社会人の悩み
不安でいっぱいの新社会人に贈る、社会人生活を乗り切るヒント

新社会人としての一歩を踏み出すとき、期待よりも不安で頭がいっぱいの人も少なくないでしょう。仕事内容に限らず、職場の人間関係や新しい生活など、新社会人の不安は尽きないもの。
そこで、不安を解消して充実した新社会人生活を送る方法についてご紹介します。
- 記事の目次
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新社会人が不安なことは?
新社会人が不安に感じることは、おもに「人間関係」「仕事内容」「職場や労働条件」「生活面」の4つに大別できます。上司や同期とうまくやっていけるか、仕事を覚えられるか、新しい環境になじめるのかといった仕事にまつわることだけでなく、毎朝きちんと起きられるかなど、生活に関する不安もあるでしょう。初出勤の日が近づくにつれて、あれもこれもと次々に不安がこみ上げてくるかもしれません。
しかしそれは、これから新社会人になるという自覚を持てている証拠。いい仕事をしたい、楽しく働きたいといった思いがあるからこそ、さまざまなことを不安に感じるのです。
新社会人に限らず、環境が変わるときは誰しも不安を覚えます。まして新社会人は、これまでの学生生活とはまったく異なる環境に身を置くことになるので、未知な部分が多いだけ不安が大きくなるのはしかたがないこと。ただ、漠然と不安を抱えたままでは、緊張が抜けなかったり、些細なことで悩んでしまったりと、なじむのに時間がかかってしまうかもしれません。少しでも不安をやわらげられるように、考え方のコツや対処法を知っておきましょう。
人間関係の不安
新社会人の不安で最も大きいのが、同期はどんな人か、同僚や先輩、上司とうまくやっていけるかという人間関係にまつわることではないでしょうか。職場は大学などと違い、幅広い年代で構成されているため、世代の違う上司とのコミュニケーションに不安を感じる人もいるでしょう。そのような不安を払拭するため、次のことを心掛けてみてください。
- 同僚の名前を覚えて関心を持つ
たくさんの新社会人の中、自分の名前を憶えられていたらうれしく感じるでしょう。それは相手も同じです。
職場にはたくさんの同僚がいますが、できるだけ早く名前を憶えて、「◯◯さん、お願いします」といったように、積極的に呼びましょう。どのような仕事をしているのかなど相手に関心を持つと、名前を憶えやすくなり、コミュニケーションのきっかけも作りやすくなります。 - 挨拶と笑顔を忘れない
挨拶はコミュニケーションの基本ともいわれるほど、良好な関係性を築く第一歩です。相手の目を見て、しっかりと声に出して挨拶を心掛けましょう。お礼なども同様で、気持ちをまっすぐに伝えることで良い印象を与えることができます。あたり前にも思えますが、緊張や恥ずかしさから、目をそらしたり、会釈するだけになったりする新社会人も少なくありません。
なお、受け答えの際は、笑顔も忘れずに。笑顔は相手に好感を与えるだけでなく、自分の気持ちを落ち着かせる効果もあります。緊張しているときほど笑顔を意識してみてください。 - 仕事の場であり、同僚や上司はチームメイトと割り切る
職場は仕事をするところで、同僚や上司はチームメイトです。連携をとりやすい関係性を築くことは大切ですが、友達のように仲良くなる必要はありません。ご機嫌を伺ったり、無理に気に入られようとしたりするよりも、スムーズに仕事を進められる関係づくりを意識しましょう。そのためにも敬語を使い、はっきりと受け答えをして、気持ちのいいやりとりができる心掛けが大切です。
仕事内容の不安
新社会人のうちは、覚えることがたくさんあります。間違えたりミスをしたりしないか、仕事をそつなくこなせるかなど、業務における不安も大きいでしょう。
また、与えられた仕事できちんと成果を出せるかといったプレッシャーや、何をすればいいのかわからない不安なども抱えがちです。仕事内容の不安については、以下を参考にしてみてください。
- すぐに完璧になることは期待されていないと認識する
どんなにベテランの先輩でも、新社会人のときは同じ不安を抱えていたはずです。会社にしてみれば、新社会人が入社してくるのは毎年のことですから、一人前に育つまでに時間がかかることはよく分かっています。研修や教育期間があるのもそのためです。
すぐに仕事を覚えて成果を出したいと焦るのはもっともですが、まずはひとつずつしっかり仕事を覚えることに集中しましょう。 - 前向きな姿勢を見せる
完璧を求められていないとはいえ、それにあぐらをかいてはいけません。メモをとったり、先輩の言動や行動から学んだりと、前向きな姿勢で仕事に向き合いましょう。分からないことがあるときやミスをしてしまったときは、その場ですぐに確認してください。その際には、何がどう分からないのか、どこまでできているのかなど、状況を伝えながら話すのが望ましいです。
何をしていいか分からないときは、「できることはありますか?」「手伝えることは何でしょうか?」といったように、積極的に先輩や上司に聞きましょう。
職場、労働条件の不安
パワハラやブラック企業といったワードが広く知られるようになり、自分の職場は大丈夫か不安に感じている人もいるでしょう。また、残業時間や給料など、新入社員のうちは聞きにくい労働条件も気になるところです。職場や労働条件に不安があるときに、すべきことをご紹介します。
- ハラスメントの相談ができる場所を確認しておく
2019年5月に「労働施策総合推進法」が改正され、パワハラの防止についても明記されました。それにより、大企業は2020年までにハラスメント対策をするよう義務付けられ、中小企業も2022年までに対策する努力義務があります。
