経理
フリーランスでもクレジットカードは作れる?おすすめのカードを紹介

「クレジットカードを申し込んでも、審査に通過しないかも」と、不安に感じているフリーランスの人もいるのではないでしょうか。しかし、フリーランスにとって、クレジットカードは業務効率アップや経費の削減につながる便利なものです。フリーランスだからといって、クレジットカードが作れないわけではありません。
ここでは、フリーランスがクレジットカードの審査に通過するためのポイントを紹介します。また、フリーランス向けのクレジットカードの特徴も紹介しますので、ぜひ事業に活用してください。
- 目次
- フリーランスはいつクレジットカードを作るべき?
- 独立後にクレジットカードを持つうえでのポイント
- 法人カードのメリットとは?
- 法人カードの審査のポイントとは?
- 三井住友カード発行の事業者向けカードの特徴
- フリーランスでもクレジットカードは作れる
- よくある質問
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フリーランスはいつクレジットカードを作るべき?
毎月決まった日に給料が支給される会社員と比較すると、フリーランスは収入が変動しやすい傾向があります。そのため、「フリーランスはクレジットカードの審査に通過しにくい」と思われることも多いでしょう。
実際のところ、フリーランスには基本給がなく、仕事量に応じて収入が変動するため、安定性に欠ける側面があるのは事実です。特に、これからフリーランスになることを検討している人は、独立後の収入見込みを立てなくてはなりません。売上が安定するまでは、クレジットカードの審査がとおりにくい可能性もありますので、クレジットカードは独立前に作っておくと安心です。
クレジットカードは、独立前に作っておく人が多数
株式会社GV「まねーぶ」が調査した「【クレジットカード利用調査】フリーランス500人に聞いた保有クレジットカード事情」のアンケート結果によると、クレジットカードを発行した時期は「フリーランス以前に発行」が407人と、回答者の8割以上でした。多くのフリーランスは、勤め先があった時期に作ったクレジットカードを、そのまま継続して利用していることが分かります。
なお、クレジットカードの申し込みや会員情報には「勤務先」という欄がありますが、会社員時代にクレジットカードを作ったフリーランスのうち、77.1%が「変更手続きをしていない」と答えています。
そもそも、登録情報の変更が必要という認識がない可能性もありますが、カード更新などのタイミングで個人情報の再確認を求められることはあります。カード会社に登録している自身の勤務先の情報が現状どうなっているかは、確認をしておきましょう。

【クレジットカード利用調査】フリーランス500人に聞いた保有クレジットカード事情
別ウインドウで「まねーぶ」のウェブサイトへ遷移します。
全国20代~60代フリーランス500人を対象とした、インターネット調査。
独立後にクレジットカードを持つうえでのポイント
フリーランスとして独立してから新しくクレジットカードを申し込みたい場合は、「個人向けのクレジットカード」あるいは「個人事業主・フリーランス・法人向けのクレジットカード」のどちらかに申し込むことになります。
個人向けのクレジットカードの場合、会社員のほうが安定していると判断される可能性もありますが、フリーランスだからといって必ずしも審査に落ちるとは限りません。また、個人事業主向けのクレジットカードは、独立している人をターゲットにしているため、審査上不利になる可能性は低いでしょう。
ビジネス向けクレジットカードの種類
事業の経費を支払うためのビジネス向けクレジットカードには、「ビジネスカード」「法人カード」「コーポレートカード」といった種類があります。法人化している人は、事業規模も加味して最適なクレジットカードを選びましょう。
独立したてで法人化していない場合は、ビジネスカードの中でもフリーランスに向けたクレジットカードがあるため、それらを選ぶのがおすすめです。
なお、本記事では、「ビジネスカード」「法人カード」「コーポレートカード」の総称を「法人カード」で統一します。
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法人カード(ビジネスカード・コーポレートカード)とは?3分でわかる!法人カードの特徴やメリット、個人カードとの違いを解説します!
法人カードのメリットとは?
