キャッシングとは？クレジットカードで現金を借りる方法や注意点などを詳しく解説

キャッシングとは、クレジットカードに付帯している、現金を借りられる機能のことです。本来、「現金を借りられるサービスの総称」で、「クレジットカード付帯のキャッシング」と「カードローン」が含まれますが、一般的にはクレジットカード付帯サービスのキャッシングのみを指して「キャッシング」と呼んでいます。

本記事でもキャッシングについては、「クレジットカード付帯のキャッシング」として解説します。

キャッシング利用枠（利用限度額）の設定とは、キャッシングできる金額の上限を設定することです。

クレジットカードの入会申し込み時に、希望するキャッシングの上限額を申告すると、審査によって利用枠が設けられます。このため、設定されたキャッシング枠を超える借り入れはできません。

キャッシング利用枠として設定される金額は、カード会社によってさまざまです。一例として、三井住友カードがおすすめする、券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されない、年会費永年無料の「三井住友カード（NL）」でキャッシング機能を使う場合を紹介すると、原則入会時の利用枠は最大50万円になります。

キャッシングは、クレジットカードを利用して現金を借り入れますので、カードはキャッシング以外にも買い物などに利用することができます。

対して、「カードローン」は個人向け融資の1種で、カード会社や金融機関などが提供している、現金の借り入れに特化したキャッシング専用サービスです。カードローンはクレジットカードのキャッシングと混同されがちですが、カードローンはローン専用の商品のため、ショッピング利用ができない点が大きな違いです。

借り入れをする際、急ぎで現金を用意する必要があるケースでは、カードローンの利用を検討するのがおすすめです。

例えば、カードローンのSMBCモビットなら、お申し込みから最短15分で融資が完了します。

カード会社によりますが、キャッシングは数時間から即日という短期間でお金を借りられることが多いです。そのため、急にお金が必要になったときに便利な点がメリットといえます。

ただし、キャッシング機能の利用には、カード会社の審査を通過しなくてはなりません。クレジットカードを申し込む際にキャッシング利用枠を設定する審査を受けるか、カードのお申し込み後に別途キャッシングの審査を受けることができます。

審査スピードはカード会社によって異なりますが、一部即日利用可能なスピード審査を実施している会社もあります。例えば、三井住友カードの場合、インターネットからのお申し込みで、条件はありますが審査結果を最短30分以内に確認できることもあります。

カードの場合、コンビニや銀行などのATMでキャッシングできるので、外出中に高額のお金が必要になっても対応できます。車や家電の故障といったトラブルで急に高額出費が必要な場合でも、慌てずに対応することができるでしょう。

キャッシング機能が付いたクレジットカードを持っていれば、改めてキャッシングの申し込みをしたり、審査を受けたりする必要はありません。借り入れの手続きも、ATMやアプリを使って簡単に行えます。

ただし、キャッシング利用枠を増額する場合は新たに審査が必要になります。

海外キャッシングを利用した際にも、国内でのキャッシングと同様に利息がかかります。海外で現地通貨を用意する場合、外貨両替の手数料よりもキャッシングの利息金額が少額になるケースでは、両替よりもキャッシングがお得になります。借りている日数が少ないほど利息金額は少額となりますので、帰国後、できるだけ早めにキャッシング利用額を一括で返済すれば、支払う利息も少なく済みます。

ただし、カード会社や利用するATMによっては別途利用手数料が発生する場合もあります。事前に確認したうえで利用しましょう。

キャッシングは、借り入れたお金の使い道を自由に決めることができます。幅広い目的に合わせて利用可能なこともメリットとなっています。

ここからは、実際にキャッシングを利用する方法について説明していきましょう。

三井住友カード（国内キャッシングリボ）の場合、キャッシングの利用方法は大きく分けて以下の3種類になります。キャッシングリボを利用する際にご活用ください。

三井住友カードのキャッシングリボの借り入れ・返済や、利用可能額の照会・返済可能額の照会などは、三井住友銀行をはじめとした、お近くの提携金融機関のATMの操作でお申し込みが可能です。

