
ETCポイントとは?マイレージサービスやお得な割引と使い方について解説
2023.02.21
ETCポイントとは?マイレージサービスやお得な割引と使い方について解説
2023.02.21
ETCとは、高速道路などの有料道路の料金所において、車載器と無線通信を認証して決済できるシステムのことです。ETCの利用には、車両に設置する「ETC車載器」と「ETCカード」が必要です。自動車にETC車載器を設置して、ETCカードを挿入することでETCを利用できます。
また、「ETCマイレージサービス」に登録すると、ETCカードでの通行料金のお支払いに対して、ETCポイントが貯まります。ETCマイレージサービスは、具体的にどのようなしくみになっているのか、おすすめしたいクレジットカードと合わせて解説します。
ETCマイレージサービス(ETCポイント)とは
ETCマイレージサービスとは、ETCカードを対象の道路で利用した金額に応じてポイントが付与されるサービスのことです。貯まったポイントを還元額に交換することで、高速道路などの有料道路の通行料として利用できます。
ETCマイレージサービスを利用してポイントを貯めるには、ETCマイレージサービスに登録する必要があります。無料で登録でき、年会費もかからないため、ETCを導入したときに申し込みすることをおすすめします。
ポイント還元率や発行ルールは、道路会社によって異なりますので、各公式サイトで確認してください。
別ウインドウで「ETCマイレージサービス」のウェブサイトへ遷移します。
ETCマイレージサービスの登録手続き
ETCマイレージサービスは、公式サイトから申し込むことができます。郵送(料金所やサービスエリアで申込書を取得し記入)でも申し込めますが、インターネットは手続きが早く進むうえ、申し込んだ当日からポイント付与対象になるので便利でしょう。
ETCマイレージサービスのメリットとは?
ETCマイレージサービスを利用するメリットについて、割引サービスとポイント還元をご紹介します。
平日の朝方、夕方が割引になる
ETCマイレージサービスに登録しているだけで、自動的に「平日朝夕割」が適用になり、通行料金の最大50%が還元されます。割引される時間帯は高速道路によって異なりますが、NEXCO東日本であれば、祝日を除く平日の6時~9時、17時~20時が、平日朝夕割引の対象となります。
東京・大阪近郊の区間は対象となりませんので、ご注意ください。
対象の高速道路
別ウインドウで「NEXCO東日本」、「NEXCO中日本」、「NEXCO西日本」、「本州四国連絡高速道路株式会社」、「宮城県道路公社」のウェブサイトへ遷移します。
ポイントが貯まる
登録したETCカードで対象の道路を利用すると、お支払いの通行料金に応じてポイントが付与されます。ポイントは道路事業者ごとに貯まり、道路事業者間での合算はできません。また、下の表のとおり、道路事業者によってポイントの付き方が異なり、「+α」として月間利用額に応じた加算ポイントが設けられている場合があります。
詳しくはETCマイレージサービスや道路事業者のホームページでご確認ください。
道路事業者 | ポイントの付き方 |
---|---|
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社 | 10円につき1ポイント |
本州四国連絡高速道路株式会社 | 10円につき1ポイント |
愛知県道路公社 | 100円につき1ポイント+α |
神戸市道路公社 | 50円につき3ポイント+α |
広島高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α |
福岡北九州高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α |
(出典)「ETCマイレージサービス」1.サービスの概要:ポイントの付き方を参考に作成
別ウインドウで「ETCマイレージサービス」のウェブサイトへ遷移します。
貯まったポイントを還元額に交換して通行料金が支払える
ETCマイレージサービスで貯まったポイントを還元額に交換して、通行料金の支払いに充てることができます。日頃から有料道路を利用する機会の多い人ほど、通行料金がお得になります。
年末年始やゴールデンウィーク、お盆などの大型連休に、帰省や旅行でETCを利用する人も登録をおすすめします。ポイントの有効期限内に還元額に交換すれば、次回の通行料金に充てて利用できます。
還元額に交換する方法
また、所定のポイントが貯まると、自動的に還元額に交換してくれる「ポイント自動還元サービス」もありますので、ぜひ利用してみてください。
還元額に交換する際の注意点
ETCポイントは、還元額に交換するにあたって有効期限がある点にご注意ください。有効期限は、有料道路などを利用してポイントが付与された年度の翌年度末までとなります。
また、ETCカードを複数枚所持していても、カード同士でポイントを合算することはできないという点も押さえておきましょう。
クレジットカードと合わせて使うとダブルでポイント還元!
