電気代はクレジットカード払いと口座振替、どちらの支払い方法がおすすめ?
2025.01.06
電気代はクレジットカード払いと口座振替、どちらの支払い方法がおすすめ?
電気代はクレジットカード払いと口座振替、どちらの支払い方法がおすすめ?
2025.01.06
監修:高柳政道
金融コラムニストとして資産運用・生命保険・相続・ローン商品・クレジットカードなど多岐にわたる執筆業務と監修業務に携わり、関わった記事案件は500を超える。企業に属さないFPとしても活動し、客観的な立場から投資・保険商品の選び方を中心に情報発信を行う。
【保有資格】1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®、DCプランナー2級
公共料金の中でも金額が大きく、なるべくお得に支払いたい電気代。電気代節約のために検討したいのが、支払い方法の変更です。電気代のお得な支払い方法には、ポイント還元がある「クレジットカード払い」、割引サービスがある「口座振替」がありますが、実際どちらがお得なのか知りたい方も多いのではないでしょうか。
ここでは、電気代の支払いについて、クレジットカード払いと口座振替のどちらがお得か、その他のメリットとあわせてご紹介します。
クレジットカードで電気代を支払うメリット
電気代を、クレジットカード払いすること、口座振替で支払うことには、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。まず、クレジットカードで支払う場合のメリットとして、以下の4つが考えられます。
メリット1 電気代の払い忘れを防げる
契約した電力会社でクレジットカードを登録し、カード払いにすると、毎月自動的に利用料金がお支払い口座から引き落とされるため、払い忘れや支払いの遅れを防ぐことができます。
メリット2 ポイントが還元される
クレジットカード払いの場合は、支払い額に応じてポイントが還元されます。また、カード会社によっては通常のポイント還元とは別に、さらにポイント還元を受けられるサービスもあります。
例えば三井住友カードの場合、公共料金の支払いはポイント計算の対象になるので、毎月コンスタントにVポイントを貯めることができます。また、三井住友カードでは公共料金の支払いは「定期払い」の対象になっているため、ご利用いただくと毎月の抽選でさらにお得になるメリットもあります。
Vポイントの対象とならないカードがあります。
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メリット3 ご利用明細で利用料金を確認できるので、家計管理しやすい
クレジットカード会社から毎月届くご利用明細書やウェブで確認できる明細には、すべての支払い履歴が記載されています。電気代を、さまざまな支出と合わせて確認できるので、家計の管理がしやすくなります。
例えば、三井住友カードの「Vpassアプリ」では、カードの利用状況や保有ポイントがいつでも確認できます。さらに、VpassアプリとMoneytreeを連携することで、毎月の収支を確認できる家計管理機能を搭載。クレジットカードも銀行も、ポイントも電子マネーも、これひとつで管理することができます。
メリット4 クレジットカードの利用実績になる
クレジットカードで毎月の電気代を支払うことは、クレジットカードの利用実績につながります。また、遅延なく支払い続けることで、良いクレヒス(クレジットヒストリー)も積み上げることができます。
クレヒスとは、クレジットカードやローンなどをどのように利用してきたかという履歴と、それに紐づけられる信用情報を指し、利用金額や支払い回数、延滞があるかなどの情報が記録されています。
電気代など毎月支払いがあるものをクレジットカード払いにすると、一定額、長期間にわたってクレジットカードを利用することになります。遅延なく支払い続けることができれば、安定した返済能力があるとみなされ、良いクレヒスを築くことにも繋がるでしょう。
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口座振替で電気代を支払うメリット
次に、口座振替で電気代を支払うメリットについてご紹介します。
メリット1 電気代の払い忘れがない
口座振替の場合も、契約した電力会社で登録した口座から毎月自動的に電気代が引き落とされるため、支払い忘れや支払いの遅れを防ぐことができます。
