
ETC一体型クレジットカードが廃止された理由とは?分離型のメリットとおすすめカードを紹介
2025.06.05
ETC一体型クレジットカードが廃止された理由とは?分離型のメリットとおすすめカードを紹介
ETC一体型クレジットカードが廃止された理由とは?分離型のメリットとおすすめカードを紹介
2025.06.05
ETCカードは、有料道路の通行料金をスムーズに支払える便利なカードです。かつてはクレジットカードと一体型になっているタイプが主流でしたが現在は発行が廃止されており、分離型のみとなっています。
この記事では、ETC一体型クレジットカードが廃止された背景について解説します。また、分離型のメリット、ETCカードの作成におすすめの三井住友カードを紹介しますので、ETCカードを申し込むときの参考にしてください。
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廃止されたETC一体型クレジットカードとは?
ETC一体型クレジットカードとは、クレジットカードとETCカードの機能が1枚に集約されているカードを指します。従来は複数のカード会社から発行されていましたが、2018年6月1日(金)の「割賦販売法の一部を改正する法律」(「改正割賦販売法」)施行に伴い、発行が廃止されました。
複数の機能が1枚に集約されていたことから、「カードを何枚も持ちたくない」という人に好評だったものの、現在はクレジットカードとETCカードがそれぞれ別のカードで発行される分離型へと移行しています。
廃止になった理由
「改正割賦販売法」では、クレジットカードに関する情報漏洩や不正利用被害の増加を受け、消費者がクレジットカードを適正・安全に利用できるように必要な措置を講ずることが義務付けられました。
これにより、ETC機能とクレジット機能が1枚に集約されているETC一体型クレジットカードは、セキュリティ上の懸念があるとして廃止されたのです。
2025年現在、新たにETCカードを申し込む場合は、クレジットカードとETCカードが別に発行される分離型のみとなっています。
(出典)経済産業省「割賦販売法の⼀部を改正する法律について」を参考
別ウィンドウで「経済産業省」のPDFを開きます。
上記ウェブサイトは予告なく変更、または削除される可能性があります。その場合は経済産業省ホームページからご確認ください。
(出典)ETCマイレージサービス「ETCシステムにおける一体型ETCクレジットカードの取扱い見直しについて」を参考
別ウィンドウで「ETCマイレージサービス」のウェブサイトへ遷移します。
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ETC一体型クレジットカードのリスクとデメリット
ETC一体型クレジットカードはクレジットカード機能を持つため、以下のようなリスク・デメリットが指摘されていました。それぞれどのような点が問題視されていたのか詳しく見ていきましょう。
盗難(車上荒らし)に遭うリスクがある
ETCカードを車載器に差したまま車を離れると、盗難に遭ってしまうおそれがあります。このときETCカードとクレジットカードが一体型になっていると、盗まれたカードでの不正利用につながるケースが考えられます。
このように、ETC一体型クレジットカードは複数の機能を1枚のカードにまとめられるものの、その利便性が逆に不正利用のハードルを下げてしまう懸念がある点が、大きなデメリットでした。
現在は分離型になっているため、クレジットカードそのものを車載器に差すことはなくなりました。万が一ETCカードが盗難に遭ってもクレジットカードとして不正利用されることはないため、被害額も限定的になります。
とはいえ、ETCカードとして有料道路上で不正利用されるおそれはあることから、紛失・盗難に気付いたらすぐに各カード会社やETCパーソナルカード事務局に連絡することが大切です。
また、車から降りるときは車載器からカードを取り出すなど、日頃から盗難に遭わないように注意しましょう。
カードの紛失の機会が増えてしまう
ETCカードとクレジットカードが一体型になっていると、お買い物でクレジットカードを利用する度に車載器から取り出さなければなりません。車載器から差したり抜いたりすることで、頻繁にカードの所在が変わってしまうため、紛失につながりやすいリスクがありました。
また、ETCカードが車載器になくても、「お買い物をするために財布へ移したのだろう」と思い込んでしまい、なかなか紛失・盗難の事実に気付かないことも大きな懸念点のひとつとされていたようです。
カードの車載器への差し忘れが増えてしまう
ETC一体型クレジットカードは、車載器へ差し忘れてしまうデメリットもあります。例えば、お買い物でクレジットカードを使うために車載器から取り出した後、車へ戻ったときにうっかり車載器へ差し忘れてしまう例などが挙げられます。
車載器へ差していないまま有料道路へ入ってしまうとETCゲートでエラーになり、後続車との追突事故を誘発してしまうこともあるかもしれません。
一体型は1枚のカードで通行料の支払いとお買い物に使える利便性はあるものの、利用の都度抜き差しが必要となる点はかえって不便といえるでしょう。
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分離型になったETCカードはクレカ付帯のものがおすすめ
