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今さら聞けない?新社会人が覚えておきたい70のビジネス用語

今さら聞けない?新社会人が覚えておきたい70のビジネス用語

ビジネスでは、あらゆる場面でビジネス用語が用いられます。外国語に由来するものや略語、その業界ならではの言葉もあり、新社会人のうちは覚えるだけでも一苦労でしょう。とはいえ、知らないと業務に支障が出てしまうこともあります。
今回は、さまざまな業種でよく使われるビジネス用語を厳選して解説します。

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記事の目次

    社会人ならビジネス用語は知っていて当たり前?

    ビジネス用語は、業務を円滑に進めるために使われるビジネス用の言葉です。ビジネス用語を用いると長い説明が必要なくなり、業務内容を相手へ的確に伝えられるようになります。
    ビジネスを行ううえで必要不可欠なビジネス用語ですが、入社後に教えてもらえる機会はほぼなく、覚えるためには自分で勉強しなければなりません。日常会話でも用いられるほど広く知られている用語もありますが、業務においては特定の意味で使われることや、業界ならではの使い方をするケースもあるので注意が必要です。
    新社会人が覚えておきたい一般的なビジネス用語を70語、五十音順に解説しますので、社会人になって戸惑うことのないようにしましょう。

    <あ行>

    • アウトバウンド
      内部から外部へ向かう流れを指し、外部に向けた売り込みを「アウトバウンドマーケティング」などと表現します。広告業界では消費者が意思に関係なく目にすること、観光業界では海外旅行をする日本人、コールセンターでは消費者へ電話を掛ける業務と、業界によってさまざまな意味があります。
    • アグリー
      同意や賛成の意味で、会議や打ち合わせの場面で使われることが多いです。反対の場合は「ディスアグリー」ですが、「アグリーできない」といった表現もしばしば用いられます。
    • アサイン
      割りあてや選任、配属といった意味になります。業務に人員を割りあてるときや、自身が任命されたときなどに、「3人アサインして」「私がリーダーにアサインされた」などと使用します。
    • アライアンス
      同盟の意味で、企業同士が提携することを意味します。複数の企業が共同事業を行うときなどに、「アライアンスを組む」と表現します。
    • イニシアティブ
      ビジネスの場では、おもに主導権の意味で用いられます。優位な立場に立つことを「イニシアティブをとる」といいます。
    • イニシャルコスト
      物事を始める際に必要な費用のことです。対して、運用後にかかる費用は「ランニングコスト」といいます。
    • インバウンド
      アウトバウンドの対義語で、外部から内部への流れを指します。顧客の来訪や問い合わせ、外部からの通信アクセスなどはすべてインバウンドになります。広告業界では消費者が意思的に広告を選ぶこと、観光業界では訪日旅行や訪日旅行客、コールセンターでは消費者からの電話を受けることと、業界ごとに意味が異なります。
    • エスカレーション
      何か対応しきれない事態が発生した場合に、上長に指示を仰いだり、対応を引き継いだりすることをいいます。おもに、クレーム処理や障害対応などの場面で使われます。
    • NR(エヌアール)
      「No Return」の頭文字で、直帰を意味します。取引先への訪問後、会社に戻らず帰宅する場合などに使います。口頭で使うことはなく、出退勤表などに記入することが多いです。
    • エビデンス
      証拠や根拠、裏付けなどの意味があり、業務を裏付けるデータや記録、主張や仮説を立証するための材料などを指します。
    • OJT(オージェ―ティー)
      「On the Job Training」の頭文字で、実践的な教育訓練を指します。似た言葉として、座学などで知識を身に付ける「Off-JT(Off the Job Training)」があります。
    • オンスケ
      「On Schedule」の略で、業務が予定どおりに進んでいることを意味します。