法人カードのメリット
- 利用枠が比較的高い
- 経理管理がしやすい
- 楽に年会費を経費計上できる
法人カードとは、独立している個人事業主や、法人化している代表者向けのクレジットカードのことです。事業の代表者がビジネスで使うのであれば、個人向けのクレジットカードではなく、法人カードを選んだほうがメリットはあるといえます。
なお、法人カードは、「会社決済型」と「個人決済型」の2つに分けられます。会社決済型は法人口座から、個人決済型は個人口座からクレジットカードの利用金額が引き落とされるので、事業を法人化していない代表者も法人カードは活用できるので安心してください。
ここでは、法人カードにはどのようなメリットがあるのかを具体的に見ていきましょう。
利用枠が比較的高い
法人カードは、個人カードに比べると利用枠が高く設定されるケースが多いです。利用枠を気にせずに、仕事に必要なものを購入するには、法人カードの利用が便利です。
クレジットカードの支払いも、商品を購入した1~2ヵ月後になりますから「売掛金の入金タイミング以前に発生する仕入の支払いで、資金繰りが厳しい」といった事態を防ぐこともできます。
ただし、法人カードでも、新規で申し込んだ直後は、数十万円程度の利用枠からスタートする場合が多くなっています。最初から多額の支払いに利用するのは、難しい可能性があるので注意しましょう。
経理管理がしやすい
個人事業主の中には、個人用のクレジットカードを事業用としても使っている人は少なくありません。しかし、個人用と事業用で同じクレジットカードを使っていると、経費とプライベートの支出が混在するため、管理が大変です。
一方、事業経費の支払いに使うクレジットカードを一本化すれば、経費管理は楽になります。経費計算をプライベートと事業で分ける必要もないため、計算ミスも減るでしょう。その際、個人用クレジットカードを2枚持つよりは、利用枠の高い法人カードを追加で持つことをおすすめします。
楽に年会費を経費計上できる
法人カードの年会費は、全額を経費計上することができます。個人用のクレジットカードの年会費も経費に計上することは可能ですが、同じカードで私的利用をしている場合は、会員費を経費に計上していることを税務署に指摘される可能性もあります。
個人用カードを事業でも利用している場合、会員費は事業に利用した割合のみ按分して経費に計上することになるので、手間がかかるため効率的とはいえないでしょう。
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個人事業主におすすめ!法人用クレジットカードを持つメリットとは?
法人カードの審査のポイントとは?
法人カードの審査を通過するためのポイント
- 過去にクレジットカードの支払い遅延がない
- 一度に複数社のクレジットカードの申し込みをしていない
- フリーランスの実績が3年以上ある
フリーランスは、「収入が安定しない」「廃業のリスクがある」といった理由で、法人カードの審査に通過しにくいと思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、法人カードは事業主を対象としたカードですので、審査のポイントさえ押さえておけば、不安に思う必要はありません。
続いては、法人カードの審査を通過するために知っておきたいポイントを紹介していきます。
過去にクレジットカードの支払い遅延がない
クレジットカードの申し込みをすると、これまでのクレジットカードの利用履歴の確認が行われます。
過去に、クレジットカード利用の返済やキャッシングの返済が遅れた経験がなければ、それだけ審査を通過する可能性が高まるでしょう。
一度に複数社のクレジットカードの申し込みをしていない
クレジットカードの審査に通過するかどうか不安だからといって、短期間で複数社のカードに申し込みをすると、信用情報機関から「資金繰りで何らかの問題があるのでは」と思われる可能性があります。一度に複数社のクレジットカードの申し込みをするのは控えたほうがいいでしょう。まずは各クレジットカードの特徴を比較し、自分に合ったカードをしっかり絞って申し込みをしてください。
なお、使っていないクレジットカードのキャッシング枠が多くあると、審査に影響が出る可能性もあります。クレジットカードのキャッシング枠は、消費者がお金を借りすぎないように定められている総量規制の対象です。キャッシング枠の上限は年収の3分の1までですので、使っていないクレジットカードがある場合は、解約をしてもいいでしょう。
また、新たに申し込むクレジットカードにキャッシング枠がある場合、希望のキャッシング額をゼロか最低金額にしておくと、審査に通過しやすくなる傾向があるようです。
フリーランスの実績が3年以上ある
フリーランスとしての実績が3年以上あり、収入が横ばいか増加傾向であれば、クレジットカードの審査でも問題がないとみなされる可能性は高いでしょう。
確定申告書等の収入証明書をクレジットカード会社に提示して申し込みをすると、当人の収入の事実証明にもなりますので、より審査に通過する可能性が高まります。
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個人事業主向けのクレジットカードの審査基準は?審査のポイントを解説
