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法人カードの業務活用術
2023.10.25
タクシーチケットとは?使い方から購入方法、メリット・注意点まで解説

タクシーの乗車料金を後払いで支払うタクシーチケットは、取引先への接待や冠婚葬祭などさまざまなシーンで便利に使えるサービスです。乗車時に現金で精算しなくてよいだけでなく、経理業務が効率化されるメリットもあります。
ここでは、タクシーチケットの使い方や種類、購入方法について紹介していきます。
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タクシーチケットとは?
タクシーチケット(タクチケ)は、タクシーの乗車代金を後払いで支払うチケットです。
利用者は精算時に運転手にチケットを手渡すだけなので、現金の受け渡しを行う必要がありません。そのため、タクシーチケットは取引先との接待の場や、冠婚葬祭でのお車代など、先方の交通費を負担するシーンで多く使われています。
チケットの発行元はクレジットカード会社やタクシー会社、タクシー協会などさまざまで、カード決済や口座振替などで支払いを行うことが一般的です。
タクシークーポンとの違い
タクシークーポンもキャッシュレスで乗車する方法の1つです。タクシークーポンのことをタクシーチケットと呼ぶこともありますが、会計のしかたや使い方はタクシーチケットとまったく異なります。
タクシークーポンとはプリペイド式のクーポンで、事前に購入した金額分だけタクシーの乗車に利用できるものです。図書カードやテレホンカードなどプリペイド式のカードを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
タクシーチケットの使い方
タクシーチケットは、精算時に必要事項を記入したうえで運転手に手渡します。記入する内容は、主に次のような項目です。
- 乗車料金
- 乗車年月日
- 乗車区間
- 利用者名
タクシーチケットを白紙のまま運転手に手渡してしまうと、利用していない金額を勝手に記入されるなどトラブルの原因になることもあります。そのため、必ず乗車した人がチケットに記入するようにします。
なお、タクシーチケットには有効期限や利用上限が定められている場合がありますので、利用の際は注意しましょう。
タクシーアプリを利用する場合
最近では、タクシーアプリを利用する人も増えています。タクシーアプリとは、スマートフォンのアプリでタクシーの予約ができたり、指定場所までタクシーを手配できたりするサービスです。
ただし、タクシーチケットをタクシーアプリで配車したタクシーで使う場合は、決済方法の指定に注意が必要です。
タクシーアプリには、「アプリ内決済」と「車内決済」の2つの支払い方法があります。アプリ内決済を選んでしまうと、アプリ上ではクレジットカードで決済を行う流れとなるため、タクシーチケットが利用できません。
タクシーチケットを使って乗車料金を支払いたい場合は、配車時に「車内決済」を選ぶようにしましょう。
タクシーチケットの種類
タクシーチケットには「紙のチケット」と「プラスチックカード」の2種類があります。それぞれ特徴を紹介していきましょう。
紙のチケットのタクシーチケット
紙のチケットは、精算時にチケットを運転手に手渡すことで決済できるものです。紙チケット式のタクシーチケットは小切手のような役割を持つため、有価証券として扱われています。
紙チケットの発行は、カード会社やタクシー会社へ依頼します。複数枚つづりの冊子のような形で発行されることが一般的です。
プラスチックカードのタクシーチケット
タクシーチケットには、プラスチック製のカードで発行されるものもあります。プラスチックカードのタクシーチケットは、カードを運転手へ手渡し、暗証番号を入力することで決済が完了します。
見た目や支払い方法がクレジットカードに似ていますが、利用シーンはタクシーでの支払いに限られていますので、ショッピングやそのほかの支払いに利用することはできません。
