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手取り20万・25万の1人暮らしの家賃の目安はいくら?
1人暮らしの家賃を決める際に、ひとつの指標となるのが毎月の手取り金額です。20代の社会人は、手取り20万~25万円の範囲内で、1人暮らしの家賃や生活費をやりくりする人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、手取り20万円・25万円で1人暮らしをする場合の生活費の内訳や、適正家賃について解説します。
- 記事の目次
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手取り20万円・25万円で1人暮らしはできる?
そもそも、手取り20万円・25万円で1人暮らしは可能なのかどうか、気になる人もいるでしょう。20代の平均年収から、平均的な手取りはどれくらいなのか見ていきます。
国税庁の発表している「平成30年分 民間給与実態統計調査」によると、20~24歳の平均年収は267万円、25~29歳の平均年収は370万円となっています。年収は総支給額のため、このうち手取りとなると、税金や保険料などが引かれ8割り程度となるでしょう。年収267万円の場合、月の手取り額は17万8,000円程度、370万円の場合は24万6,000円程度となります。
以上を踏まえると、20代前半であれば手取り20万円は多いほうですが、20代後半なら少ないといえます。また、20代前半なら手取り25万円はかなり多いほうに分類され、20代後半なら平均的な手取りといえるでしょう。
自分の手取りと同世代の手取りの平均を照らし合わせて、無理なく1人暮らしができるかどうか、ひとつの判断基準にしてください。
1人暮らしの支出はどれくらい?
手取り20万円、25万円でやりくりをするためには、1人暮らしでどれくらい生活費がかかるのか知っておかなければなりません。ここでは、2019年に総務省が調査した家計調査から、単身世帯の支出金額について見ていきましょう。
34歳以下の1人暮らしの場合、家賃などを除き1ヵ月あたり平均して以下のような支出があります。
項目 | 費用 |
---|---|
食料費 | 4万4,048円 |
光熱・水道費 | 7,265円 |
家具・家事用品費 | 3,682円 |
被服および履物費 | 8,217円 |
保健医療費 | 4,580円 |
交通・通信費 | 2万7,205円 |
教養・娯楽費 | 2万96円 |
その他の消費支出 | 2万3,774円 |
- 総務省「家計調査」家計収支編 単身世帯 詳細結果表より2019年のデータを抜粋
なお、家賃にあたる「住居費」の平均は、3万3,458円となっています。1人暮らしの住居費にしては安く感じますが、家計調査には持ち家の人も含まれており、住宅購入は「財産購入」、住宅ローン返済は「土地家屋借金返済」という項目となっています。そのため、住居費は家賃を支払っていない人を含めた平均額となり、家賃を支払っている人だけの、正確な家賃平均とはなっていないのです。
上記の支出金額はあくまで目安ですが、1人暮らしでは上記の13万8,867円に家賃を加えた金額が、毎月支出としてあると考えてください。
手取り20万円・25万円の1人暮らしの適正家賃
1人暮らしの家賃の目安は、額面給与の30%までと一般的にいわれています。しかし、家賃を抑えて節約したい場合は、手取りの25~30%と考えるといいでしょう。その場合、手取り20万円の場合は5万~6万円が適正家賃、手取り25万円の場合は6万2,500~7万5,000円が適正家賃といえます。
都心部では難しいかもしれませんが、地域を選べば十分に物件が見つかる金額です。
1人暮らしの家賃の考え方
1人暮らしの家賃は、単に収入だけで決めるのではなく、ライフスタイルや住みたい場所などによっても考え方が変わってきます。続いては、1人暮らしの家賃を考えるにあたって、特に重視したい4つのポイントをまとめました。
貯蓄したいかどうか
毎月一定の金額を貯蓄に回したいかどうかで、手取りの25~30%を厳守するか否かも変わってきます。貯蓄をせずに、適正家賃よりも多少高めで条件の良い家に住む選択肢も、もちろんあるでしょう。一般的にいわれる額面給与の30%を超えたとしても、絶対に生活できないわけではありません。
ただし、ここで注意したいのは家賃が額面給与の30%を超えると、食費や娯楽費など、生活費のどこかを抑えなければ生活が破綻するリスクが高いということです。貯金もまったくできない可能性もあるでしょう。さらに、病気やケガ、冠婚葬祭などで急にお金が必要になったときに、その分が捻出できない可能性もあります。
