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2021年4月9日

福岡市地下鉄「天神・博多間1日フリーきっぷ」における、「Visaのタッチ決済」を利用したきっぷ購入、乗車の実証実験を開始します

三井住友カード株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大西 幸彦)、株式会社アクアビットスパイラルズ(本社:東京都港区、代表取締役CEO 萩原 智啓)、QUADRAC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高田 昌幸)、凸版印刷株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:麿秀 晴)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:スティーブン・カーピン)、株式会社福岡銀行(本社:福岡市中央区、取締役会長兼頭取:柴戸 隆成)、GMOペイメントゲートウェイ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 相浦 一成)、GMOフィナンシャルゲート株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:杉山 憲太郎)は、「福岡市実証実験フルサポート事業(*1)」の一環として、Visaのタッチ決済を活用した福岡市地下鉄「天神・博多間1日フリーきっぷ」交通乗車スキーム実証実験プロジェクトを4月16日(金)より開始します。

Visaのタッチ決済を利用した1日フリー切符のようなデジタル企画切符の導入は日本初です。

福岡市交通局が運営する福岡市地下鉄は、2022年度に七隈線の天神南駅〜博多駅間のルートを開業予定であり、それに先立ち天神〜博多間の回遊需要を検証するため、この度新たに「天神・博多間1日フリーきっぷ(*2)」を発表しました。
本実証実験は、紙の切符からデジタル切符への移行として、Visaのタッチ決済による当該切符の新たな販売とストレスフリーな乗車方法の実用化に向けた取り組みとなります。きっぷ購入はポスター経由あるいはきっぷ購入サイトで可能です。乗車は事前のきっぷ購入で決済したタッチ決済対応のVisaカードや専用の販売サイトに表示されるQRコードを駅係員がいる改札窓口の専用リーダーにかざすだけでご乗車いただくことができます。また、周辺の施設での特典利用(*3)も可能となります。
日常生活に欠かせない交通分野においては欧州をはじめとする世界の多くの都市で既にVisaのタッチ決済が新しい生活様式の安心・安全な決済手段として一般的に利用されています。コロナ禍で消費者の“非接触”に対する関心の高まりもあり、日本でも便利で安心な日常を提供できるものと考えております。本スキームにより、日本国内の利用者はもとより、海外からの旅行者もVisaのタッチ決済一つで移動からお買物まで完結でき、大きく利便性が向上します。

きっぷ購入の流れ イメージ

1.きっぷ購入から乗車、周辺の施設での特典利用について

ステップ1
(サイトアクセス)
スマートフォンでポスターにあるNFCタグにタッチやQRコードを読み込み、Visa(*4)を使ってきっぷ購入サイトにアクセス
ステップ2
(購入)
きっぷ購入サイトできっぷ購入
ステップ3
(アクティベート)
運行状況を確認のうえ、利用日当日に、きっぷ購入サイトにアクセスし、きっぷのアクティベート化(有効化)
  • ※サイトへのアクセスは、切符購入時にメールアドレスを登録している場合、購入メールに記載されているURLからもアクセス可能です
ステップ4
(乗車)
駅係員がいる改札窓口に設置している専用リーダーに、以下のいずれかをかざしてご利用
1)購入時に使用したタッチ決済対応のVisaカード
2)専用販売サイトに表示されるQRコード
  • ※タッチ決済対応のVisaカードをご利用のお客様は、VisaカードでもQRコードの利用でもどちらも可能です
ステップ5
(特典利用)
読取端末設置店舗では、読取端末へ「ステップ4」と同様にきっぷ購入した媒体をかざして特典利用

きっぷ購入・使用 イメージ

2.実施期間

2021年4月16日(金)〜2021年8月15日(日)

3.実証実験の目的

・Visaのタッチ決済を活用した交通乗車スキームの実用化に向け、利用者への認知向上と課題検証
・Visaのタッチ決済対応カードおよびVisaカード登録可能なNFC対応スマートフォン等での購入・Visaのタッチ決済による乗車により、新たなきっぷ販売と利用モデルの実現
・インバウンド観光客等を想定した福岡市内でのストレスフリーに回遊できる乗車方法の実現