タクシーチケットのメリット
タクシーチケットには、「現金を用意する必要がない」、「経理業務が効率化される」など、いくつものメリットがあります。詳しく紹介していきましょう。
現金を用意する必要がない
タクシーチケットは精算時に運転手にチケットを手渡して決済が完了するため、乗車前に現金を用意する必要がありません。タクシーによってはクレジットカードが使えない場合もあるため、乗車中に「手持ちの現金で足りるだろうか」と不安になった経験がある方も多いでしょう。タクシーに乗る前に、乗車料金のためにわざわざATMでお金を引き出すことも珍しくありません。
その点、タクシーチケットはその場で現金を支払う必要がないため、現金の心配をしたり、事前に現金を用意したりする手間がかかりません。いつでもサッとタクシーに乗れるのは、忙しいビジネスパーソンにとって嬉しいポイントです。
経理業務の効率化
経理業務の効率化も、タクシーチケットのメリットの1つです。
出張が多い企業では、訪問先でのタクシーの乗車料金を従業員が立替払いするケースも見られます。そのため、経理部門が「月末は立替払いの精算業務が集中する」といった業務課題を抱えていることも多くあります。
タクシーチケットを導入すれば、従業員が毎回タクシー代を立替払いする必要がなくなるため、結果として経理業務が効率化される効果があります。加えて、従業員の金銭的な負担が軽減できるのも大きなメリットです。
支払いがスムーズ
支払いがスムーズに済ませられる点もタクシーチケットのメリットです。
現金で乗車料金を支払う場合、小銭の準備やお釣りのやりとりが発生するなど、支払いに時間がかかることも珍しくありません。都市部などの混み合った場所では、後続車の混雑を招いてしまうケースもあります。
その点、タクシーチケットは運転手へチケットを手渡して支払いが完了するため、スマートかつスムーズに支払いが行うことができます。
ただし、タクシーチケットは精算時に必要事項の記入が必要となります。乗車日付や乗車区間などは目的地に着くまでに記入しておくと、さらにスムーズに決済が完了できます。
取引先からの印象が良い
タクシーチケットは、取引先との接待の場でも活用しやすいアイテムです。
取引先との会食など接待の場では、先方へお車代を準備するケースが多く見られます。しかし、現金で手渡すのでは先方が遠慮してしまううえに、あまりスマートなやり方とはいえません。
そこで、さりげなくタクシーチケットを手渡すことで、スムーズに先方のお見送りができます。現金を手渡す場合に比べて先方も気を遣わずに済むため、取引先からの印象もアップできるでしょう。
タクシーチケットの購入方法
タクシーチケットを購入する方法は2種類あり、タクシー会社もしくはクレジットカード会社のいずれかで購入手続きを行います。ここでは、それぞれの購入方法を確認していきましょう。
タクシー会社からの購入方法
電話もしくはインターネットで申し込みます。タクシーチケットは乗車料金を後払いするシステムであることから、申し込みの際は本人確認書類を提出したうえで事前審査が行われることが一般的です。
審査通過後は契約手続きを行いますが、この際に保証金の入金を求められることがあります。保証金の金額はタクシー会社によって異なりますので、事前に確認しておくと安心です。
保証金の入金が確認できたら、タクシーチケットの発行が行われます。後払い(紙チケット)式ではなくカード式のタクシーチケットを発行する場合は時間がかかることがあるため、余裕を持って手続きを行いましょう。
クレジットカード会社からの購入方法
基本的にそのカード会社が発行するクレジットカードを保有しておく必要があります。
三井住友カードでは「VJタクシーチケット」を取り扱っています。詳しくは以下をご覧ください。
タクシーチケットの注意点
タクシーチケットを利用する際は、利用できるシーンや有効期限、限度額などに注意が必要です。それぞれ詳しく確認していきましょう。