家賃を考えるときは、やりくりできるかどうかに加え、貯蓄がしたいかどうか、できるかどうかも考慮するようにしましょう。
生活費を考慮する
「趣味に回せるお金を多めにしたい」「友人との外食といった交際費を確保したい」など、家賃よりも生活費を優先したい人もいるでしょう。
1人暮らしの目安となる支出をご紹介しましたが、それに比べて自分がどれだけ生活費が必要なのか考え、そのバランスを見て家賃を考えてみてください。家賃をできるだけ抑えて、生活費に回せるお金を多めに確保するという選択肢もあります。
在宅時間が長いか短いか
在宅時間の長さも、家賃を決めるうえで重要です。家で過ごすのが好きな人や自宅で仕事をするという人は、家で快適に過ごせるよう、多少高めの家賃を設定してもそれだけの価値があるでしょう。必要な間取りや設備・機能も確認しつつ、ストレスなく過ごせる部屋を選ぶことで、より快適な時間を過ごせるはずです。
反対に、平日も休日も職場や出先で過ごす時間が長く、在宅時間が短いという人は、家賃を抑えて趣味や交際費などの生活費にお金を回したほうが、ライフスタイルに合っている可能性があります。家は最低限の間取りと機能があれば十分と割り切って、それに見合った家賃の部屋を探すのもいいでしょう。
住みたい地域があるか
都心や人気のエリアなど、住む地域にこだわりがある人もいるのではないでしょうか。住みたい街やエリアが決まっている場合は、その地域の家賃相場を調べて、無理なく家賃を支払えそうな物件をいくつかピックアップするといいでしょう。多少家賃が高くても、アクセスの良いエリアであれば交通費を抑えることができます。
住むエリアのこだわりがない場合は、希望する家賃に合う家賃相場のエリアを探してみることをおすすめします。
1人暮らしで上手に家計を管理する方法
ここまでご紹介したように、1人暮らしでは家賃以外にもさまざまな費用がかかります。手取り20万円、25万円の範囲で毎月やりくりするためには、きちんと家計管理を行うことが大切です。毎月の収支をきちんと把握できれば、節約や貯金にもつながるでしょう。
ここでは最後に、1人暮らしの人におすすめの、クレジットカードやアプリを活用した家計管理のポイントをご紹介します。
クレジットカードなら支払い履歴をまとめて確認できる
クレジットカード払いならではのメリットが、支払い履歴を明細で一度に確認できるという点です。現金払いの場合、レシートを保存しておいたり、収支を記録したりと、家計管理に何かと手間がかかってしまいます。日々の支払いをできる限りクレジットカードに集約すれば、WEB上で明細の一覧が確認でき、家計管理もしやすくなるでしょう。
クレジットカードのポイントは家計の助けに
クレジットカードのメリットに、利用金額に応じてポイント還元を受けられることがあります。ポイントを上手に活用して、家計の助けにすることもできるでしょう。1人暮らしの場合、電気・ガス・水道代などの毎月の固定費をクレジットカード払いにすれば、毎月効率的にポイントを獲得できます。また、最近はキャッシュレス決済が広がった背景もあり、家賃のクレジットカード払いに対応している不動産会社も増えつつあります。
家計管理に役立つ「Vpassアプリ」
近年は、クレジットカードの利用明細や銀行口座の収支データを反映できる、家計管理アプリも登場しています。こうしたアプリを活用すれば、1人暮らしに必要な、日々の家計管理の手間を大きく省けるでしょう。
三井住友カードの「Vpassアプリ」は、クレジットカードの利用金額とポイント残高はもちろん、銀行口座残高やプリペイドカード残高もまとめて確認することができます。毎月の収支をチェックできる家計管理機能も搭載していますので、キャッシュレス関連の収支をアプリひとつで管理することが可能です。クレジットカード払いをメインにしたい人は、ぜひ家計管理にお役立てください。
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手取り20万円、25万円で無理なく1人暮らしできる家賃設定を
手取り20万円、25万円の人なら、十分に1人暮らしの家賃や生活費をやりくりすることができます。とはいえ、1人暮らしをスタートしてから後悔しないためにも、自身にとっての適正家賃を見極めたうえで部屋探しをするようにしましょう。
なお、1人暮らしを始めてからも、将来のために貯金をしたり、家計管理をして毎月の生活費をできるだけ抑えたりする工夫が大切です。利用明細やアプリで1人暮らしの家計管理を楽にできる、クレジットカードの活用も検討してみてはいかがでしょうか。
- 2023年2月時点の情報なので、最新の情報ではない可能性があります。