海外で使えるキャッシュカードの作り方!引き出し方法やデビットカードについても解説
2024.08.27
海外で使えるキャッシュカードの作り方!引き出し方法やデビットカードについても解説
海外で使えるキャッシュカードの作り方!引き出し方法やデビットカードについても解説
2024.08.27
「海外でまとまった現金を持ち歩くのが不安」、「事前に両替した現金が足りなかったらどうしよう」
海外への渡航時は、現金について不安を抱えている人も多いかもしれません。
そんなときに便利なのが、海外で現地通貨の引き出しができるキャッシュカードです。
ここでは、海外で使えるキャッシュカードの作り方について解説します。現地での引き出し方法やデビットカードの注意点についても紹介しますので、海外旅行や出張時の参考にしてください。
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海外で使えるキャッシュカードとは?
通常、日本国内の銀行で発行されたキャッシュカードをそのまま海外で利用することはできません。以前は、海外で現地通貨の引き出しができる「国際キャッシュカード」の取り扱いがありましたが、現在はほとんどのサービスが終了しています。
ただし、VisaやMastercard®、JCBなど国際ブランドのデビットカードやデビット機能が付帯されているキャッシュカードであれば、海外のATMを利用して現地通貨を引き出すことができます。各国際ブランドによって利用できるATMの種類が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
なお、国内の銀行が発行するキャッシュカードには「J-Debit」の機能が搭載されているものが多くありますが、J-Debitは国内でのみ使えるサービスであることから、海外で利用することはできません。
海外ATMでの引き出し方
海外で現地通貨を引き出す際は、利用したい国際ブランドに対応しているATMを探します。
まず、ATMにカードを挿入し、デビットカードの暗証番号を入力します。キャッシュカードの暗証番号とは異なりますので、誤って入力することのないように注意してください。
画面に取引内容が表示されますので、「WITHDRAWAL(引き出し)」、「SAVINGS(普通預金)」を選び、手続きを進めましょう。
最後に、引き出したい現地通貨の金額を入力します。引き出しができる金額は、口座残高内もしくは海外ATM利用限度額内となります。
別ウィンドウで「VISAカード」のウェブサイトに遷移します。
別ウィンドウで「Mastercard」のウェブサイトに遷移します。
別ウィンドウで「JCB」のウェブサイトに遷移します。
海外で使えるキャッシュカードの作り方
海外でキャッシュカードを利用するためには、事前に国際ブランドのデビット機能がついたキャッシュカードの発行を行います。キャッシュカードの発行手続きには、インターネットや店舗の窓口、郵送の3つの方法があります。それぞれ手順を紹介しましょう。
ネットでの申し込み手順
金融機関によっては、インターネットでキャッシュカードの発行手続きを受け付けているところがあります。金融機関のホームページにアクセス後、必要事項を入力して申し込みを行う流れです。
後日、キャッシュカードが送付されますので受け取りを行いましょう。
インターネットでの申し込みは店頭へ出向く必要がないため、「なかなか来店の時間が取れない」という人に便利な方法です。また、届出印の準備が不要となる点も利便性が高いといえます。
口座開設から行う場合は、運転免許証などの本人確認書類が必要となりますので、事前に手元に準備しておくとよいでしょう。
店舗での申し込み手順
店頭窓口でも受け付けています。窓口で申込書類に記入し、手続きを行う流れです。
窓口での即時発行に対応している金融機関もありますが、後日送付されることが一般的です。カードの受け取りまでには1~2週間ほどかかりますので、海外渡航の予定がある場合は余裕を持って申し込みましょう。
なお、金融機関の窓口営業時間は一部を除き9時~15時となっています。なかには、来店予約を受け付けている金融機関もありますので、事前に予約しておくとスムーズに手続きを進められます。
郵送での申し込み手順
金融機関によっては、郵送で申し込むことも可能です。
郵送で手続きを行う場合は、はじめに金融機関から申込書類を取り寄せる必要があります。書類に必要事項を記入し返送後、キャッシュカードが簡易書留で送付される流れです。
店頭へ来店する手間はかからないものの、書類の取り寄せや返送に時間がかかることから、来店やインターネットに比べて発行までに時間を要する可能性があります。もし不備があった場合はさらに書類の往復が発生するため、その分発行までの時間も後ろ倒しになってしまいます。
「海外の渡航予定が迫っている」という場合は、店頭窓口やインターネットでの手続きを選ぶ方がよいでしょう。
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海外で利用できるデビットカードは、現地通貨を引き出せる以外にも以下のようなメリットがあります。デビットカードのメリットを押さえ、上手に海外での利用に活かしましょう。
現金を持ち歩く必要がない
海外で使えるデビットカードはATMで現金を引き出すだけでなく、レストランやショップでの支払いに利用できます。利用できるのは国際ブランドに加盟している店舗です。
クレジットカードで支払うときと同様に、キャッシュカードを提示することで支払いができるので、わざわざ現金を持ち歩く必要がありません。
海外への渡航時は想定外のトラブルが起こる可能性もあり、まとまった現金を持ち歩くことに不安を感じる人も少なくありません。その点、海外で使えるデビットカードがあれば、キャッシュレス決済ができるので、現金を持ち歩きたくない人にも便利です。