すべてのタクシーで利用できるわけではない
タクシーチケットは、すべてのタクシーで利用できるわけではありません。発行元によってそれぞれ提携先のタクシー会社が決められており、利用できるのはその提携会社のタクシーのみです。
タクシーチケットを利用して乗車する際は、あらかじめ手持ちのタクシーチケットが利用できるか確認してから乗車すると安心です。
また、取引先の接待や冠婚葬祭のお車代などで利用する際は、一言「〇〇会社のタクシーでご利用ください」と伝えておくとよいでしょう。
申し込みから発行まで時間がかかる
タクシーチケットは発行にあたって所定の審査が行われるため、申し込んだ当日にチケットを受け取れるわけではありません。発行までの日数は発行元やチケットの種類によって異なりますが、紙チケット式の場合は1週間程度かかることが一般的です。
「出張の予定がある社員に持たせたい」、「取引先との会合で使いたい」など利用の予定が決まっている際は、前もって発行手続きを行いましょう。
有効期限がある
タクシーチケットには有効期限が定められており、有効期限を過ぎると原則利用ができません。タクシーチケットを利用する際は、必ず有効期限内であることを確認してから使うようにしましょう。
もし冊子内にチケットが余っている状態で有効期限が到来したら、はさみなどで裁断したうえで破棄し、誤って使うことのないようにしてください。
利用限度額の確認が必要
タクシーチケットでは、1枚あたりの利用限度額が定められています。例えば、1枚あたり1万円の限度額のタクシーチケットで、乗車料金が1万5,000円だった場合は、チケットを2枚使用して支払いをするか、チケットを1枚使用して足りない分を現金で支払います。
社員が遠方への移動で使うときや、取引先などに手渡す際は、あらかじめ利用限度額を伝えておくようにしましょう。
中には、限度額の定めがないタクシーチケットもありますが、その際は適切に利用するよう注意が必要です。社内で利用規定を定めるなど、一定範囲内での使用が守られるように管理を行いましょう。
社内利用ならタクシーチケットより法人カードが便利になることも
出張などで地方を移動する際はタクシーへの乗車が付き物ですが、タクシーの支払いにはタクシーチケットよりも法人カードの方が便利なケースがあります。
例えば、法人カードの利用限度額はタクシーチケットよりも大きいため、遠方への移動の際も限度額を超える心配をする必要がありません。
法人カードはタクシーチケットと同様に経費精算が簡潔になるメリットもあるため、タクシーチケットのデメリットを補いつつ業務効率化を図る効果があります。
さらに、三井住友コーポレートカードでは「マンスリークリア方式」を採用しており、締日翌日には利用枠がクリアされるため、タクシーを頻繁に使う場合でも予実管理が簡単なメリットがあります。
タクシーの支払いにおすすめの三井住友カードの法人カード
紙の領収書での経費精算は従業員、経理、どちらにも負担がかかる業務です。タクシーチケットを有効活用するほか、タクシー代の支払いを法人カードで精算することで、管理業務の削減ができます。
法人カードでの決済なら利用明細が経費精算システムに自動連携され、紙での申請が不要です。また、利用日・利用金額などが自動連携されるため、入力の手間がはぶけるだけでなく、入力ミスもなくなるため管理業務の削減につながります。
ここからは経費精算業務の効率化に役立つ、三井住友コーポレートカードと三井住友パーチェシングカードをご紹介します。
▼3分で分かる!法人カードの選び方をわかりやすく解説 ▼
大企業におすすめ!三井住友コーポレートカード
カード使用者が多い大企業向けの法人カードです。出張費や交際費などを「会社全体」「部事業所別」「個人別」の3段階に分類し、経費予算管理を簡素化できます。また、ゴールドカードには、旅行傷害保険や買い物保険が付帯されており、全国の主要空港ラウンジをご利用いただけます。
ガバナンス強化で管理業務の効率化と経費削減が実現!

