電子マネーとクレジットカードの違いは?ポイントが貯まるお得な使い方もご紹介
2023.02.02
電子マネーとクレジットカードの違いは?ポイントが貯まるお得な使い方もご紹介
2023.02.02
監修:高柳政道
金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。
【保有資格】1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級
電子マネーによるキャッシュレス決済を利用するシーンが増えています。 ここでは、電子マネーとクレジットカードの違いや使い分けのポイント、相互利用のメリットなどについてご紹介します。
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電子マネーとは?
電子マネーとは、データ化されたお金のことです。店舗に用意されている決済端末に、電子マネーの専用カードあるいはスマートフォンをかざすことで購入額が差し引かれ、瞬時に支払いが完了します。財布から現金を出して支払い、お釣りを受け取るという作業が不要です。
電子マネーの種類
電子マネーを発行している企業には交通会社や大手流通会社、IT会社などがあり、電子マネーの種類は大きくわけると「交通系」「流通系」「クレジットカード系」の3つがあります。
また、電子マネーの支払い方法は、前払いの「プリペイド型」、利用した分だけ後日請求される「ポストペイ型」、決済時に口座から引き落とされて支払いが完了となる「リアルタイムペイ型(デビット型)」の3つです。
プリペイド型 | 事前にチャージした金額まで支払いに利用できる |
---|---|
ポストペイ型 | クレジットカードと紐づけることで、利用金額が後日まとめて口座から引き落とされる |
リアルタイムペイ型(デビット型) | 利用した時点で口座から直接引き落とされる |
電子マネーのメリット・デメリット
次に、電子マネーのメリット、デメリットをみていきます。
電子マネーのメリット
電子マネーの利用者側が得られる最大のメリットは、スピーディーに支払いができることです。
専用の決済端末にかざすだけで簡単に支払いが完了します。また、プリペイド型であれば年齢制限がほとんどなく、誰でも利用することができます。
ほかにも、利用額に応じてポイント還元が受けられ、買い物でポイントが貯まることも、大きなメリットと言えるでしょう。
電子マネーのデメリット
電子マネーのデメリットは、前払いのプリペイド型の場合、チャージする手間がかかることが挙げられます。残額が少なくなったら駅やコンビニ、ATMなどでチャージしなければならないものもあります。なお 、一度チャージした金額は、原則として現金に戻せないことも注意しておきたいポイントです。
また、電子マネーを導入していない店舗もあるため、電子マネー以外の準備が必要な場合もあります。
クレジットカードのしくみ
クレジットカードは、個人や法人の信用を基に、後払いができるしくみです。カード利用者、クレジットカード会社、カード加盟店の関係を表すと、下の図のようになります。
カード利用者が、加盟店で商品をクレジットカードで購入した場合、カード会社が一旦その代金を立て替えます。加盟店は、カード利用者の利用総額をカード会社に請求し、カード会社から所定の加盟店手数料を差し引いた額を受け取ります。
カード利用者は後日カード会社から利用額を請求され、指定の口座から利用額が引き落とされる流れです。
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電子マネーとクレジットカードの違い
電子マネーとクレジットカードでは、おもに以下のような違いがみられます。
大きな違いは、選択できる支払い方法です。
クレジットカードは後払いが基本ですが、電子マネーは「プリペイド型」「ポストペイ型」「リアルタイムペイ型(デビット型)」など複数の支払い方法から選ぶことができます。
クレジットカードは申し込み後にカード会社の審査を通過する必要がありますが、電子マネーは審査なしでの利用が可能です。また、カードは基本的に決済時に暗証番号やサインが必要であるのに対し、電子マネーはタッチのみで決済が可能というのも相違点です。ただし最近ではコンビニなど、クレジットカードでもサインや暗証番号なしで利用できるサインレス決済対応の店舗も増えています。
さらに、利用できる金額にも違いがあります。
クレジットカードは利用限度額の範囲内であれば決済金額に制限はありませんが、電子マネーは1回の決済金額に上限が設定されている場合があります。
電子マネーとクレジットカード、どちらがいい?