使い過ぎの心配がない
海外旅行では、ついお金を使いすぎてしまう心配があります。「せっかくの機会だから」とクレジットカードで買い物をくり返していると、帰国後の請求額に驚いてしまうこともあるかもしれません。
その点、デビットカードでは利用代金が口座残高から即時に引き落とされるため、口座残高以上の買い物には利用できないしくみとなっています。
また、クレジットカードのように分割払いやリボ払いといった支払い方法もないので、「支払い能力を超えて使ってしまう」という心配もありません。計画的に予算管理ができる点は、海外渡航時において嬉しいポイントです。
海外でデビットカードを利用する際の注意点
さまざまなメリットがあるデビットカードですが、海外で利用するときは以下のような注意したいポイントもあります。海外でスムーズに利用できるよう、事前にきちんと確認しておきましょう。
利用時に手数料がかかる
デビットカードを海外で利用する際は、手数料に注意が必要です。
レストランやショップでの支払いには「海外事務手数料」という手数料がかかることに加えて、ATMでの引き出しについては「ATM利用手数料」の負担も発生します。
1回あたりではそれほど気にならない手数料でも、利用回数が多くなるとコストがかさむこともあるかもしれません。なるべくコストを抑えてデビットカードを利用するためには、事前にきちんと利用計画を立てておくことが大切です。
手数料は金融機関や利用するATMによって異なりますので、渡航前にどれくらいの手数料がかかるのか確認しておくとよいでしょう。
暗証番号を確認しておく
デビットカードでは、ATMでの引き出しや一部店舗での支払いにおいて暗証番号の入力が必要となります。
デビットカードの暗証番号はキャッシュカードの暗証番号と異なるため、「暗証番号を失念してしまった」、「暗証番号が合っているか不安」ということもあるかもしれません。もし海外での利用時に暗証番号を複数回間違えると、カードにセキュリティ上のロックがかかってしまう心配があります。
暗証番号の確認や再設定には時間がかかることもありますので、渡航先でスムーズに利用するためには、事前に暗証番号を確認しておくことが大切です。
1日の利用限度額が設定されている場合がある
デビットカードの利用限度額は、紐づいている口座残高の範囲内です。ただし、金融機関やカードの種類によっては、別途1日の利用限度額が設定されている場合もあります。
利用限度額を超えると引き出しや支払いが行えないため、「必要なときに使えない」、「大きな買い物をするときに不便」というケースも想定されます。必要なときにスムーズに使えるように、事前に利用限度額の設定の有無を確認しておくと安心です。
利用限度額は必要に応じて変更もできますので、渡航先での利用予定に合わせて変更しておくのもよいでしょう。また、「使い過ぎが不安」という場合は、旅行の予算に合わせて限度額を低く設定する使い方もあります。
海外で使うならデビットカードとクレジットカードはどちらが便利?
海外でのキャッシュレス決済として、クレジットカードを活用する方法もあります。デビットカードとクレジットカードは「利用代金が口座から引き落とされる」という点が共通していますが、それぞれ以下のような違いがあります。
クレジットカードは高いポイント還元率や旅行傷害保険などの付帯サービスが充実しており、デビットカードにはない魅力があります。デビットカードは現地通貨を引き出せるメリットがあるものの、クレジットカードでもキャッシングサービスを利用することで現地通貨の引き出しが可能です。
デビットカードとクレジットカードにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、より海外での利便性を高めるためには、どちらのカードも携行して利用シーンに応じて使い分けることがおすすめです。
海外で現金が必要ならクレジットカードのキャッシングもおすすめ
クレジットカードには「キャッシング機能」が付帯されており、デビットカードと同様に海外ATMを利用して現地通貨の引き出しを行うことができます。
街中や空港にあるATMで利用できるので、現地で両替所を探すよりも手軽に現地通貨を調達できる利便性があります。
キャッシング機能の利用には金利の負担が発生しますが、帰国後すぐに一括返済を行えば両替よりもレートが良いケースもあります。
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三井住友カードの海外キャッシュサービス
三井住友カードでは、海外ATMで現地通貨を引き出せる「海外キャッシュサービス」を提供しています。世界150ヵ国以上、96万台のATMに対応しており、24時間お引き出しが可能です。
いつでもスピーディーに現地通貨を調達できることから、わずらわしい事前の両替手続きは必要ありません。
ご返済手続きは、口座引き落としのほかにATMやお振込みでも行っていただけますので、「帰国後すぐに返済をしたい」というときにも便利です。
海外旅行、出張におすすめの三井住友カード
ここからは海外旅行や出張におすすめの三井住友カードを紹介します。
三井住友カード(NL/ナンバーレス)
年会費が永年無料で、高校生を除く満18歳以上の方が利用できます。券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されていないナンバーレスのカードのため、初めての方でも安心・安全です。クレジットカード情報はVpassアプリをダウンロードすれば簡単に確認できますので、ネットショップでのお買い物もスムーズです。従来のクレジットカードとはまったく違う、先進性を備えたクレジットカード体験が待っています。
年会費永年無料のナンバーレスカード!