三井住友コーポレートカード
(一般)
年会費:1会員目 1,375円(税込)
以降1会員につき440円(税込)
【上限】 33,000円(税込)
限度額:ご入会時にご相談
国際ブランド:
お申し込み対象:法人専用
ガバナンス強化で管理業務の効率化と経費削減が実現!
三井住友コーポレートカード
(一般)

- 年会費
- 国際ブランド
- 限度額
お申し込み対象
- 1会員目1,375円(税込)
以降1会員につき440円(税込)
【上限】 33,000円(税込) - ご入会時にご相談
- 法人専用
おすすめポイント
利用額限度額を適切に
管理・設定が可能な
マンスリークリア方式
経費精算システムへの
利用明細データ
連携が可能!
各種手続きが
Web上で完結
カード管理者Web
<SMCC Biz Partner>
ガバナンス強化で管理業務の効率化と経費削減が実現!

三井住友コーポレートカード
(ゴールド)
年会費:1会員目 11,000円(税込)※
以降1会員につき2,200円(税込)
【上限】 33,000円(税込)
限度額:ご入会時にご相談
国際ブランド:
お申し込み対象:法人専用
※
個別決済方式の場合、1社あたり33,000円(税込)、61名以上追加会員ごとに550円(税込)がかかります。
ガバナンス強化で管理業務の効率化と経費削減が実現!
三井住友コーポレートカード
(ゴールド)

- 年会費
- 国際ブランド
- 限度額
お申し込み対象
- 1会員目 11,000円(税込)※
以降1会員につき2,200円(税込)
【上限】 33,000円(税込) - ご入会時にご相談
- 法人専用
※
個別決済方式の場合、1社あたり33,000円(税込)、61名以上追加会員ごとに550円(税込)がかかります。
おすすめポイント
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マンスリークリア方式
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Web上で完結
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三井住友パーチェシングカード
企業における仕入れやシステム利用料の支払いなど、企業の購買活動専用の法人カードです。特定の加盟店での決済に限定した利用ができる、目的別に限度額を設定できるなど、不正利用のリスクを軽減する機能があります。
なお、三井住友パーチェシングカードは、プラスチックカードが発行されないため、紛失・盗難のリスクがありません。
広告費やクラウド利用料など購買専用の不発行型カード!

三井住友パーチェシング
カード
年会費:1会員目 1,375円(税込)
以降1会員につき440円(税込)
【上限】 33,000円(税込)
限度額:カードごとに設定
国際ブランド:
お申し込み対象:法人専用
広告費やクラウド利用料など
購買専用の不発行型カード!
三井住友
パーチェシングカード

- 年会費
- 国際ブランド
- 限度額
お申し込み対象
- 1会員目1,375円(税込)
以降1会員につき440円(税込)
【上限】 33,000円(税込) - カードごとに設定
- 法人専用
おすすめポイント
利用額限度額を適切に
管理・設定が可能な
マンスリークリア方式
カード単位や
契約単位で
利用先を限定可能
部署名義や
支払い科費目名義など
任意の名義で発行可能
タクシーチケットや法人カードで経費精算を効率化
タクシーチケットは支払いがスムーズになるだけでなく、経理業務の効率化を図れるサービスです。従業員の出張や、取引先との接待などさまざまなシーンで利用できますので、ぜひ導入を検討してみましょう。
また、タクシー以外の支払いや経費精算全般を効率化したいときは、法人カードの導入も検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1.タクシーチケットとは?
タクシーチケットとは、タクシーの乗車代金を後払いで支払うチケットです。利用者は運転手にチケットを手渡せば乗車できるため、取引先との接待の場や、冠婚葬祭でのお車代など、先方の交通費を負担するシーンで多く使われています。クレジットカード会社やタクシー会社、タクシー協会などが発行しており、カード決済や口座振替などで支払いを行うことが一般的です。
詳しくは以下をご覧ください。
Q2.タクシーチケットを利用するメリットは?
タクシーチケットは運転手にチケットを手渡して決済が完了するため、乗車前に現金を用意する必要がありません。いつでもサッとタクシーに乗れるのは、忙しいビジネスパーソンにとって嬉しいポイントです。そのほかにも「経理業務が効率化される」、「支払いがスムーズに行える」、「取引先からの印象が良い」などさまざまなメリットがあります。
詳しくは以下をご覧ください。
Q3.タクシーチケットを利用するうえでの注意点は?
タクシーチケットは、提携のタクシー会社や利用金額、有効期限が定められています。タクシーチケットで支払う際は、あらかじめ利用範囲を確認しておきましょう。また、タクシーチケットは発行にあたって所定の審査が行われます。申し込みから発行までに時間がかかるため、申し込み手続きは前もって行うことがおすすめです。
詳しくは以下をご覧ください。
- ※2023年10月時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。
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