DXの推進
DX推進宣言
DXの加速で、新たなキャッシュレス社会を実現します。
DXの加速で、新たなキャッシュレス社会を実現します。
現在、決済ビジネスは激しい環境変化に直面しており、お客さまや社会のニーズも多様化しています。私たち三井住友カードはこの多様化するニーズをチャンスととらえ、社内DXの加速等によるデジタル化の推進で新たなお客さま体験の創造や社会課題の解決に取り組みます。
具体的には、社内におけるオペレーション業務に関し、データ活用およびデジタル化による効率的な社内の業務運営を追求していきます。また、オペレーション業務の高度化・高速化を図ることで、お客様の利便性・満足度向上に繋げることや、デジタル技術を活用したデータ分析・データビジネスの展開により、お客さまに向けた新たな価値の提供等に注力していきます。
これらの取組みの実現には、高度なデータ人材の確保と育成が必要不可欠なため、デジタル人材の育成環境整備や、イノベーティブな社内風土の醸成にも取り組んでいきます。
「便利」「安心・安全」「お得」なキャッシュレス社会をめざし、全社一丸となってDXを加速することをお約束します。
三井住友カード株式会社
代表取締役社長 大西幸彦
DX認定事業者
弊社は、経済産業省が定めるDX認定制度に基づき、「DX認定事業者」としての認定を取得しています。
DX認定制度とは、経営ビジョンの策定やDX戦略・体制の整備などを行い、DX推進の準備が整っている事業者を経済産業省が認定する制度です。
(2022年12月1日(木)付で取得)
DXビジョン
弊社は、「お客さまに選ばれ、お客さまの決済をあらゆるシーンで支える“デジタル”&”イノベーション”カンパニー」をビジョンとして掲げており、DXを加速することで、お客さまや社会の多様なニーズにデジタルベースで応え、新たな付加価値の創造をめざしています。
DX推進に向けて
弊社は、多様化するお客さまのあらゆるニーズに対応するため、社内オペレーションのデジタル化による高度化・高速化やデータ分析力の強化を目指し、以下の社内DXに注力します。
社内での取り組み
業務オペレーションの革新
デジタル技術を活用した業務プロセスの改革に取り組んでいます。
「AI-OCR」を用いた、画像データからデジタルデータへの高精度な変換処理や、「RPA」を活用した定型業務の自動化により、効率的なビジネスモデルの構築を推進しています。
また、コンタクトセンターにおけるメール回答草案作成に生成AIを用いるなど、オペレーターの生産性向上にも取り組んでいます。
社内データ利活用の促進
弊社は、社内データ利活用の促進に取り組んでいます。社内顧客データの分析や顧客ニーズの可視化、パーソナライズなどにおいて、データ可視化ツールやAIツールなどのデジタル技術を用いた、分析精度の向上や従業員の分析環境の構築に取り組んでいます。
スマートデータレイクの活用
弊社では、2019年に国内トップクラスのデータ活用基盤であるスマートデータレイク(以下、SDL)を採用し、レガシーシステムに負荷をかけず、膨大なキャッシュレスデータなどを柔軟かつスピーディーに活用できる環境を構築しました。また、SDLを活用したさまざまな分析ツールを準備し、誰もが簡単にデータ活用できる環境整備を行っています。
不正検知システムの進化
お客さまの安心・安全をまもるための取組として、膨大な顧客の利用データを蓄積・解析し、顧客1人ひとりの利用パターンと利用内容の乖離度をリアルタイムで判定することで、社内の不正検知システムの精度向上を図るとともに、顧客の真正利用阻害の防止に繋げ、お客さまからの利用不可に関する照会の削減にも取り組んでいます。
新たなDX取組に向けた環境整備
弊社では、RPAやAI-OCRなどの技術を用いたデータ活用による効率化などのデジタル化案件に対する資源投入の優先度を高めた予算配分や顧客の膨大な利用データを解析・保管するデータベースやそのデータベースと既存の社内システムを繋ぐ連携システムの構築に着手するなど、社内の新たなDX取組に活用する環境整備に取り組んでいます。
