同ファンドは、米国市場で成功し、更なる成長のためにグローバル市場への進出を狙う有力ベンチャーと、日本の成長をリードする各産業分野のトップ企業を繋ぎ、資金調達と事業開発の双方でベンチャーの企業価値向上を支援することを目的としています。
三井住友カードは2012年11月、米国シリコンバレーに「米国市場調査室」を設置し、先進的な米国決済市場の調査研究、および、時代を先取りした新規事業の開発に取り組んできました。
具体的な事例として、2012年9月、スマートフォンおよびタブレット端末を活用したクレジットカード決済サービスを提供するSquare, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ)に対し、当時としては米国以外の事業者で唯一の出資を行っており、さらに翌2013年5月に業務提携契約を締結し、戦略的パートナーとして日本へのサービス導入や日本向け新商品・サービスの開発に取り組んでいます。同社との提携は、個人事業主や中小企業に対し、従来よりも安価で簡便なクレジットカード決済の提供を実現するものです。
三井住友カードは、お客様の視点に立った事業開発を実現し続けることを目指し、弛まぬ革新に取り組んでまいります。そのために、柔軟な発想で多くの企業のノウハウを活用する「オープン・イノベーション」の考え方を取り入れ、革新的サービスの開発や新規事業領域の創出を推進しています。
今回、「米国市場調査室」の活動に加え、同ファンドへの出資を通じて、FinTechを中心とする幅広い分野の米ベンチャーをSozo Venturesと共に支援することで、日本市場での新たな事業開発を目指します。更には、2014年6月に設置した「東南アジア市場調査室」を活用し、東南アジア各国への事業開発の拡大を展望してまいります。
※1 Sozo Ventures
本社: |
米国カリフォルニア州パロアルト市 |
設立: |
2012年8月 |
代表: |
Phillip G. Wickham |
事業内容: |
シリコンバレーを中心とした有力ベンチャー企業への投資 |
※2 Sozo Ventures-TrueBridge Fund Ⅱ
Sozo Venturesが、ベンチャーキャピタリスト育成プログラムを運営するKauffman Fellows Program(※3)の支援を受け、複数のトップベンチャーキャピタルファンドへ出資を行うファンド・オブ・ファンズのTrueBridge Capital Partners(※4)と共同で、2016年1月に組成したファンド
※3 Kauffman Fellows Program
本拠地: |
米国カリフォルニア州 |
設立: |
1995年 |
事業内容: |
Kauffman財団(米国)より、スタンフォード大学、カリフォルニア州立大学バークレー校、バブソン大学のスポンサーにより設立されたベンチャー業界の次世代リーダー育成プログラム |
※4 TrueBridge Capital Partners
本社: |
米国ノースカロライナ州 |
設立: |
2007年 |
事業内容: |
業界での特別なブランドネットワークを生かし、高いパフォーマンスを実現するトップベンチャーキャピタルファンドへの投資を行うファンド・オブ・ファンズ |
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