クレジットカード会社が発行するETCカードなら、利用するごとにクレジットカードのポイントが貯まります。ETCマイレージサービスのポイントとダブルでポイントがもらえるので、よりお得にポイントを貯めたいならば、クレジットカードとETCマイレージサービスの併用がおすすめです。
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カード会社が発行するETCカードの選び方
ここからは、クレジットカード会社の発行するETCカードの選び方について見ていきましょう。
年会費がかかるかどうか
ETCカードの年会費がかかるかどうかは、ETCカードを発行するカード会社によって異なります。年会費が無料のもの、有料のもの、さらに条件付きで無料になったり割引を受けられたりするものがあります。
無料や割引になる条件としては、「年に1回以上ETCカードを使用する」といった内容のカードが多いです。
自動車や有料道路の利用頻度も考慮して、自身に合ったものを選ぶことをおすすめします。
ポイント還元率から選ぶ
カード会社の発行するETCカードであれば、ご利用によってETCポイントだけでなく、各カード会社が提供するクレジットカード自体のポイントも貯まります。クレジットカードのポイント還元率をチェックして、よりお得なカードを選ぶと良いでしょう。
さまざまな特典から選ぶ
ETCカードによっては、ガソリン代の割引や旅行傷害保険など、さまざまな特典が付帯するものもあります。利用したい特典やサービスが付帯するETCカードをピックアップして、比較検討してみましょう。
三井住友ETCカードはクレジットカードと同時に申し込みができる
三井住友カードの発行するETCカードは、クレジットカードに追加して発行するETC専用カードとなります。
三井住友カードの各種クレジットカードの詳細ページに「ETC」アイコンがついているカードであれば、三井住友ETCカードのお申し込み対象になります。クレジットカードと同時にお申し込みができるため、支払い口座やクレジットカードの設定の手間も省け、スムーズにETCを利用できます。
すでに三井住友カード会員の皆さまは、会員専用インターネットサービス「Vpass」よりお申し込みいただけます。
三井住友ETCカードは、年会費無料です。ただし、入会翌年度以降、前年度に一度もETCカードのご利用がなかった場合は、550円(税込)の年会費が必要となります。なお、三井住友カード プラチナ会員(三井住友カード プラチナプリファードは除く)であれば、ETCの利用有無にかかわらず、三井住友ETCカードの年会費が無料です。
また、三井住友ETCカードのご利用でVポイントが貯まります。三井住友ETCカードで支払った通行料金は、ショッピングなどのご利用料金と合算され、毎月のご利用金額に応じてポイントが還元されます。
ここからは、ETCのご利用におすすめの三井住友カードをご紹介します。
三井住友カード(NL/ナンバーレス)
「三井住友カード(NL)」は年会費が永年無料で、高校生を除く満18歳以上の方が利用できます。券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されていないナンバーレスのカードのため、初めての方でも安心・安全です。クレジットカード情報はVpassアプリをダウンロードすれば簡単に確認できますので、ネットショップでの買い物もスムーズです。従来のクレジットカードとはまったく違う、先進性を備えたクレジットカード体験が待っています。
三井住友カード(NL)も年会費無料でETCカードを発行可能です。2年目以降は、前年度に1回以上ETC利用のご請求があれば年会費無料になります。
前年度に一度もETC利用のご請求がない場合は、ETCカード年会費550円(税込)のお支払いが必要となります。
年会費永年無料のナンバーレスカード!
年会費永年無料のナンバーレスカード!
三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
三井住友カード
(NL/ナンバーレス)
年会費: |
永年無料 |
ポイント還元率: |
0.5%~7% |
---|
限度額: |
~100万円 |
国際ブランド : |
---|
おすすめポイント
対象のコンビニ・
飲食店でスマホの
タッチ決済ご利用で 1・2・3
ポイント
最大7%還元
即時発行可能!
最短10秒4
海外旅行傷害保険 5
最高
2,000万円
※1 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※2 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。
※3 通常のポイント分を含んだ還元率となります。
※4 即時発行ができない場合があります。
※5 事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。
※ 本カードのご利用には、スマートフォンでのVpassアプリのダウンロードが必要です。
三井住友カード プラチナプリファード
三井住友カードのハイステータスカードのひとつである「三井住友カード プラチナプリファード」。従来の三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)に加え、三井住友カード プラチナプリファードでもナンバーレスカードをご選択いただけます。券面には、カード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されない、安心・安全のナンバーレスのカードです。
ポイント還元率は1%と、ゴールドカードおよびプラチナカードよりも高くなっているほか、ポイント還元の特典が充実しています。クレジットカードを頻繁に利用する方におすすめです。
三井住友カードプラチナプリファード会員であれば、対象の道路でETCカードをご利用いただくと、通常のポイントに加えて2%還元されます。
ETCマイレージサービスを活用しよう
ETCカードがあれば有料道路のキャッシュレス決済ができるだけでなく、ETCマイレージサービスに登録することによってお得に有料道路を利用できます。カード会社の発行するETCカードであれば、利用ごとにクレジットカードのポイントも獲得できるため、効率的にポイントを貯めることができるでしょう。
よくある質問
Q1.ETCマイレージサービス(ETCポイント)とは?
ETCポイントとは、正確には「ETCマイレージサービス」で付与されるポイントのこと。ETCの利用料金に応じてポイントが付与され、貯めたポイントは有料道路の通行料として還元できるサービスです。
詳しくは以下をご確認ください。
Q2.ETCマイレージサービスを利用するメリットは?
ETCマイレージサービスを利用するメリットは、平日朝夕割引やポイント還元を受けられることにあります。日頃から有料道路を利用する機会の多い方ほど、通行料金がお得になるサービスです。
詳しくは以下をご確認ください。
Q3.ETCとクレジットカードは併用できる?
ETCカードとクレジットカードの併用はできます。カード会社でETC専用カードを発行すれば、クレジットカードとETCマイレージサービスのダブルでポイントがもらえるので、効率的にポイントを貯めたい人におすすめです。
詳しくは以下をご確認ください。
2023年2月時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。