電子マネーとクレジットカードのどちらがよいかは、支払う場所や状況によっても異なります。メリット・デメリットを理解したうえで使い分けるとよいでしょう。
電子マネーとクレジットカードの使い分け方
電子マネーとクレジットカードは、「支払い金額に応じた使い分け」をするのがおすすめです。
例えば、高額な商品の支払いにはクレジットカードが向いています。クレジットカードならカード利用者ごとに設定された利用限度額の範囲内で買い物をすることができ、リボ払いや分割払いなど、複数の支払い方法を選択することも可能です。
一方、少額の支払いを手早く済ませたい場面では、電子マネーが使いやすいでしょう。暗証番号の入力やサインが不要で、素早くタッチ決済ができるため、通勤や通学などで急いでいる際に重宝します。ただし、店舗によっては電子マネーに対応していない場合があり、そのときは現金やクレジットカードで支払うことになります。電子マネーが使えないことを想定し、クレジットカードを持っておくと便利です。
電子マネーとクレジットカードを連携して利用する
電子マネーとクレジットカードは使い分けるだけでなく、連携して利用することもできます。
連携方法としておすすめなのが、スマートフォンやスマートウォッチを利用する方法です。スマホやスマートウォッチのApple Payや Google Pay™ にクレジットカードを登録することで、電子マネーでの支払いが可能になります。
また、電子マネーと組み合わせることでポイント還元率が上がるクレジットカードを利用することができれば、さらにお得に利用できるでしょう。
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Visaのタッチ決済が便利
クレジットカードなら、電子マネーのように端末にかざすだけでスピーディーに支払いができるVisaのタッチ決済がおすすめです。
国際ブランドのVisaが提供している非接触型の決済方法で、タッチ決済対応マークのついているクレジットカードはもちろん、Apple Payや Google Pay に設定すると、スマートフォンなどのデバイスでも使用できます。
Visaのタッチ決済は国際規格「NFC Pay」に対応しており、アメリカやヨーロッパなど、海外でも利用が可能です。旅行や出張で海外に行く方にとって、心強い存在になるでしょう。また、Visaのタッチ決済でポイント還元率がアップするカードもあります。
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三井住友カードのおすすめクレジットカード
ここからはVisaのタッチ決済でポイントがお得に貯まるカードを中心に、三井住友カードのおすすめのクレジットカードをご紹介します。
三井住友カード(NL/ナンバーレス)
年会費が永年無料で、高校生を除く満18歳以上の方が利用できます。券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されていないナンバーレスのカードのため、初めての方でも安心・安全です。クレジットカード情報はVpassアプリをダウンロードすれば簡単に確認できますので、ネットショップでの買い物もスムーズです。従来のクレジットカードとはまったく違う、先進性を備えたクレジットカード体験が待っています。
年会費永年無料のナンバーレスカード!
年会費永年無料のナンバーレスカード!
三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
年会費: |
永年無料 |
ポイント還元率: |
0.5%~7% |
---|
限度額: |
~100万円 |
国際ブランド : |
---|
おすすめポイント
対象のコンビニ・
飲食店でスマホの
タッチ決済ご利用で 1・2・3
ポイント
最大7%還元
即時発行可能!
最短10秒4
海外旅行傷害保険 5
最高
2,000万円
※1 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※2 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。
※3 通常のポイント分を含んだ還元率となります。
※4 即時発行ができない場合があります。
※5 事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。
※ 本カードのご利用には、スマートフォンでのVpassアプリのダウンロードが必要です。
三井住友カード ゴールド(NL/ナンバーレス)
高校生を除く満18歳以上の方が利用できるゴールドカードです。三井住友カード(NL)同様、券面には、カード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されない、安心・安全のナンバーレス。クレジットカード情報はVpassアプリから確認できるので、ネットショップでもスムーズに買い物ができます。また、三井住友カード ゴールド(NL)には、毎年の年間利用額に応じたポイント還元や条件付きで年会費が永年無料になる特典、特定加盟店での利用でポイント還元率がアップする特典があります。
使うほどおトクなゴールドカード
使うほどおトクなゴールドカード
三井住友カード
ゴールド
(NL/ナンバーレス)
三井住友カード ゴールド
(NL/ナンバーレス)
年会費: |
5,500円(税込) 条件付きで永年無料 |
ポイント還元率: |
0.5%~7% |
---|
限度額: |
~200万円 | 国際ブランド : |
---|
おすすめポイント
年間100万円のご利用で
翌年以降 1
年会費永年無料
対象のコンビニ・
飲食店でスマホの
タッチ決済ご利用で 2・3・4
ポイント
最大7%還元
年間100万円のご利用で
毎年プレゼント 1
10,000ポイント
※1 対象取引や算定期間などの実際の適用条件などの詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
※2 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※3 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。
※4 通常のポイント分を含んだ還元率となります。
※ 本カードのご利用には、スマートフォンでのVpassアプリのダウンロードが必要です。
三井住友カード(NL)・三井住友カード ゴールド(NL)なら、ポイント還元率が最大7%!
