旅行の出発準備
2025.02.13
日本国籍者はアメリカの「ビザ免除プログラム(VWP)」の対象です。そのため、ビザ免除プログラムを利用して短期商用・観光などの目的でアメリカに渡航する場合、条件を満たしていればビザを取得する必要がありません。その代わりに、事前に「ESTA(エスタ)」と呼ばれるアメリカの電子渡航認証システムでの申請手続きを完了しておく必要があります。
ここでは、ESTAの申請時期や料金などの概要、申請に必要なものや手続きの流れ、注意点を詳しく解説します。
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ESTAは、2009年1月からアメリカ合衆国国土安全保障省(DHS)によって義務化された、電子渡航認証システムです。ESTAの認証を受けるにあたっては、アメリカ行きの航空機や船の搭乗手続きをする前に、オンライン上で渡航認証を完了させなければなりません。
申請手続きは公式ウェブサイトから行いますが、最近では「ESTA Mobile」と呼ばれる公式アプリからでも手続きが可能です。
それでは、ESTAの申請対象や申請時期、申請料金をしっかり確認しておきましょう。
ビザなしでアメリカに観光や商用で90日以内の渡航をする場合、日本を含んだすべてのビザ免除プログラム(VWP)対象国の渡航者に対して、ESTAの認証を受けることが義務付けられています。ESTAは年齢などを問わず、すべてのビザ免除プログラム渡航者に必要です。また、「他国への経由地として、アメリカでトランジット(乗り継ぎ)をする」といった場合も、ESTAの申請が必要となります。
なお、90日を超える就労や留学など、短期観光・商用以外の目的で渡米する場合は、ビザが必要となります。この場合、ビザ免除プログラムであるESTAを利用することはできません。
ESTAを申請する場合、航空券の予約時か、遅くとも「渡米日の72時間以上前」に申請を済ませておくことが推奨されています。
出発当日にESTAを申請すると、搭乗前にESTAの認証を取得できない可能性があります。ESTAの認証を取得していない場合、航空機への搭乗やアメリカへの入国が拒否されてしまうので注意しましょう。ESTAは余裕を持って申請することが重要です。
2022年5月26日(木)より、ESTA申請時には1人あたり21米ドルの申請料金を支払うことが義務付けられています。この費用は、ESTA申請サイトを通して、クレジットカードなどで決済することができます。
一度ESTAの認証を受けると、アメリカへの複数回の渡航が可能となります。有効期限は2年間です。ただし、この2年以内にパスポートの有効期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもってESTAも無効となるため注意しましょう。
また、次のような場合も、ESTAの再申請が必要となります。
まず、ESTAの申請には、主に下記のものが必要となります。
ESTAの申請手続きでは、渡航者の連絡先に加えて、アメリカでの滞在先の情報、緊急連絡先、直近の勤務先の情報などの入力も求められます。スムーズに申請手続きを進めるためには、あらかじめこれらの情報を確認しておくとよいでしょう。
申請に必要なものを確認したところで、続いてはESTA申請から完了までの流れを見ていきましょう。ESTAの申請手続きは、ESTA申請公式サイトよりオンライン上で行います。申請手続きは、友人や家族などグループ単位で行うこともできますが、ここでは個人で申請手続きを行う際の流れについて解説していきます。
ESTAの公式申請サイトを開きます。言語は日本語に変換可能です。
別ウィンドウで米国国土安全保障省(税関・国境取締局)のウェブサイトへ遷移します。
「新規に申請を作成する」をクリック(タップ)し、「個人による申請」を選択します。セキュリティや免責事項についての通告が表示されますので、確認して問題がなければ同意して申請を進めます。
氏名、生年月日、出生国、パスポート番号など、申請者情報や個人情報を入力します。なお、サイト上の表示言語を日本語に変換している場合であっても、すべて英語で入力します。
就労経験がある場合は、勤務先の名前と住所も入力しましょう。
必須項目から、渡航情報を入力していきます。まず、冒頭の「米国への渡航目的は、他国へ乗り継ぐためですか?」の質問に回答します。アメリカ行きが乗り継ぎのためであれば「はい」、最終目的地がアメリカであれば「いいえ」をお選びください。
また、アメリカに知人がいない場合、「米国内の連絡先情報」には滞在先のホテルの名前、所在地、電話番号を入力します。
「米国内および米国以外の緊急連絡先」には、両親や親族といった信頼できる自分以外の人の連絡先を入力するとよいでしょう。
適格性についての質問に回答していきます。
質問内容は「違法薬物の所持、使用または流通に関連する法規違反歴について」「テロ活動等への参画経験について」「ビザ取得やアメリカ入国のための詐欺行為や不正代理行為について」などになります。もし回答内容に誤りがある場合は、大使館・領事館でのビザ面接が必要となることもあるため十分注意して回答しましょう。
回答が完了したら、申請者本人の場合は「申請内容に関する証明」だけにチェックを入れます。代理人が申請している場合は、「第三者による代理申請の場合に限定」にもチェックを入れましょう。
申請内容を確認して問題がなければ、再度パスポート番号などを入力します。入力した内容をもう一度確認して「次へ」に進みましょう。
支払い画面になりますので、ここで表示される申請番号は、必ずメモしておきましょう。
「免責事項」を読んで確認にチェックを入れ、「今すぐ支払う」をクリック(タップ)します。支払い方法はクレジットカードとPayPalの2つに対応しています。利用したい支払い方法を選択し、「続行」をクリック(タップ)すると、支払い手続きが行われます。
支払いが完了すると、画面上では「認証は保留中です」と表示されます。審査結果は72時間(3日)以内に出ます。
申請状況および認証状況は、ESTA公式サイトのトップページから申請番号、パスポート番号、生年月日を入力することで確認できます。申請番号がわからない場合は、パスポート番号、パスポートの発行日、パスポートの有効期限、国籍のある国、生年月日を入力することが必要になります。
別ウィンドウで米国国土安全保障省(税関・国境取締局)のウェブサイトへ遷移します。