現在、クレジットカード付帯のETCカードはすべて分離型にて発行されており、一体型に見られるような不正利用のリスクは低減されています。分離型のETCカードは、そのほかにもクレジットカードのポイントが貯まったり、年会費無料で使えることが多かったりするなどさまざまなメリットがあります。
クレジットカードのポイントが貯まる
クレジットカードでは利用金額に応じてポイントが還元されますが、付帯カードであるETCカードでの利用でもポイント付与の対象となります。
例えば三井住友カード ゴールド(NL)では、ご利用金額200円(税込)につき1ポイントを還元しています。仮に毎月クレジットカードで5万円、ETCカードで1万円をご利用いただいた場合、最低でも1ヵ月あたり300ポイントを貯められる計算です。
三井住友カード ゴールド(NL)の場合、使い方次第ではポイント還元率が最大7%までアップするため、さらにポイントを貯められる可能性もあります。
お買い物や外食でのクレジットカード利用に加えて、通勤やドライブでもポイントを貯められる機会が増えるのは嬉しいメリットといえるでしょう。
ETCカードの年会費が無料のことが多い
クレジットカードの中には年会費が有料のものもありますが、付帯カードであるETCカードについては年会費が無料であることが多い傾向にあります。
日常的に車を運転される方なら、クレジットカードも年会費無料のものを選べば、ETCカードを含めて保有コストをかけずにカードをご利用いただけます。
例えば三井住友カードでは、1年間に1回以上ETCカードをご利用いただくと年会費が無料となります。また、前年度に一度もご利用がない場合でも年会費は550円(税込)なので大きな負担にはなりません。日頃あまり運転はしないという方も、必要なときに備えてクレジットカード付帯のETCカードを持っておくことがおすすめです。
セキュリティレベルの高いクレジットカードを選べば安心
分離型はクレジットカードとETCカードがそれぞれ別のカードで発行されるため、ETC一体型クレジットカードに比べて安全性が高い特徴があります。加えて、さらにセキュリティ機能が高いクレジットカードでETCカードを発行すれば、より不正利用のリスクを抑えながらカードを利用することができます。
三井住友カードでは、業界最高水準の不正利用検知システムによって、24時間365日お客さまのカードのモニタリングを行っています。もし不正利用が疑われる取引を検知したときには、カードを一時停止して、不正利用の被害からお客さまの大切な資産を守る体制を整えています。
クレジットカード付帯なら作成に手間がかからない
クレジットカード付帯のETCカードは、手軽に発行しやすいのも大きなメリットです。
新たにクレジットカードを申し込む場合は、同時にETCカードの発行も申し込むことで、クレジットカードとETCカードをまとめてスムーズに発行することができます。インターネットでの申し込みだと、空いている時間を活用できるのも嬉しいポイントです。
また、すでに保有しているクレジットカードでETCカードを発行する場合は、インターネットや電話などで追加発行の申し込みを行います。審査不要で発行できるので、あとは自宅へ届くETCカードを受け取るだけです。
発行までにかかる期間はカード会社によって異なりますが、三井住友カードではおよそ2週間でETCカードを発行しております。
ETCXが使える
最近では、ETCXのサービスも広がっています。ETCXとは、有料道路の料金支払いだけでなく、駐車場やガソリンスタンドなどでもETCカードを利用できるキャッシュレス決済サービスです。
車に乗っているだけで支払いが完了するため、暗証番号を入力したり、サインをしたりする手間がかからないのも大きな特徴です。
今後ETCXの利用シーンは年々増加していく見込みですので、さらにETCカードを便利に活用できる場面が増えていくでしょう。
なお、ETCXが利用できるのはクレジットカード付帯のETCカードだけで、ETCパーソナルカードは利用することができません。ETCカードをより幅広いシーンで活用するには、クレジットカード付帯のETCカードを検討するとよいでしょう。
ETCカード
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ETCカードが付帯するおすすめの三井住友カードを紹介
ETCカードを新しく作成する場合、セキュリティレベルの高さや保有コスト、ポイント還元の観点からクレカ付帯のETCカードを選ぶことがおすすめです。更新の機会に、よりお得なクレジットカード付帯のETCカードへの切替えを検討するのもよいでしょう。ここでは三井住友カードがおすすめする、ETCカードが付帯するクレジットカードをご紹介します。
三井住友カード(NL/ナンバーレス)
年会費が永年無料で、高校生を除く満18歳以上の方が利用できます。券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されていないナンバーレスのカードのため、初めての方でも安心・安全です。クレジットカード情報はVpassアプリをダウンロードすれば簡単に確認できますので、ネットショップでのお買い物もスムーズです。従来のクレジットカードとはまったく違う、先進性を備えたクレジットカード体験が待っています。
年会費永年無料のナンバーレスカード!