通常、毎月のご利用金額の合計200円(税込)ごとに、Vポイントが1ポイント付与(0.5%還元)されますが、対象のコンビニ・飲食店で三井住友カード(NL)・三井住友カード ゴールド(NL)をスマホでのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済で支払うと、ポイント還元率が通常のポイント分を含んだ7%になります。
ポイント還元率はご利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
一部、ポイント加算対象とならない店舗、および指定のポイント還元率にならない場合があります。
一部、Visaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済がご利用いただけない店舗があります。
Google Pay™ で、Mastercardタッチ決済はご利用いただけません。
お店側で高額のご利用を制限されている場合があります。
iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
詳細は以下ホームページをご確認ください。
商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。
「最大10%」は、「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元」に加えて、3%が付与された合計還元率です。
「3%」のうち0.5%は、お支払い時のセブン‐イレブンアプリの会員コード提示によって付与されたセブンマイルです。セブンマイルはVポイントに交換できます。
詳細は以下ホームページをご確認ください。
Visaのタッチ決済はスピーディーに買い物ができて、ポイントも貯まってお得!
電子マネーは1回の決済金額に上限が設定されている場合があり、少額の決済を手早く済ませたいシーンに向いています。一方クレジットカードは、利用限度額の範囲内で決済ができるので、高額な商品の買い物にも便利です。リボ払いや分割払いなど、さまざまな支払い方法を選択することもできます。最近では、電子マネーのように端末にかざすだけで買い物ができるクレジットカードがあります。Visaのタッチ決済の場合、対応マークのついているクレジットカードはもちろん、Apple Payや Google Pay に設定すると、スマートフォンなどでも使用可能です。さらに、Visaのタッチ決済は国際規格「NFC Pay」に対応しており、アメリカやヨーロッパなど海外でも使うことができます。
例えば「三井住友カード(NL)」「三井住友カード ゴールド(NL)」の場合、対象のコンビニ・飲食店で、スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済で支払うと、ご利用金額200円(税込)につき通常のポイント分を含んだ7%ポイント還元となり、お得にポイントを貯めることができます。この機会にお申し込みを検討してみましょう。
よくある質問
Q1.電子マネーのメリットとデメリットは?
電子マネーの利用者側が得られる最大のメリットは、スピーディーに支払いができることです。専用の決済端末にかざすだけで簡単に支払いが完了します。また、プリペイド型は年齢制限がほとんどなく、誰でも利用することができます。利用額に応じてポイント還元が受けられ、買い物でポイントが貯まることも、大きなメリットと言えるでしょう。
一方、電子マネーのデメリットは、プリペイド型の場合チャージする手間がかかることです。駅やコンビニ、ATMなどでチャージしなければならないものもあります。なお 、一度チャージした金額は、原則として現金に戻せません。電子マネーを導入していない店舗もあるため、電子マネー以外の準備が必要な場合もあります。
詳しくは以下をご覧ください。
Q2.電子マネーとクレジットカードの違いは?
電子マネーとクレジットカードの大きな違いは、選択できる支払い方法です。クレジットカードは後払いが基本ですが、電子マネーは「プリペイド型」「ポストペイ型」「リアルタイムペイ型」など複数の支払い方法から選ぶことができます。また、クレジットカードは申し込み後にカード会社の審査を通過する必要がありますが、電子マネーは審査なしでの利用が可能です。
カードは基本的に決済時に暗証番号やサインが必要であるのに対し、電子マネーはタッチのみで決済が可能というのも相違点となります。ただし、最近ではコンビニなど、クレジットカードでもサインや暗証番号の入力なしで利用することができるサインレス決済対応の店舗も増えています。
さらに、利用できる金額にも違いがあり、クレジットカードは利用限度額の範囲内であれば決済金額に制限はありませんが、電子マネーは1回の決済金額に上限が設定されている場合があります。
詳しくは以下をご覧ください。
Q3.電子マネーとクレジットカード、どちらの決済方法がいい?
電子マネーとクレジットカードは、「支払い金額に応じた使い分け」をするのがおすすめです。例えば、高額な商品の支払いにはクレジットカードが向いています。クレジットカードならカード利用者ごとに設定された利用限度額の範囲内で買い物をすることができ、リボ払いや分割払いなど、複数の支払い方法を選択することも可能です。
一方、少額の支払いを手早く済ませたい場面では、電子マネーが使いやすいでしょう。素早く決済ができるため、通勤や通学などで急いでいる際に重宝します。ただし、電子マネーに対応していない店舗の場合、現金やクレジットカードで支払うことになります。電子マネーが使えないことを想定し、クレジットカードを持っておくと便利です。
詳しくは以下をご覧ください。
「Suica」は東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
「PASMO」は株式会社パスモの登録商標です。
WAONはイオン株式会社の登録商標です。
nanacoは、株式会社セブン・カードサービスの登録商標です。
「楽天Edy(ラクテンエディ)」は、楽天グループのプリペイド型電子マネーサービスです。
「iD」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
QUICPayは株式会社ジェーシービーの登録商標です。
Apple、Apple Payは、Apple Inc.の商標です。
Google Pay は Google LLC の商標です。
「PayPay」は、Zホールディングス株式会社の登録商標です。
MastercardはMastercard International Incorporated の登録商標であり、2つ連なる円のデザインは同社の商標です。
2023年2月時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。