メリット2 口座振替割引サービスを受けられる
口座振替の場合、電力会社によっては「口座振替割引サービス」が受けられる場合があります。毎月の電気代から一定金額が割引になるしくみが一般的です。
ただし、近年の社会情勢の変化により、以前は口座振替割引を行っていた電力会社でも廃止している、または今後廃止予定になっていることがあるため、注意が必要です。
クレジットカードと口座振替のメリットは異なりますので、自分にとってどちらのメリットが大きいか、しっかり比較して選ぶようにしましょう。
口座振替とクレジットカード払いの比較方法
口座振替とクレジットカード払いのどちらがお得かを判断する際は、まず、お申し込み予定の電力会社が口座振替割引サービスを行っているかどうか、ホームページなどで確認しましょう。割引サービスを行っている場合は、その割引額を確認します。
次に、クレジットカード払いにした場合のポイント還元率を確認しましょう。月々の利用料金から月間のポイント還元相当額がどのくらいになるか計算し、口座振替割引サービスでの割引額と比較・検討していきます。
ポイント還元シミュレーション
以下の表は、ポイント還元率が0.5%のクレジットカードで電気代を支払った場合のシミュレーションです。ポイント還元相当額は、1ポイント=1円のケースを紹介しています。
■ポイント還元率が0.5%のクレジットカードで電気代を支払った場合
1ヵ月の電気代 | 月間付与ポイント | 年間ポイント還元相当額 (1ポイント=1円相当) |
---|---|---|
15,000円 | 75 | 900円 |
12,000円 | 60 | 720円 |
9,000円 | 45 | 540円 |
6,000円 | 30 | 360円 |
3,000円 | 15 | 180円 |
例えば、毎月の電気代から55円(税込)を割引する、口座振替割引サービスを提供している電力会社の場合、年間の割引金額は660円(税込)です。上のポイント還元シミュレーションと照らし合わせると、1ヵ月の電気代がある一定の金額を超えると、カード払いのほうがお得になることがわかります。
ポイント還元率が0.5%のクレジットカードで1万1,200円の電気代を支払うと、56ポイントが貯まる計算です。毎月の電気代が1万1,200円以上のご家庭は、口座振替割引サービスよりもお得になりますね。
電気代の支払いをクレジットカードに変更する方法
電気代の支払いをクレジットカードに変更する方法は、基本的にどの電力会社でも大きくは変わりません。
クレジットカード払いへのお申し込みは、インターネットか郵送での手続きが一般的です。
電力会社の公式サイトで、クレジットカードでのお支払いに関するページをチェックしましょう。「インターネットでのお申し込み」、または「郵送でのお申し込み」など、ご希望の申し込み方法を選択し、手続きに進みます。
郵送で申し込む場合、カスタマーセンターに電話をして申込書を取り寄せなければならなかったり、申込書がご自宅に届くまでに時間がかかったりするので、注意が必要です。
電気代の支払いには三井住友カードがおすすめ
ここからは、電気代の支払いにおすすめの、三井住友カードのクレジットカードをご紹介します。
三井住友カード(NL/ナンバーレス)
年会費が永年無料で、高校生を除く満18歳以上の方が利用できます。券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されていないナンバーレスのカードのため、初めての方でも安心・安全。クレジットカード情報はVpassアプリをダウンロードすれば簡単に確認できますので、ネットショップでのお買い物もスムーズです。
従来のクレジットカードとはまったく違う、先進性を備えたクレジットカード体験が待っています。
年会費永年無料のナンバーレスカード!
年会費永年無料のナンバーレスカード!
三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
年会費: |
永年無料 |
ポイント還元率: |
0.5%~7% |
---|
限度額: |
~100万円 |
国際ブランド : |
---|
おすすめポイント
対象のコンビニ・
飲食店でスマホの
タッチ決済ご利用で 1・2・3
ポイント
最大7%還元
即時発行可能!