事業での取り組み
会員事業
会員事業
個人のお客さま向けの
総合金融サービス「Olive」
個人のお客さま向けの総合金融サービス「Olive」
銀行口座、カード決済、ファイナンス、オンライン証券、オンライン保険などの機能を、アプリ上でシームレスに組み合わせた新しいサービスです。Vpassアプリ、三井住友銀行アプリの双方から各種サービスへのアクセスが可能となり、日常的な決済や、資産形成・運用などの各種サービスの残高や各種明細をまとめて管理できます。
Vpassアプリ
Vpassアプリ
会員向けサービス「Vpass」の機能をスマートフォンアプリで提供。カードのご利用状況、ポイントの確認や、各種手続きができます。また、生体認証ログインや、ご利用の金融機関と連携して収入や支出の内訳を確認できる家計管理機能などの、アプリ独自の便利な機能が利用できます。
ご利用通知・
あんしん利用制限サービス
ご利用通知・あんしん利用制限サービス
カードのご利用時にご利用内容をリアルタイムにお知らせする「ご利用通知サービス」、カードの利用を制限することができる「あんしん利用制限サービス」など、より安心してカードをご利用いただくためのサービスです。
法人事業
法人事業
法人カードのインターネット入会
法人カードのインターネット入会
紙申込書の提出が必須であった法人カードのお申し込みを、すべてweb上で完結する新たな入会システムを構築。
申し込みから契約・カード発送まで、よりスピーディーに対応することが可能になりました。
<対象カード>ビジネスカード(中小企業向け)、コーポレートカード(大企業・中堅企業向け)、パーチェシングカード(カード原板不発行型)
SMCC Biz Partner
SMCC Biz Partner
法人カード管理者が行うカード使用者の追加や退会、属性変更などの各種手続きをwebで完結いただける専用サイトを提供。ペーパーレス、テレワークや、法人カード管理者の利便性・生産性向上に貢献できるサービスです。
コンカー「経費精算システム」
コンカー「経費精算システム」
弊社法人カードと、コンカーの「経費精算システム」を連携することで、紙の領収書整理や、金額の手入力をなくすことができます。企業の経費精算の入力レス、ペーパーレス、承認レスを実現するソリューションです。
加盟店・データ事業
加盟店・データ事業
決済プラットフォーム「stera」
決済プラットフォーム「stera」
リアル店舗でもネット店舗でもさまざまな決済手段にワンストップで対応できるプラットフォームを提供。リアル店舗向けに提供するオールインワン決済端末はアプリケーションの追加が可能で、決済以外の業務にも活用いただけます。オムニチャネルにも対応しており、決済データの統合により加盟店さまのマーケティングや業務効率化にも寄与します。
データ分析支援サービス「Custella」
データ分析支援サービス「Custella」
顧客属性ごとの購買行動の変化や、業種別の購買チャネルの特徴を可視化することができるソリューション。三井住友カードが保有する膨大なキャッシュレスデータを活用し、今まで見えなかった顧客の購買行動や市場動向を把握することで、マーケティング課題の解決をサポートします。
推進体制
弊社では、社内DXを推進する体制として、デジタル化などによる効率化施策の統括、推進を所管するオペレーションサービス本部内にRPAなどのオペレーション業務のロボット化を推進するイノベーションサポート推進部を設置しています。
また、カードセキュリティに関する企画や不正検知システムの企画、運用を行うカードセキュリティ統括部や、その他にも社内のデジタル開発力・データ分析力の強化を目的にデータ戦略部を設置しています。なお、データ戦略部には従業員のデータ分析環境の構築やデータ分析研修などの企画・実行を担当するデータ人材育成機関を設けています。
弊社がめざす指標
弊社では、社内DXを推進するために、以下のようなKPIを定めています。