まず、ATMの画面上のメニューから「お引き出し」を選択し、クレジットカードをカード差込口から挿入します。クレジットカードの暗証番号を入力し、ATM画面上のメニューで「キャッシング（リボ）」を選択、借り入れ金額を入力します。借り入れ金額は1万円単位です。
以上の操作が完了後、クレジットカード、ご利用明細、現金を受け取ります。

なお、ATM利用時には手数料がかかることがありますので、利用前に確認するようにしましょう。

三井住友カードのキャッシングリボなら、手続きがオンラインで簡単に行えるVpassアプリのご利用がおすすめです。登録無料で利用でき、キャッシングリボご利用枠の設定・増枠も申し込めます。緊急のお手続きのほか、クレジットカードの明細・利用状況や保有ポイントを、いつでも確認することができます。

三井住友カードのキャッシングリボの借り入れなどについては、フリーダイヤルの「スマートダイヤル24」に電話することで手続きが可能です。固定電話のほかに、携帯電話からもご利用いただけます。

ここからは、キャッシングを利用して借り入れたお金の返済方法について見ていきます。

キャッシングの返済は、一般的には「金融機関やコンビニATM」「口座引き落とし」「指定口座への振り込み」の3つの方法があります。

なお、ATMを利用して返済するには、キャッシングした金額とは別途、ATM利用手数料がかかる場合があるので注意しましょう。

キャッシングの返済では、借りたお金（元金）と利息を合わせて返すことになります。利息とは、借りたお金への対価で、キャッシングすると必ず発生します。利息はお金を借りていた期間に従って増えていくもので、返済期間が長くなるほど返済する総額も高くなるしくみです。

なお、利息の割合である「金利」が低いほど支払総額は少なくなります。金利は、借り入れ金額や借り入れ先の金融機関によって異なりますので、キャッシングを検討する際は金利が低い金融機関を選ぶのがおすすめです。

キャッシングを利用するうえで、返済計画を立てて借りるようにしたり、ショッピング枠との関係性を把握したりするなど、いくつかの注意点があります。それぞれ、確認していきましょう。

キャッシングは便利ですが、安易に大きな金額のお金を借りてしまうと、返済に苦労することになります。借りている期間が長くなると金利がかさみますので、なるべく早めに返済できるよう、必ず返済計画を立てておきましょう。

クレジットカードにはショッピング利用枠とキャッシング利用枠が設けられているのは前述のとおりです。しかし総利用枠は、ショッピング枠とキャッシング枠の合計ではなく、実は、ショッピング枠の中にキャッシング枠が含まれているしくみです。

■キャッシング枠とショッピング枠の関係

クレジットカードの利用金額に応じてポイントが付くポイント還元サービスは、原則としてショッピングやサービス利用料を支払った金額に適用されものです。そのため、キャッシングの利用金額はポイント付与の対象にならないことがほとんどです。

ここからは、三井住友カードの中でキャッシング機能を活用したい場合におすすめのクレジットカードをご紹介します。

キャッシングは非常に便利なサービスですが、お金を借りるという意識を持って、返済や資金繰りについてはしっかりと事前に計画を立てておくことが大切です。万が一にも返済できないという事態に陥らないよう、しっかりと支出管理を行いましょう。

また、キャッシングとカードローンは、一見似たようなサービスに思えますが、どちらを利用するかで利用枠や金利が変わってきます。利用頻度や利用金額を踏まえて選択し、上手に使い分けていきましょう。

キャッシングの本来の意味は、「現金を借りられるサービスの総称」のこと。キャッシングには、「クレジットカード付帯のキャッシング」と「カードローン」があります。なお、一般的にクレジットカード付帯サービスのキャッシングのことを、「キャッシング」と呼んでいます。

詳しくは以下をご覧ください。

カードローンはクレジットカードのキャッシングと混同されがちですが、キャッシング機能付きクレジットカードはショッピングに利用することもできる一方、カードローンはローン専用カードのためショッピング利用ができないという大きな違いがあります。

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キャッシングを利用するには、カード会社の審査に通過しなくてはなりません。審査スピードは各カード会社で異なりますが、一部即日利用可能なスピード審査を実施しているところもあります。

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