三井住友カード発行の事業者向けカードの特徴
三井住友カード ビジネスオーナーズの特徴
- フリーランスの方も歓迎
- 年会費は永年無料(ゴールドカードは条件有)
- カード利用枠最大300万円
- ビジネスを助ける付帯サービスが充実
- ゴールドカードも個人事業主向け
三井住友カードは、法人代表者・個人事業主(副業・フリーランスを含む)の方向けである三井住友カード ビジネスオーナーズの一般カードとゴールドカードを発行しています。
スタートアップ企業やフリーランス、副業で活躍される方のビジネスを後押しする、利便性とメリットを兼ね備えた三井住友カード ビジネスオーナーズの特徴を見ていきましょう。
フリーランスの方も歓迎
三井住友カード ビジネスオーナーズは、満20歳以上の個人事業主または法人代表者であれば、実績にかかわらず申し込みが可能です。起業したばかりで事業実績の少ない経営者やフリーランス、副業で収入を得ている人の利用を想定しているカードのため、登記簿謄本や決算書といった書類の提出も必要なく、審査に不安を持つ人でも申し込みやすい1枚です。
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年会費は永年無料
三井住友カード ビジネスオーナーズの一般カードは、年会費が永年無料です。
事業の立ち上げ時は経費が何かとかかりますが、独立や起業をしたばかりのフリーランス、経営者にとって頼りになるカードといえるでしょう。
利用枠は最大300万円
三井住友カード ビジネスオーナーズの利用枠は、一般カード、ゴールドカードともに最大300万円です。
三井住友カード ビジネスオーナーズの本会員が、すでに三井住友カードの個人カードを持っている場合は、個人カードの利用枠との合算になります。
ビジネスを助ける付帯サービスが充実
三井住友カード ビジネスオーナーズは、ビジネスを助ける付帯サービスが充実しています。
例えば、カード本会員の方は、お持ちのカードにプラスして利用できる、「JR東海エクスプレス予約サービス」への申し込みが可能です。このサービスには、年会費が1,100円(税込)かかりますが、きっぷ不要&手数料なしで予約の変更もインターネット上で行えるため、新幹線を利用する機会が多いビジネスパーソンに便利なサービスです。
また、ANA、JALの「航空券チケットレス発券サービス」も利用可能で、出張の際もストレスなくスムーズに搭乗できます。
ゴールドカードも個人事業主向け
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、本会員5,500円(税込)の年会費がかかりますが、年間100万円のご利用で翌年以降永年無料となります。利用枠は最大300万円までと、フリーランスの事業にも活用しやすくなっています。
また、ゴールドカードには、国内の主要な空港ラウンジを無料で利用できるサービスも付帯しているため、出張の際もゆとりを持つことが可能です。
フリーランスでもクレジットカードは作れる
フリーランスだからといって、クレジットカードが作れないわけではありません。三井住友カード ビジネスオーナーズのように、フリーランス・個人事業主をターゲットにしたお得なクレジットカードもあります。
フリーランス向けのクレジットカードを上手に活用して、手数料の削減や経費処理の効率化を目指しましょう。
よくある質問
Q1. フリーランスはいつクレジットカードを作るべき?
フリーランスには基本給がなく、仕事量に応じて収入が変動するため、安定性に欠ける側面があるのは事実です。特に、これからフリーランスになることを検討している人は、独立後の収入見込みも立てなくてはなりません。売上が安定するまではクレジットカードの審査がとおりにくい可能性もありますので、クレジットカードは独立前に作っておくと安心です。
詳しくは以下をご覧ください。
Q2. 法人カードのメリットとは?
法人カードは、個人カードに比べると利用枠が高く設定されるケースが多いです。また、個人用と事業用で同じクレジットカードを使っていると、経費とプライベートの支出が混在するため、管理が大変です。そこで、事業用の経費の支払いを法人カードに一本化すれば、経費はより明確に管理できるようになります。なお、法人カードの年会費は、全額を経費計上することができます。
詳しくは以下をご覧ください。
Q3. 法人カードの審査のポイントとは?
法人カードは、事業主を対象としたクレジットカードですので、審査を不安に思う必要はありません。「過去にクレジットカードの支払い遅延がない」「一度に複数社のクレジットカードの申し込みをしていない」「フリーランスの実績が3年以上ある」といったポイントを押さえておけば、審査に通過する可能性が高まるでしょう。
詳しくは以下をご覧ください。
法人カードの種類によって商品性は異なりますので、あらかじめご了承ください。また、詳細につきましては、各商品ページをご確認ください。
2022年4月時点の情報なので、最新の情報ではない可能性があります。
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