4.各社の役割

三井住友カード株式会社 キャッシュレス導入支援、steraプラットフォーム提供
株式会社アクアビットスパイラルズ NFCタグソリューション提供、きっぷ販売サイト提供
QUADRAC株式会社 交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム“Q-move”の提供
凸版印刷株式会社 認知プロモーション告知物制作
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 Visaのタッチ決済に関するソリューション提供
認知プロモーション
株式会社福岡銀行 認知プロモーション
GMOペイメントゲートウェイ株式会社 セキュア決済システム提供
GMOフィナンシャルゲート株式会社 加盟店システムネットワーク提供

5.Visaのタッチ決済について

VISA タッチ決済 ロゴ

Visaのタッチ決済は、日本を含む世界約200の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法です。利用者が対応のリーダーにタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォン等をかざすだけで、サインも暗証番号の入力も不要(*5)で、スピーディーかつ安心・安全にお支払いが完了します。既に全世界では、Visaの対面取引の43%がタッチ決済で行われています(*6)。(2020年9月末時点)

現在、既にロンドンやシンガポール、ニューヨーク等の公共交通機関でVisaのタッチ決済が利用可能です。さらに、世界約500の公共交通機関における導入プロジェクトが進行中であり、今後も急速に増加していく見込みです。また、ロンドンやシンガポールでは100を超える国や地域の非接触カードが使われた実績があり、インバウンド観光客にとってストレスがない移動を提供しています。
日本では、Visaのタッチ決済対応カードの発行は、2020年12月末時点で3,670万枚(*7)を超え、ご利用いただける店舗もスーパーやコンビニエンスストア、ファストフードレストラン等をはじめ急速に拡大しており、利用者の利便性ならびに加盟店でのオペレーションの向上に貢献しています。

  • (*1)福岡市はAI・IoT等の先端技術を社会課題の解決に活用するため「福岡市実証実験フルサポート事業」を実施し、設定したテーマに繋がるプロジェクトを全国から募集しています。今回公募された「地下鉄のモバイル乗車券や非接触決済を活用した新たな乗車券販売方法」に2020年3月に採択を受けました。
募集対象 地下鉄の特定エリア1日乗り放題企画きっぷのモバイル乗車券や非接触決済を活用した、新たな乗車券販売方法の検討に資するプロジェクト
提案内容 ・ポスターのNFCタグやQRからきっぷ購入サイトを表示し、タッチ決済対応のVisaカードやVisaカード登録可能なNFC対応スマートフォン等を使用してモバイルきっぷの購入ならびに改札端末にかざしVisaのタッチ決済で乗車を可能にします。
・特典施設ではタッチまたはきっぷ画面提示で特典を提供
対象駅 福岡市地下鉄/天神駅、中洲川端駅、呉服町駅、祇園駅、博多駅
実証実験期間 2021年4月16日〜2021年8月15日

プレスリリース

  • (*2)「天神・博多間1日フリーきっぷ」は福岡市地下鉄が発券する天神〜博多間の5駅間乗り降り自由のきっぷです。
    対象駅:天神・中洲川端・呉服町・祇園・博多
    販売期間:2021年8月15日まで
    購入方法:スマートフォンでポスターに掲示されているNFCタグやQRコードを読み取り
    料金:大人500円、小児250円
    支払方法:Visaカード、Visaカード登録可能なNFC対応スマートフォン等によるVisaでの決済
  • (*3)周辺の施設、特典内容については、きっぷ購入サイトをご参照ください。
  • (*4)Visaのタッチ決済対応カード、その他のVisaカード、またはVisaカード登録可能なNFC対応スマートフォン等が利用可能です。
  • (*5)一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要となります。
  • (*6)VisaNet
  • (*7)Visaの取引先金融機関・発行会社からの報告による実績です。
  • ※「QRコード」は(株)デンソーウェーブの登録商標です。

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