    <か行>

    • キャパシティ
      能力や許容の範囲、器の大きさを意味し、定員、こなせる業務、パソコンのデータ量など、さまざまな事象で使われます。キャパと略して使われることもあります。
    • クロージング
      終わりや締めくくりを表し、おもに営業活動で、契約の締結やそれに至る過程を表します。
    • KGI(ケージーアイ)
      「Key Goal Indicator」の頭文字で、「重要目標達成指標」と訳されます。最終的な目標を意味し、目標達成を目指して活動するときの指標として使われます。
    • KPI(ケーピーアイ)
      「Key Performance Indicator」の頭文字で、「重要業績評価指標」などと訳されます。KGIの達成に必要となる中間目標のことで、定量的で具体的な目標を指します。
    • コミット
      責任の伴う約束をする、目標達成に積極的に関わるという意味です。IT系のビジネスシーンでは、処理の確定という意味で使われます。「フルコミット」という場合は、全力で関わる、全責任を負うなど、最大の決意表明として使います。
    • コンセンサス
      意見の一致、合意という意味で使われ、合意を得るまでの働きかけとしても使われます。また、何かの決定に全会一致を要する場合は、「コンセンサス方式」といいます。
    • コンバージョン
      自社サイトの訪問者が資料請求や会員登録、商品購入を行うなど、運営サイドが定めるゴールに到達することです。「CV」と略されることもあり、おもにIT系ビジネスで使われます。
    • コンプライアンス
      法令遵守を意味します。会社が法律をはじめ、社会的ルールやモラルに従い、守って行動することを意味します。「コンプラ」と略されることもあります。

    <さ行>

    • サマリー
      一般的には、まとめや概要、データの要約などの意味で使われます。金融業界でのサマリーは、市場動向や指標をまとめたニュースやレポートを指します。医療業界でのサマリーは医療記録のひとつで、病歴や治療内容などを記録した要約を指します。業界で意味が異なるので注意が必要です。
    • シナジー
      合併や提携などで生まれる相乗効果のことを指します。「シナジー効果」と表現することもあります。逆の相互マイナス効果の場合は、「アナジー」といいます。
    • 終日
      一日中の意味で使われます。ビジネスの場面では、「会社には終日戻らない」「その日は終日空いている」など、業務時間全体を指すことが多いです。
    • ショート
      不足することのほか、期間や時間、距離などが短いといった意味があります。資金繰りが悪化したときは「資金ショート」といい、急な通知や依頼などは「ショートノーティス」と表現します。
    • スキーム
      計画や事業の枠組みやしくみを指します。「事業スキーム」などと使われることが多いです。
    • スコープ
      範囲を意味する用語です。作業効率化のためにプロジェクトの範囲を定義しておくことを「プロジェクトスコープ」といいます。ただし、医療業界でスコープというときは、医療器具を表すことが多いです。
    • ステークホルダー
      従業員や顧客、株主など、会社が活動することで影響を受ける、利害関係にある立場の人や組織のことです。取引のある金融機関や競合相手、あるいは地域社会や行政機関などもステークホルダーにあたります。ステークホルダーの中でも、株主に限定した場合は「ストックホルダー」と呼びます。
    • 生産性
      少ないコストや労力で成果を上げることを意味します。「産出(output)÷投入(input)」で表すことができ、「生産性が悪い」というときは、かけた時間やコストに対し、成果が伴っていないことを意味します。
    • セグメント
      英語では「断片」「一部分」などを意味します。マーケティング業界では「集団を特定の基準で分けた同質のグループ」を指し、「顧客を年齢でセグメントして分析する」といった使い方をします。

