 2023年2月時点の情報なので、最新の情報ではない可能性があります。