ESTAの申請時には21米ドルの支払いが必要となりますが、この支払いにはクレジットカードとPayPalが利用できます。対応しているクレジットカードの国際ブランドは下記の通りです。
上記の国際ブランドであれば、日本のカード会社で発行されたクレジットカードでも支払いが可能です。クレジットカードは、アメリカでのショッピングや食事の際にも便利な決済手段です。ぜひ渡航前に申し込みを検討してみましょう。
海外旅行にクレジットカードを持っていくと、キャッシュレス決済でスマートに支払いができるだけでなく、現地通貨を用意するときにも便利です。また、海外旅行に関する保険が付帯されているカードもあります。
ここでは、ESTA申請時の支払いや、アメリカ渡航にもおすすめの三井住友カードをご紹介します。
年会費が永年無料で、高校生を除く満18歳以上の方が利用できます。券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されていないナンバーレスのカードのため、初めての方でも安心・安全です。クレジットカード情報はVpassアプリをダウンロードすれば簡単に確認できますので、ネットショップでのお買い物もスムーズです。従来のクレジットカードとはまったく違う、先進性を備えたクレジットカード体験が待っています。
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高校生を除く満18歳以上の方が利用できるゴールドカードです。三井住友カード(NL)同様、券面には、カード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されない、安心・安全のナンバーレス。
また、三井住友カード ゴールド(NL)には、毎年の年間利用額に応じたポイント還元や条件付きで年会費が永年無料になる特典があります。
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三井住友カードのハイステータスカードのひとつである「三井住友カード プラチナプリファード」。従来の三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)に加え、三井住友カード プラチナプリファードでもナンバーレスカードをご選択いただけます。
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ポイント特化型のプラチナカード
三井住友カード
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33,000円(税込)
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特典付与の条件は、必ず三井住友カードのホームページをご確認ください。
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ESTAの申請時には注意したいポイントがあります。渡航直前に「ESTAの申請ができない」という事態にならないよう、あらかじめ確認しておきましょう。
ESTAは、ESTA申請公式サイトから申請するようにしましょう。
なかには、公式を模倣したサイトがあり、外務省や米国大使館も注意喚起を行っています。「デザインがよく似ていたため、公式サイトだと思い申請手続きをしたところ、あとから高額な代行手数料を請求された」というケースがあります。
公式サイトには「dhs.gov」のドメインが含まれていますので、申請手続きを行う際は必ず確認するようにしましょう。
下記の条件に当てはまる場合は、ビザ免除プログラムを利用してアメリカへ渡航することができないので注意が必要です。
例えば、「キューバに滞在した後にアメリカへ渡航する」といった場合はESTAの申請対象外となりますので、米国大使館や総領事館でビザを取得する必要があります。
(出典)外務省「ビザ免除プログラムを利用した米国への渡航」を参考
別ウィンドウで「外務省」のウェブサイトへ遷移します。
上記ウェブサイトは予告なく変更、または削除される可能性があります。その場合は外務省ホームページからご確認ください。
別ウィンドウで「外務省」のウェブサイトへ遷移します。
アメリカで短期滞在する際は、渡航前にESTAの申請手続きを終えておく必要があります。申請手続きは公式のウェブサイトやアプリから行うことができ、表示言語は日本語にも対応しています。
申請手続きはそれほど難しいものではありませんが、情報は正しく入力するよう気を付けましょう。入力情報の誤りによってESTAの申請が却下された場合、米国大使館や領事館でのビザ面接が必要となります。
渡航時に「ESTAの申請が完了していない」ということにならないよう、手続きは余裕を持って進めることが大切です。
ESTAとは、2009年1月からアメリカ合衆国国土安全保障省(DHS)によって義務化された、電子渡航認証システムです。ESTAの認証を受けるにあたっては、アメリカ行きの航空機や船の搭乗手続きをする前に、オンライン上で完了させなければなりません。
詳しくは以下をご覧ください。
ESTAとは?
ESTAの申請時には21米ドルの支払いが必要となりますが、この支払いにはクレジットカードとPayPalが利用できます。クレジットカードは、MastercardやVisa、American Express、Discover (JCB またはDiners Clubのみ)など多くの国際ブランドに対応しています。
詳しくは以下をご覧ください。
ESTAの支払い方法
ESTAを申請する際は、ESTA申請公式サイトから手続きを行うようにしましょう。なかには、公式を模倣したサイトがあるので注意が必要です。「デザインが似ていたため公式サイトだと思い申請手続きをしたところ、高額な代行手数料を請求された」というケースもあります。申請時は公式サイトかどうかを必ず確認しましょう。
詳しくは以下をご覧ください。
ESTA申請の際の注意点
MastercardはMastercard International Incorporated の登録商標であり、2つ連なる円のデザインは同社の商標です。
「iD」は株式会社NTTドコモの商標です。
PayPalはPayPal, Inc.の商標です。
2025年2月時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。