    <た行>

    • ダイバーシティ
      多様性という意味です。人事の分野では、年齢や性別、国籍、職歴などにこだわらず、多様な人材を登用して、さまざまな働き方を受け入れるという意味があります。
    • タスク
      自分が行うべき任務のことです。予定に組み込む場合は「タスクに落とし込む」、定期的に行う作業は「ルーチンタスク」と表現します。
    • たたき
      企画や議論の素案のことで、「たたき台」ともいわれます。
    • デッドライン
      最終的な締め切りを指します。「デッドラインの見直しが必要」といった使い方をします。
    • デフォルト
      初期の状態や初めからの仕様といった意味です。そのほか、「いつものこと」というニュアンスで使用することもあり、「デフォ」と略して使われることもあります。
    • トップダウン
      会社の決定権を持つ上層部の人が、現場の人に直接指示することをいいます。一方、現場の声を基に方針を決定するのが「ボトムアップ」です。

    <な行>

    • なるはや 「なるべく早く」の略語です。急ぎでお願いしたいときなどに使いますが、敬語ではないため、上司やクライアントなどへの使用は控えましょう。
    • ナレッジ
      有益な情報や付加価値のある知識などを指す用語です。「ナレッジをシェアする」といった使い方ができます。
    • ニッチ
      一般的ではない小規模マーケットを「ニッチ市場」、多くの企業が未開拓な分野を狙う「ニッチ戦略」など、隙間や大衆向けではないといった意味合いで使われます。
    • 人月
      「にんげつ」と読み、業務にかかる人数と時間を掛け合わせて出す仕事量の単位です。1人が1ヵ月でできる作業量を表していて、2人で半年かかる見積もりであれば、「2人×6ヵ月」で12人月となります。なお、「人日(にんにち)」というときは、1人が1日でできる作業量となります。
    • ネゴ
      「ネゴシエーション」の略で、交渉や話し合いといった意味になります。
    • ノウハウ
      一般的には、手順やコツなどの知識と方法を指します。ビジネス用語としては、商品開発などの技術的知識に特化して使用することがあります。
    • ノー残
      ノー残業デーの略で、会社全体で定時に上がる取り組みを行う日です。

    <は行>

    • バジェット
      予算や経費を意味します。「ビッグバジェット」は大規模予算、「バジェット不足」は予算が不足していることを指します。「バジェットエアライン」「バジェットホテル」など、形容詞として使われるときは「格安の」という意味になるのでご注意を。
    • バッファ
      英語では緩衝材を意味しますが、ビジネス用語では余裕やゆとりを指す言葉です。「在庫にバッファを持たせる」といった使い方をします。仲介人やパソコンの保存領域という意味で使用されることもあります。
    • 費用対効果
      コストに対する利益を図る用語で、低コストで利益を上げるほど「費用対効果が高い」とされます。「B/C(ビーバイシー)」や「コストパフォーマンス」ともいわれます。
    • BtoB(ビートゥービー)
      Bは「Business」の頭文字で、企業間取引を意味します。企業と顧客(Customer)の場合は「BtoC」と表現します。
    • PDCA(ピーディーシーエー)
      「Plan」「Do」「Check」「Action」の頭文字で、仮説、実行、検証、見直しを繰り返しながら品質を高めていく考え方です。「PDCAサイクルを回す」といった使い方をします。
    • ファクト
      事実を意味し、事実にもとづいた考え方として「ファクトベース」といった使い方をします。エビデンスと似ていますが、ファクトは単に事実であり、エビデンスが持つ「証拠」「根拠」といった意味はありません。
    • フィードバック
      結果だけでなく、その過程のいい点や悪い点、改善策なども併せて伝える手法です。「FB」と略されることもあります。
    • フィックス
      予定や条件などが確定したこと、修正が完了したことを指します。「スケジュールがフィックスした」といえば、予定が確定したということです。
    • フェーズ
      プロジェクトなどの段階を指す単位です。「第1フェーズ」「次のフェーズに移行する」といった使い方をします。
    • ブラッシュアップ
      磨きをかけて良くすることを意味し、企画や資料などを練り直して改善していくときに使います。「企画書をブラッシュアップして」などと指示された場合は、間違ってはいないものの合格点には届いていないため、修正が必要だということになるでしょう。
    • ベクトル
      数学や物理学などでも使われる言葉ですが、ビジネスでは方向性や進路を指す言葉です。会社の方針に合わせるときに「同じベクトルを向く」などの使い方ができます。
    • ペルソナ
      商品・サービス開発などの場面で想定する、商品・サービスを利用する典型的なカスタマー像を意味します。
    • ペンディング
      保留や先送り、未決の意味になります。「予算が決まらずペンディングとなった」「その件はペンディングしましょう」などと使われます。省略して「ペンド」と使われる場合もあります。
    • ボトルネック
      業務における障害や生産性を下げる原因、システムの処理や通信のスピード低下原因が特定の箇所にある場合、その部分を指す用語です。「ボトルネックになっている部分を調べて業務改善しよう」などという使い方をします。