最短10秒4
海外旅行傷害保険 5
最高
2,000万円
※1 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※2 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。
※3 通常のポイント分を含んだ還元率となります。
※4 即時発行ができない場合があります。
※5 事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。
※ 本カードのご利用には、スマートフォンでのVpassアプリのダウンロードが必要です。
三井住友カード ゴールド(NL/ナンバーレス)
高校生を除く満18歳以上の方が利用できるゴールドカードです。三井住友カード(NL)同様、券面には、カード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されない、安心・安全のナンバーレス。また、三井住友カード ゴールド(NL)には、毎年の年間利用額に応じたポイント還元や条件付きで年会費が永年無料になる特典があります。
使うほどおトクなゴールドカード
使うほどおトクなゴールドカード
三井住友カード
ゴールド
(NL/ナンバーレス)
三井住友カード ゴールド
(NL/ナンバーレス)
年会費: |
5,500円(税込) 条件付きで永年無料 |
ポイント還元率: |
0.5%~7% |
---|
限度額: |
~200万円 | 国際ブランド : |
---|
おすすめポイント
年間100万円のご利用で
翌年以降 1
年会費永年無料
対象のコンビニ・
飲食店でスマホの
タッチ決済ご利用で 2・3・4
ポイント
最大7%還元
年間100万円のご利用で
毎年プレゼント 1
10,000ポイント
※1 対象取引や算定期間などの実際の適用条件などの詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
※2 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※3 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。
※4 通常のポイント分を含んだ還元率となります。
※ 本カードのご利用には、スマートフォンでのVpassアプリのダウンロードが必要です。
三井住友カード プラチナプリファード
三井住友カードのハイステータスカードのひとつである「三井住友カード プラチナプリファード」。従来の三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)に加え、三井住友カード プラチナプリファードでもナンバーレスカードをご選択いただけます。
ポイント還元率は1%と、ゴールドカードおよびプラチナカードよりも高くなっているほか、ポイント還元の特典が充実しています。
毎月の公共料金の支払いでお得!「定期払いチャンス」
三井住友カードで、公共料金やサブスクリプションサービスなどの対象の定期払いをご利用いただくと、サービスサイト内で利用明細が一覧表示され、金額の推移や前月比も確認できます。
さらに、定期払いのご利用数に応じて毎月抽選券が付与され、最大1万円分のVポイントPayギフトが当たるなど、お得かつ便利なサービスとなっています。
VポイントPayギフトとはVポイントPayアプリにチャージしてご利用いただけるデジタルギフトです。
一部対象とならないカードがあります。
支払い方法の見直しとあわせて検討したい電気代の節約方法
クレジットカード払いや口座振替など、支払い方法によっても節約につながりますが、電気代そのものを見直すことも大切です。具体的に電気代を節約するためのポイントは3つあります。
ポイント1 節電する
電気代を節約するのに、もっとも身近な方法は「節電」でしょう。誰でも簡単にできる節電方法を覚えれば、特別な対策なしでも電気代を節約できます。
例えば、「利用しない家電のコンセントを抜く」という方法があります。コンセントにプラグを挿しておくだけで待機電力がかかるため、使わないときにコンセントを抜いておくだけで節電効果が期待できます。ほかには「節電タップ」を使用する方法もあります。
家電の使い方を意識したり、こまめに掃除したりするだけでも節電につながります。エアコンの場合、室温設定を1℃変えるだけで約10%の電気代を抑えることも可能です。また、フィルターが汚れていると冷暖房の効率が落ちてしまいます。フィルターをこまめに掃除することも、結果的に節電につながるでしょう。
ポイント2 電力会社を見直す
電気代の節約には、「電力会社を見直す」ことも有効です。
2016年4月1日以降、電気の小売業参入自由化によって、全ての消費者がそれぞれのライフスタイルや価値観に合わせ、電力会社やサービスなどを自由に選べるようになっています。
電力会社によっては、提携するクレジットカード会社のカードで電気代を支払うと、ポイント還元率を上乗せしたりキャッシュバックしたりする特典もありますので、確認してみましょう。
例えば三井住友カードでは、三井住友カード会員を対象とした電力サービス「Vポイントでんき」があります。
「auでんき」などを提供しているauエネルギー&ライフ株式会社と提携し、提供しているサービスです。契約特典としてVポイントが2,000ポイントもらえたり、電気料金の3%が毎月ポイント還元されたり、定期払いチャンスの抽選券が毎月10枚もらえるなど、魅力的なサービスとなっています。
ポイント3 契約アンペアと電気料金プランを見直す
契約アンペアは、「家庭内で一度に使うことができる最大の電気量」のことです。契約アンペア数が大きければ一度にたくさんの電気を使えますが、料金は高くなります。
契約アンペア数を見直して基本料金を下げると節約につながります。ブレーカーが落ちないように、必要な使用量を見極めたうえでアンペア数を決めましょう。
また、オール電化を利用していると料金が安くなる「オール電化向けプラン」、電気を多く使用する時間帯に安い固定料金を適用する「時間帯別プラン」といった、お得なプランもあります。アンペア数の見直しとともに、お得なプランに変更できないか、確認してみましょう。
電力会社によりプラン名称は異なります。また全ての電力会社でこれらのプランが用意されているわけではありません。
コンビニで払込用紙を使って電気料金をクレジットカード払いできる?
