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ニュースリリース

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2018年9月28日

SMBCグループのキャッシュレス決済戦略の推進に向けた新たな体制整備について

株式会社三井住友フィナンシャルグループ(執行役社長グループCEO:國部 毅、以下「三井住友フィナンシャルグループ」。なお、当社グループを総称する場合は「SMBCグループ」)、三井住友カード株式会社(代表取締役社長:大西 幸彦、以下「三井住友カード」)、および株式会社セディナ(代表取締役社長:中西 智、以下「セディナ」)は、SMBCグループ内における包括的な再編を実施し、SMBCグループのキャッシュレス決済戦略に係る推進体制を確立します。

SMBCグループは、三井住友カード、セディナ、SMBCファイナンスサービス(代表取締役社長:龍田 俊之、以下「SMBCファイナンスサービス」)といった各業界を代表する決済サービス会社を有しておりますが、今般、これらの決済サービス会社の包括的な再編を実施します。
具体的には、三井住友フィナンシャルグループ(※)が三井住友カードの全株式を取得し100%子会社化します。これにより、SMBCグループとして、より柔軟かつ迅速な意思決定と全体最適での戦略策定および事業運営を行ってまいります。なお、本再編は2019年4月1日を予定しています。
また、上記の子会社化と同時に、三井住友カードがセディナの全株式を取得し100%子会社化します。これにより、『三井住友カード・セディナ』が実質的に一つの事業体となり、SMBCグループのキャッシュレス決済戦略の中核を担う事業体制を構築します。セディナの100%子会社であるSMBCファイナンスサービスを含めて、『三井住友カード・セディナ』が意思決定と財務を一本化することにより、これまで以上に効率性の高い、スピード感のある戦略遂行を行ってまいります。
以上の再編により、『三井住友カード・セディナ』は、SMBCグループの決済ソリューション戦略の中核として一元的な推進体制を確立し、キャッシュレス社会における本邦No.1の総合決済カンパニーを目指してまいります。

  • (※)具体的な株式取得方法等は今後検討。

(ご参考)2017年度決済取扱実績

カード取扱高(三井住友カード・セディナ合算) 16.1兆円
信販取扱高(セディナ) 0.7兆円
収納代行取扱高(セディナ・SMBCファイナンスサービス合算) 11.5兆円

背景

わが国のキャッシュレス決済市場は、多様性を伴いながら複雑な進化を遂げ、今現在も、想定を上回るスピードで絶え間ない変化が続いております。クレジットカード、デビットカード、電子マネー等の様々なカード/モバイル決済にとどまらず、さらに多様なお客さまのニーズに向け、信販・ファクタリング・収納代行等の決済サービスも含めワンストップで提供していくことが求められており、このような環境変化に対応するためには、迅速な意思決定と柔軟な戦略策定、多様な決済手段に対応した総合的な決済ソリューションの提供が必要となります。

包括的な再編の狙い

SMBCグループは、三井住友カードの100%子会社化と、三井住友カードによるセディナの100%子会社化を通じ、SMBCグループの強みである決済分野における戦略策定の自由度を高め、環境変化への対応力を一段と強化してまいります。SMBCグループとして一体となった、よりスピード感のある意思決定と柔軟かつ全体最適での戦略策定や資源投入・投資等を行う事で、グループの総力を結集してキャッシュレス決済戦略を推進します。

『三井住友カード・セディナ』は、SMBCグループの中核としてキャッシュレス決済戦略を牽引していく役割を担っております。かかる戦略を進めていく上では、両社が業界トッププレーヤーとしてこれまでに築いてきた顧客基盤や培ったノウハウ、お客さまからの信用、信頼等の強みや特長を活かし、お客さま目線でのベストプラクティスを徹底的に追求すべく、真の経営一体化を目指す必要があります。このような認識の下、『三井住友カード・セディナ』が経営を統合することで、実質的に合併同様の事業体制を構築し、以下3点の実現を目指します。

●キャッシュレス決済戦略の中核を担う事業体制の構築

●変化の激しい環境変化に対応するための柔軟な戦略策定とスピード感のある戦略遂行

●経営資源を相互に活用することで、強みを一層引き出し、トップライン・コスト両面でのグループシナジーの実現

なお、新体制での一層の実行力を高めるために、三井住友カードとセディナはそれぞれの東京本社を、2021年4月を目途に、江東区豊洲に移転・集約予定です。
これにより、『三井住友カード・セディナ』としてのシームレスなコミュニケーションが、物理的にも可能となり、迅速な意思決定を行う環境が整備され、よりスピード感ある戦略の遂行が可能となります。また、併せて、キャッシュレス社会におけるリーディングカンパニーに相応しい、最先端のスマートオフィス化も実現してまいります。

本邦No.1の総合決済カンパニー

『三井住友カード・セディナ』は、SMBCグループの総合決済カンパニーとして、我が国におけるEC・ネット決済の拡大や、今後のIoTの普及に伴う決済シーンの広がり、決済手段の乱立とも言える多様化、加えて世界的に見てもまれな銀行口座振替の高い普及率等の特殊性を踏まえて、事業者におけるキャッシュレス決済環境の構築をサポートすることが極めて重要な役割と認識しております。

今般の包括的な再編により、『三井住友カード・セディナ』は、約30兆円の決済取扱高を誇る、わが国有数のキャッシュレス決済基盤を有することになります。今後は、リアルの店頭決済を中心とするアクワイアリング事業、銀行口座振替を通じた収納代行事業、信販・ファクタリング事業に加え、EC・ネット決済No.1のGMOペイメントゲートウェイと具体化に向けて現在協議中の包括的な次世代決済プラットフォーム事業を一体的に運営することで、本邦No.1の総合決済カンパニーとして、サービス面、コスト面の双方で競争力のある事業者向けの総合ソリューションパッケージの提供を目指してまいります。

(ご参考)事業者向け総合ソリューション提供体制イメージ

事業者向け総合ソリューション提供体制イメージ

(再編イメージ)

再編イメージ

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