年会費永年無料のナンバーレスカード!
三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
年会費: |
永年無料 |
ポイント還元率: |
0.5%~7% |
---|
限度額: |
~100万円 |
国際ブランド : |
---|
おすすめポイント
対象のコンビニ・
飲食店でスマホの
タッチ決済ご利用で 1・2・3
ポイント
最大7%還元
即時発行可能!
最短10秒4
海外旅行傷害保険 5
最高
2,000万円
※1 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※2 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。
※3 通常のポイント分を含んだ還元率となります。
※4 即時発行ができない場合があります。
※5 事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。
※ 本カードのご利用には、スマートフォンでのVpassアプリのダウンロードが必要です。
三井住友カード ゴールド(NL/ナンバーレス)
高校生を除く満18歳以上の方が利用できるゴールドカードです。三井住友カード(NL)同様、券面には、カード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されない、安心・安全のナンバーレス。また、三井住友カード ゴールド(NL)には、毎年の年間利用額に応じたポイント還元や条件付きで年会費が永年無料になる特典があります。
使うほどおトクなゴールドカード
使うほどおトクなゴールドカード
三井住友カード
ゴールド
(NL/ナンバーレス)
三井住友カード ゴールド
(NL/ナンバーレス)
年会費: |
5,500円(税込) 条件付きで永年無料 |
ポイント還元率: |
0.5%~7% |
---|
限度額: |
~200万円 | 国際ブランド : |
---|
おすすめポイント
年間100万円のご利用で
翌年以降 1
年会費永年無料
対象のコンビニ・
飲食店でスマホの
タッチ決済ご利用で 2・3・4
ポイント
最大7%還元
年間100万円のご利用で
毎年プレゼント 1
10,000ポイント
※1 対象取引や算定期間などの実際の適用条件などの詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
※2 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※3 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。
※4 通常のポイント分を含んだ還元率となります。
※ 本カードのご利用には、スマートフォンでのVpassアプリのダウンロードが必要です。
三井住友カード プラチナプリファード
三井住友カードのハイステータスカードのひとつである「三井住友カード プラチナプリファード」。従来の三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)に加え、三井住友カード プラチナプリファードでもナンバーレスカードをご選択いただけます。
ポイント還元率は1%と、ゴールドカードおよびプラチナカードよりも高くなっているほか、ポイント還元の特典が充実しています。
海外で使えるキャッシュカードを用意して現地で通貨を引き出そう
国際ブランドのデビットカードやデビット機能があるキャッシュカードは、海外でのATMからの現地通貨引き出しやお店での支払いに利用できます。本記事で紹介した作り方を参考に、海外への渡航予定に合わせて発行手続きを行っておきましょう。
また、海外での現地通貨の引き出しには、クレジットカードのキャッシング機能も便利です。利用シーンに応じて使い分けることも検討してみてください。
よくある質問
Q1.キャッシュカードをそのまま海外で利用できる?
日本国内の銀行で発行されたキャッシュカードをそのまま海外で利用することはできません。ただし、VisaやMastercard、JCBなど国際ブランドのデビットカードやデビット機能が付帯されているキャッシュカードであれば、海外のATMを利用して現地通貨を引き出すことができます。「J-Debit」は海外で利用できないため注意が必要です。
詳しくは以下をご覧ください。
Q2.海外で使えるキャッシュカードの作り方は?
海外でキャッシュカードを利用するためには、事前に国際ブランドのデビット機能がついたキャッシュカードの発行を行います。インターネットや店舗の窓口での申し込みの場合は、手続き終了後、カードの受け取りまでには1~2週間ほどかかりますので、海外渡航の予定がある場合は余裕を持って手続きを行いましょう。
詳しくは以下をご覧ください。
Q3.海外でデビットカードを利用するメリットは?
デビットカードは、ATMで現地通貨の引き出しができることに加えて、店舗で支払いができる利便性があります。渡航先でもキャッシュレス決済ができるので、現金を持ち歩く必要がありません。また、デビットカードは口座残高以上の支払いには利用できないため、使いすぎてしまう心配がないのも嬉しいポイントです。
詳しくは以下をご覧ください。
MastercardはMastercard International Incorporated の登録商標であり、2つ連なる円のデザインは同社の商標です。
「iD」は株式会社NTTドコモの商標です。
2024年8月時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。