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三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
年会費: |
永年無料 |
ポイント還元率: |
0.5%~7% |
---|
限度額: |
~100万円 |
国際ブランド : |
---|
おすすめポイント
対象のコンビニ・
飲食店でスマホの
タッチ決済ご利用で 1・2・3
ポイント
最大7%還元
即時発行可能!
最短10秒4
海外旅行傷害保険 5
最高
2,000万円
※1 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※2 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。 Google Pay™ 、Samsung Walletで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。
※3 通常のポイント分を含んだ還元率となります。
※4 即時発行ができない場合があります。
※5 事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。
※ 本カードのご利用には、スマートフォンでのVpassアプリのダウンロードが必要です。
「Samsung Galaxy」はSamsung Electronics Co., Ltdの商標または登録商標です。
三井住友カード ゴールド(NL/ナンバーレス)
高校生を除く満18歳以上の方が利用できるゴールドカードです。三井住友カード(NL)同様、券面には、カード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されない、安心・安全のナンバーレス。
また、三井住友カード ゴールド(NL)には、毎年の年間利用額に応じたポイント還元や条件付きで年会費が永年無料になる特典があります。
使うほどおトクなゴールドカード
使うほどおトクなゴールドカード
三井住友カード
ゴールド
(NL/ナンバーレス)
三井住友カード ゴールド
(NL/ナンバーレス)
年会費: |
5,500円(税込) 条件付きで永年無料 |
ポイント還元率: |
0.5%~7% |
---|
限度額: |
~200万円 | 国際ブランド : |
---|
おすすめポイント
年間100万円のご利用で
翌年以降 1
年会費永年無料
対象のコンビニ・
飲食店でスマホの
タッチ決済ご利用で 2・3・4
ポイント
最大7%還元
年間100万円のご利用で
毎年プレゼント 1
10,000ポイント
※1 対象取引や算定期間などの実際の適用条件などの詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
※2 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※3 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。 Google Pay™ 、Samsung Walletで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。
※4 通常のポイント分を含んだ還元率となります。
※ 本カードのご利用には、スマートフォンでのVpassアプリのダウンロードが必要です。
「Samsung Galaxy」はSamsung Electronics Co., Ltdの商標または登録商標です。
三井住友カード プラチナプリファード
三井住友カードのハイステータスカードのひとつである「三井住友カード プラチナプリファード」。従来の三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)に加え、三井住友カード プラチナプリファードでもナンバーレスカードをご選択いただけます。
ポイント還元率は1%と、ゴールドカードよりも高くなっているほか、ポイント還元の特典が充実しています。
安全性の高いクレカ付帯のETCカードを作ってお得に活用しよう
かつてはETC一体型クレジットカードが主流でしたが、法改正やセキュリティ機能の懸念により、現在は分離型が発行されています。
ETCカードを作成する際は、クレジットカード付帯のものを選ぶことでよりお得に利用できます。不正利用のリスクを低減してカードを利用するためには、セキュリティレベルの高いクレジットカードを選ぶことがおすすめです。クレジットカード付帯のETCカードに切替えて、お得にカードを活用してみましょう。
よくある質問
Q1.クレジットカードと一体になったETCカードはありますか?
かつてはクレジットカードと一体になったETCカードが発行されていましたが、2018年6月1日(金)の「改正割賦販売法」の施行に伴い、発行が廃止されました。現在はクレジットカードとETCカードがそれぞれ別のカードで発行される分離型へと移行しています。
詳しくは以下をご覧ください。
Q2.ETC一体型カードにはどのようなリスクがあったのですか?
ETC一体型クレジットカードは1枚で複数のカード機能を備えている利便性があった反面、セキュリティに重大な懸念がありました。例えば盗難に遭った際、クレジットカードが盗まれることになるため不正利用につながることや、車載器から頻繁に抜き差ししなければならず紛失の機会が増えてしまうこと、差し忘れが増えてしまうことなどが挙げられます。
詳しくは以下をご覧ください。
Q3.ETCカードをクレジットカード付帯で発行するメリットは?
クレジットカード付帯のETCカードは、クレカを使ってお買い物や外食でポイントが貯まることに加えて、ETCカードを有料道路で利用することでも貯まるので、より多くのシーンでポイントを貯めることができるメリットがあります。そのほか、ETCカード自体の年会費が無料のものや、年1回の利用で無料になるなど、使い勝手が良いものが多いです。また、セキュリティの高いクレジットカードを選べば、より不正利用のリスクが軽減できます。ETCパーソナルカードでは使えないETCXが使えることなどのメリットもあります。
詳しくは以下をご覧ください。
「iD」は株式会社NTTドコモの商標です。
Google Pay は Google LLC の商標です。
MastercardはMastercard International Incorporated の登録商標であり、2つ連なる円のデザインは同社の商標です。
「Samsung Galaxy」はSamsung Electronics Co., Ltdの商標または登録商標です。
2025年6月時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。