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ニュースリリース


2016年9月28日
経済産業省「IoT活用おもてなし実証事業」(関西/大阪) 10月1日より新技術による訪日外国人向け先進体験実証をスタート
〜パーソナルな情報発信・カードレス決済の提供により送客・消費促進を実現〜


三井住友カード株式会社(本社:東京都港区、社長:久保 健、以下 三井住友カード)は、パナソニック システムネットワークス株式会社(以下パナソニック)が委託を受けた、経済産業省の公募事業において、パナソニックおよび大日本印刷株式会社(以下 大日本印刷)と協働し、2016年10月1日より2017年2月12日まで関西国際空港(関西エアポート株式会社)、なんばCITY(南海電気鉄道株式会社)、天保山マーケットプレース(株式会社海遊館)を実証フィールドとした訪日外国人に対する高度で先進的な決済・サービス等の新たな旅客体験を提供する実証実験を開始します。


▼経済産業省「IoT活用おもてなし実証事業」(関西/大阪)イメージ

本実証では 全国共通IDサービス基盤(※1)に登録された訪日外国人の基本属性情報との連携や、訪日外国人が利用するスマートフォンアプリの利用履歴等による位置情報・嗜好情報を活用することにより、一人ひとりの訪日外国人に有益なコンテンツをタイムリーに届けるサービスプラットフォームの実現を目指しています。

本年度の実証においては、WEB・SNS等のオンラインメディアを通じた観光情報提供による旅前からの観光誘客施策に加え、空港・鉄道改札口・商業/観光施設等での各スポットにデジタルサイネージを配置(※2)することで、オンラインメディア連携の途切れない情報配信基盤を構築。また、デジタルサイネージには光ID(※3)送信機能搭載モデルを活用。実証参加店舗に設置する光ID看板を含めて、スマートフォンをお使いの訪日外国人向けに、見る人の母国語で情報提供を行う多言語情報サービスを提供します。

また、購買データを含めた行動履歴の蓄積・解析によるレコメンド機能も実装し、送客・消費促進サービスの高度化の検証を行うと共に、カードレスでショッピング・グルメ体験を実現する手のひら認証決済サービス(※4)の検証も実施します。

三井住友カードは本実証において、手のひら認証決済サービスの加盟店契約とWEBメディアを通じた訪日外国人への旅前・旅中のプロモーションを担当しています。

※1:経済産業省が、構築・実証を推進中の訪日外国人の属性情報・行動履歴等を事業者間で活用することを可能にするサービス「おもてなしプラットフォーム」。

※2:光ID送信機能対応デジタルサイネージを以下の4ヶ所に設置します。
関西国際空港 国際線到着ロビー、南海電気鉄道/関西空港駅構内、なんばCITY 免税カウンター前、天保山マーケットプレース

※3:LED光源から送信されるさまざまな情報を搭載したID信号(「光ID」)を、スマートフォンのイメージセンサーと専用アプリを用 いて高速受信する技術。

※4:大日本印刷が提供する個人認証・決済サービス。

具体的な実証サービスについて

(1)手のひら認証決済サービス
訪日外国人客及び店舗側の決済利便性の向上に向け、生体認証(手のひら認証)決済サービスの試行を、三井住友カードの加盟店である天保山マーケットプレースにて実施します。
利用者は事前にダウンロードしたスマートフォンアプリを用いて、ご自身で手のひらを撮影、決済に利用するカード情報と併せて、手のひら認証決済サービスに登録することで、対象店舗での買い物時には、手のひらを店舗設置のタブレットにかざすだけの「カードレス決済」を実現します。

[実施場所]
・天保山マーケットプレース  実証参加 25店舗

▼手のひら認証決済サービス 実証イメージ

(2)訪日外国人向け旅行メディアを軸とした送客・誘客施策の有効性検証
三井住友カードが10月1日より新たに提供する訪日外国人向け旅行メディア「JOURNEY of JAPAN」を本実証において活用します。実証フィールドの観光地・観光施設の紹介 および 同スマートフォンアプリを活用したクーポン配信により、送客・誘客を促進します。
光ID多言語情報提供サービスも含めオンライン・オフラインを融合させた情報提供と訪日外国人の属性に応じた情報提供を組合せることでの送客・誘客効果の検証も同時に行います。


JOURNEY of JAPANとは

三井住友カードが訪日外国人旅行者向けにクレジットカード加盟店情報や観光情報等を発信するWEBメディア。WEBサイトとスマホアプリを組み合わせて利用頂くことで、実際に日本に訪れている、または訪れる予定のある「訪日ニーズ顕在層」に加え、訪日旅行に興味・関心があるが日本をまだ訪れていない「訪日ニーズ潜在層」にもアプローチできます。
本実証では、JOURNEY of JAPANに特設コーナーを設置し、実証参加店舗の紹介や特別クーポンの配信などを行います。

(3)光ID多言語情報サービス
光ID送信機能を搭載したデジタルサイネージ及びLED看板を用い、訪日外国人向けに見る人の母国語での情報提供を行います。(対象言語:英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語、タイ語)また、利用者の属性に応じたレコメンド機能=情報出し分け機能を実装し、母国語での分かりやすい情報表示に加えて、見る人に合わせた情報表示による送客・誘客効果の検証も併せて実施します。

[実施場所]
・デジタルサイネージ設置場所:関西国際空港、南海電気鉄道関西空港駅、なんばCITY(各1台)、天保山マーケットプレース(2台)
・光ID 看板設置場所:天保山マーケットプレース(実証参加の27店舗)、なんばCITY(国慶節イベントに参加する10店舗)

▼光ID多言語情報サービス実証イメージ

(4)インタラクティブショッピング サポートサービス(店舗向け)
訪日外国人客をお迎えする店舗向けに、来店した訪日外国人と店員とのコミュニケーションをサポートするためのタブレット指差し会話支援ツールに加えて、光ID多言語情報提供サービスで用いる光ID看板と連携した来店者通知サービスを提供。
店頭で光ID看板にスマートフォンをかざしている外国人の基本属性(国籍等)を店内に設置したタブレットに通知することで、店員からお客様へのお声がけをサポートします。

[実施場所]
・天保山マーケットプレース(実証参加 27店舗)
・なんばCITY(国慶節イベントに参加する10店舗)

▼インタラクティブショッピング サポートサービス実証イメージ

参加促進施策について 〜イベント企画「Takoyaki Rally」〜

本実証における誘客施策の一環として、光ID多言語情報提供サービスと連携したモバイルスタンプラリー「Takoyaki Rally」を期間限定イベントとして実施します。
(1)10/1 〜 10/7  実施場所:なんばCITY(※5)
(2)10/8 〜 10/14 実施場所:天保山マーケットプレース

※5:なんばCITY、なんばパークス(南海電気鉄道株式会社)が、国慶節期間中に合わせて実施する訪日外国人向け催事の一つのイベントとして、実施します。

3社の役割

三井住友カード:加盟店契約、旅前・旅中プロモーション ほか
パナソニック:実証とりまとめ、サービスコンテンツおよびシステム導入とりまとめ ほか
大日本印刷:手のひら認証決済サービス ほか

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