    <ま行>

    • マージン
      流通や商社などでは、売上における手数料や粗利、売上総利益の意味がありますが、デザインやプログラミング、印刷の分野では余白部分を意味します。状況に合わせて理解しましょう。
    • マスト
      必須や絶対条件を意味します。「マストで」といわれた業務は、優先順位が高いと判断できます。
    • マネタイズ
      収益化を図ることを指します。企画を出して「アイデアはいいけど、マネタイズできる?」などといわれた場合、どのように収益化するのか説明する必要があります。
    • メンター
      相談相手や指導者を指します。知識や経験のない新入社員に対し、先輩が個別にサポートをする「メンター制度」を取り入れている企業も増えています。その場合、サポートを受ける新人は「メンティー」と呼ばれます。

    <や行>

    • ユーザビリティ
      ターゲットとなるユーザーにとっての使いやすさや使い勝手を意味します。おもにウェブマーケティングで使用されます。

    <ら行>

    • リード
      マーケティング用語で見込み客を意味します。「リードタイム」というときは、マーケティング分野では商談から受注までの時間、製造や流通、開発の場合は発注から納品までの期間を指します。
    • リスクヘッジ
      危険回避のための施策のことです。問題が起こる前に予測して対策をとっておく、リスク低減のための備えとなります。
    • リスケ
      リスケジュールの略で、予定や計画を組み直すという意味です。
    • リソース
      業務を行ううえで必要な人員や時間、容量などを指します。
    • リテラシー
      特定の分野において知識と理解度が高く、正しい判断のもとで活用できる能力を指します。
    • ローンチ
      新しいサービスや商品の発売、発表を意味します。元々はIT業界で、新しいウェブサイトやアプリケーションなどを公開するという意味で使われていました。金融業界では有価証券を発行するときに、市場に発表することを指します。
    • ロングテール
      おもにインターネットを利用した販売ビジネスで、細々とした売上しかない商品が、積み重なって売れ筋商品以上の利益をもたらすことを指します。縦軸を販売数、横軸を商品名として売上をグラフにすると、販売数の少ない商品がしっぽ(Tail)のように長く伸びることから名づけられました。
      例えば、音楽配信サービスは、無名・有名を問わず大量の楽曲をそろえておくことで、幅広いユーザーが安定的に利用します。このような、メインの商品に依存しない戦略のことも、ロングテールといいます。

    <わ行>

    • ワークフロー
      業務の流れやプロセスのことをいいます。共有しやすいように図式化したものを指すこともあります。
    • ワークライフバランス
      「仕事と生活の調和」を意味し、仕事と家庭のどちらも充実を図ることを指します。「仕事量を抑えてワークライフバランスを整える」といった使い方ができます。

    ビジネス用語の使い方に気を付けよう

    ビジネス用語を覚えると、仕事上のコミュニケーションがとりやすくなるうえ、業務の効率も上がります。
    ただし、あまりに多用すると、面倒な人に思われたり、かえって伝わりにくくなったりすることもありますので、上手に使い分けてください。

    • 2020年8月時点の情報なので、最新の情報ではない可能性があります。

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