電気料金をコンビニで払込用紙を使って支払う場合、クレジットカード払いはできるのでしょうか。
「コンビニに払込用紙を持って行ってクレジットカードで支払えば、ポイントが貯まるのでは?クレジットカード払いを設定しなくても同じなのでは?」と考える人もいるかもしれません。
実は、原則的にコンビニでの払込用紙を使った支払いでは、クレジットカードを使えません。払込用紙を使った支払いは現金のみというケースがほとんどです。電子マネーが使えたりすることもありますが、コンビニでの電気代の支払いにクレジットカードが使えるかどうかは、コンビニやクレジットカードの種類によって異なるため、注意が必要です。
電気代は毎月かかるものなので、コンビニまで行って現金で支払う手間や、クレジットカードを使えるコンビニを探す手間を考えると、クレジットカード支払いを設定するほうが利便性が高く、ポイントが加算されるなどお得になる可能性があります。電気代をコンビニで現金支払いしている人は、この機会に契約している電力会社へのクレジットカード登録と支払いを検討してみてはいかがでしょうか。
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電気代の金額によってお得な支払い方法は異なる
電気代の支払い方法は電力会社によって異なりますが、お得に支払える方法は、大きく分けて「口座振替」「クレジットカード」の2つです。
口座振替による割引サービスがある電力会社では、毎月の電気代から一律55円(税込)程度を割引するものが一般的です。クレジットカード払いを選択するなら、電気代の支払いで得られるポイントが口座振替の割引金額を上回るかを確認すると良いでしょう。節電によって毎月の電気代を節約することも大切ですが、支払い方法によっても節約することができますよ。
よくある質問
Q1.クレジットカードで電気代を支払うメリットは?
クレジットカード払いは、毎月自動的に利用料金がお支払い口座から引き落とされるため、支払い忘れを防ぐことができます。また、クレジットカード会社からポイントが付与されるのもメリットです。ご利用明細で利用料金を確認できるので、家計管理もしやすくなります。ほかには、毎月遅延なく支払いを続けることで、クレジットカードの利用実績も積み上げられるでしょう。
詳しくは以下をご覧ください。
Q2.電気代を払うにはクレジットカードと口座振替のどちらが良いの?
クレジットカードと口座振替のどちらがお得かは、支払う電気代によって異なります。電力会社によっては、電気代に関係なく一律55円(税込)程度の割引になる口座振替割引サービスもありますが、電気料金が一定の金額を超えた場合は、金額に応じてポイントが付与されるクレジットカード払いのほうが口座振替よりお得になります。
詳しくは以下をご覧ください。
Q3.コンビニで払込用紙を使って電気料金をクレジットカード払いできる?
コンビニで払込用紙を使いクレジットカードで支払うことは、原則的にできません。払込用紙での支払いは現金のみというケースがほとんどのため注意が必要です。毎月支払う電気代は、コンビニに行って現金で支払うよりもクレジットカード支払いを設定するほうが便利で手間がかからないうえ、カードによってはポイント加算もあるためお得な支払い方法といえるでしょう。
詳しくは以下をご覧ください。
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2025年1月時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。