労働施策総合推進法では、パワハラの相談窓口などを設置し、従業員へ周知することも定められています。自分の会社の相談窓口はどこにあるのかを事前に確認しておくと、何か起きたときにすぐ対処できます。
- 就業規則を確認する
常時10人以上の労働者を雇っている会社は、就業規則の作成が義務付けられています。就業規則には、給料や各種手当、労働時間のほか、ボーナスや有給休暇の規定などが載っているので、確認しておくと安心です。
給料の支払いは、締日によっては働き始めてから2ヵ月近く後になることもあります。新社会人は、スーツや通勤定期券の購入のほか、引越しなど、働き始めるための支出が増え、うっかりすると手元のお金がなくなってしまうことも。クレジットカードを利用して、給料日後の支払いになるように調整したり、リボ払いで毎月の支出を抑えたり、キャッシングを活用したりするなど、給料日までの生活費についてもしっかり考えておきましょう。
新社会人におすすめのクレジットカードは、「三井住友カード(NL)」です。「三井住友カード(NL)」は、満18歳以上(高校生は除く)の方が利用できるクレジットカードです。券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されない三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料。さらに、クレジットカード情報はスマートフォンでVpassアプリをダウンロードすれば、簡単・安全に確認できますので、ネットショップでの買物もスムーズです。従来のクレジットカードとはまったく違う、先進性を備えたクレジットカード体験が待っています。
- 転職も視野に入れて
職場環境や労働条件が合わなかったり、いわゆるブラック企業だったりした場合は、無理に働き続けると心身ともに大きなダメージを負うことがあります。働くうえで何より大切なのは、自分自身の心と体です。続けることがどうしても難しいと感じたときは、転職を検討してみることもひとつの手段です。
新社会人になってから3年ほどであれば、経験や実績を重視されない「第二新卒枠」が利用できるので、経歴を不安に思うことなく転職できるでしょう。
生活面の不安
新社会人になったのを機に1人暮らしを始めた人や、学生時代や入社までの生活が不規則だった人などは、毎朝きちんと起きられるかも不安の種でしょう。社会人は責任が伴うだけに、遅刻や欠勤は避けたいもの。生活面の不安を払拭するためにできることをご紹介します。
- 休日でも同じ時間に起きて一日の生活リズムを崩さない
緊張の連続で仕事にも慣れていない新社会人のうちは、週末にどっと疲れが出るかもしれません。昼過ぎまで寝ていたい気持ちになりますが、そこをひとふんばりして、休日も仕事の日と同じ時間に起きるようにしましょう。
人間の体のリズムは、1日ごとのサイクルで刻まれています。休日に夜更かしや寝坊でリズムを崩してしまうと、休み明けの仕事はリズムを戻すことから始めなければならず、パフォーマンスを十分に発揮できなくなってしまうのです。慣れるまではたいへんかもしれませんが、リズムが身に付けば毎日の早起きも苦ではなくなり、寝坊や遅刻を心配することもなくなります。 - モーニングルーティンを作る
起きてから出勤までのモーニングルーティンを作ると、より生活リズムを整えやすくなります。1杯コーヒーを飲む、シャワーを浴びるといった朝のルーティンを作り、気持ち良く一日が始められるようにしましょう。気持ちも体も仕事に臨む態勢ができた状態で業務を開始できるので、集中力ややる気も高まるでしょう。また、身支度などをルーティン化することで準備がスムーズになり、忘れ物なども防げます。
将来について漠然とした不安があるときは
新社会人として働き始める前に抱いた不安は、仕事を続けるうちに払拭されていくものも多いでしょう。ただ、将来に対する不安は、日々の業務ではなかなか解消できないものです。
技術革新が進み、AIやテレワークの導入など環境もめまぐるしく変化している昨今、将来に漠然とした不安を抱いている人は少なくありません。キャリアの長い人でさえ不安に思うのですから、新社会人ともなればなおのことです。実際、どんな未来が待ち受けているかは未知数で、今すぐに不安を解消できる手立ては誰にもありません。だからこそ、どのような状況になっても生きていける準備をしておくことが大切になります。
もしもに備えて貯金と家計管理を
将来への不安を少しでもやわらげるために必要なのは、貯金と家計管理です。お金があれば、例えばスキルアップが必要と感じたときでも、すぐに自分へ投資できます。給料が減額したり突然仕事を失ったりしても、当面の生活を乗り切ることもできるでしょう。新社会人のうちは給料も少なめですが、その中できちんと家計管理ができ、貯金を増やすことができれば、何があっても生きていける自信につながるはずです。
貯金や家計管理が苦手という方は、家計簿アプリなどを活用して、自身の経済状況を把握しましょう。冠婚葬祭などで急な出費が続いたときはクレジットカードを利用するなど、臨機応変に対応しながら貯金と家計管理を継続して、将来に備えてください。
三井住友カードを利用している人であれば、家計管理に「Vpassアプリ」が便利です。クレジットカードの利用状況はもちろん、金融機関や電子マネーと紐付けることができ、毎月の収支をチェックできる家計管理機能が搭載されているため、これだけでキャッシュレス決済の管理が可能です。
- 家計管理機能は、Moneytreeのアカウントをお持ちいただくことでご利用いただけます。