旅行中の豆知識
2020.08.26
中国は、海外旅行はもちろん、日本と経済的なつながりも深いことから、仕事で訪れる日本人も多い国のひとつです。特に観光の場合は、上海や北京、大連など、見所も多いため、滞在資金はできるだけ充実させておきたいと考える旅行者も多いでしょう。とはいえ、日本と中国のお金事情は少し異なります。
ここでは、中国へ行く前に知っておきたい中国のお金事情と両替のタイミングについて解説します。
中国国内で流通している現地通貨「人民幣」(中国語表記)は、「人民元」の通称で知られています。単位やレート、紙幣の種類など、現地通貨の基本情報から見ていきましょう。
人民元には「元(ユェン)」「角(ジアオ)」「分(ファン)」という3つの単位があり、10角、100分で1元となります。人民元の略号は「RMB」、通貨コードは「CNY」です。口語では、元を「快(クアイ)」、角を「毛(マオ)」と呼ぶこともあります。
人民元は、ドルや円と並ぶ世界の主要通貨のひとつで、2020年7月1日(水)現在の為替レートは、1元が日本円で約15円前後です。為替は中国政府が管理しているため、大きく変動することはほぼありません。
おもに流通する紙幣は、1元、5元、10元、20元、50元、100元など。1元以上の紙幣には、中国建国の父といわれる毛沢東(もうたくとう)が描かれていますが、表面のデザインはすべて同じで、サイズも統一されています。裏面はそれぞれ異なる中国の名所がデザインされているほか、青緑、紫、青、茶、緑、赤と色分けされているため、裏面のデザインや色でも区別することができます。
なお、おもな硬貨には1元、5角、1角などがあり、こちらはサイズがそれぞれ異なります。1元は紙幣と硬貨の両方がありますので、使用するときには注意が必要です。
単位も紙幣も種類の多い中国ですが、人民元は偽造されやすく、偽札が多く出回っていることもあるため、現金を使用する場合は会計時に1枚ずつチェックされます。紙幣の枚数が多くなるほど手間もかかるので、高額商品は現金購入を断られる場合もあります。このような背景から、現地の生活では現金払いよりも、専用の決済アプリによるモバイル決済が主流となっています。
現地での会計をスムーズにできるモバイル決済は、専用アプリをダウンロードすれば、日本からの旅行者も使用できます。しかし、登録には中国の銀行口座が必要になりますので、短期の旅行や出張には適しません。そのため、短期滞在ではクレジットカードと現金の併用が一般的です。
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ただし、中国国内ではクレジットカードの普及が諸外国ほど進んでいないため、地方ではクレジットカードに対応していない店も少なくありません。都市部であっても、VisaやMastercardなどの国際ブランドでさえ使用できない店もありますので、入店前などに確認するようにしましょう。
中国では、人民元や外貨について、持ち込み、持ち出しにルールがあります。違反すると罰則を受ける場合もあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
現金よりもモバイル決済が主流の中国ですが、旅行者の場合は現金を使用する機会も多いため、準備しておいたほうが安心です。日本円を人民元に両替するタイミングは、出国前と現地に着いてからのどちらもありますが、それぞれ気をつけたいポイントがあります。
日本国内での人民元への両替は、銀行や両替所、旅行代理店などで行うことができます。出向く時間が取れない場合は、自宅へ届けてくれる外貨宅配サービスを利用するのもいいでしょう。
為替レートは日によって変動するものの、両替する場所で変わることはありません。両替手数料は、含めたレートで表示されているところや別途設けているところ、手数料無料のところなどがありますので、よく確認して両替場所を選びましょう。
中国に着いてから両替をするときは、街中や空港内の銀行、両替所、金券ショップが一般的です。混雑時や時間がないとき、中国語や英語でのやりとりに自信がないときなどは、海外キャッシングに対応したクレジットカードを使い、ATMで現地通貨を引き出すのもおすすめです。また、観光地やホテルなどに設置されている、自動両替機の利用も便利です。
どの場所で両替しても、日本国内での両替と同様、両替手数料が必要です。金券ショップや両替所は手数料が低く設定されていることが多く、一見おトクに思えますが、偽札が紛れている確率も高いので注意が必要です。また、両替をごまかされるケースもあるため、その場で紙幣の枚数を確認することを忘れないようにしましょう。
日本とは異なる中国のお金事情について紹介しました。滞在中のマネートラブルを防ぐためにも、お金とクレジットカードは次のような使い方を意識しましょう。
人民元で最も高額な紙幣100元は、紙幣の中でも多く偽札が出回っています。タクシーなどの支払いで100元を渡した際に、運転手に「これは偽札だから使えない」と戻されたと思ったら、実は偽札にすり替えて返されていたといった被害も相次いでいます。そのようなトラブルに巻き込まれないように、できるだけ小さい単位の紙幣を使うようにしましょう。
クレジットカードの普及が遅れている中国ですが、Visaなどの国際ブランドは、使用できる店舗が年々増えています。クレジットカードをメインに使えば、偽札のトラブルや、高額商品の現金購入を断られるといった事態を回避できます。
また、現地で現金が不足したときに最寄りのATMですぐに必要なだけ現地通貨を引き出せます。その際、手数料は利用日の実勢レートから換算されるため、銀行や両替所よりもおトクに両替できることもあります。また、ホテルやレンタカーを利用する際にはデポジット代わりに使えるため、中国での滞在をより快適にしてくれるでしょう。
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クレジットカードには、海外旅行傷害保険をはじめとするさまざまな特典があります。例えば、三井住友カードで利用できる「VJデスク」では、観光地情報やレストランなどの紹介からクレジットカードを紛失した際のサポートまで、すべて日本語で対応してもらえます。カード付帯の便利なサービスは、どんどん活用しましょう。
中国は、お金の単位や紙幣の種類が多いうえ、偽札の心配もあることから、両替やお釣りの受け取りなどは注意深く行うことが大切です。
お金に関することで神経をすり減らすことにならないように、クレジットカードを上手に利用して、ストレスフリーな中国滞在を楽しみましょう。
2020年8月時点の情報なので、最新の情報ではない可能性があります。
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