融資の基礎知識
個人事業主は銀行融資を受けられる?銀行以外の借り入れ方法とは?

個人事業主が事業資金の調達を考えたとき、まず思いつくのは銀行融資を受けることかと思います。
ただ、気になるのは「個人事業主でも銀行融資は受けられるのか?」という点ではないでしょうか。結論を先にいえば、個人事業主でも銀行融資は受けられます。
この記事では、銀行融資を受けるまでの流れと、個人事業主が利用できるそのほかの資金調達方法や、カードローンの利便性について解説します。
- 目次
個人事業主でも銀行融資は受けられる
銀行融資というと、法人でないと利用できないイメージがありますが、多くの銀行では個人事業主にも融資を行っています。メガバンクでは融資金額の大きいものが中心で、個人事業主は対象外になりがちですが、ネット銀行や都市銀行、信用金庫のほとんどは個人事業主にも対応しています。
銀行融資の特徴
銀行融資の特徴としては、次のようなものが挙げられます。
・金利が低め
融資の金利は、多くの要素によって決まります。例えば、銀行自身が資金調達をする際の金利、銀行の運営にかかる諸経費、借り手に対する信用度、銀行自身の利益設定などが加味されます。銀行融資の金利は2%程度からという場合が多く、ほかの資金調達手段に比べれば低めといえるでしょう。
・限度額が大きい
借入限度額は、借り手の信用や事業規模によって変わりますが、数千万円や1億円まで可能という場合もあります。
・融資がなされるまでに時間がかかる
銀行融資は、審査に時間がかかるため、申請から実際に融資が実行されるまでにタイムラグがあります。かかる時間は、保証があるかどうかなどによって変わりますが、およそ2週間~1ヵ月半ほどです。
・保証や担保の提示を求められることがある
融資を行う条件として、公的機関である信用保証協会の保証や不動産などの担保の提示を求められることがあります。
銀行融資を受けるまでの流れ
銀行融資を受けるには、日頃から付き合いのある銀行の担当者を通じて申し込むか、銀行の融資窓口に相談することになります。個人事業主の場合、融資を受けられる主な条件として、「開業届を出していること」「確定申告をしていること」「基本的に黒字であること」などが求められます。
融資のお申し込みには、事業状況を説明するためのさまざまな書類が必要です。本人確認書類、代表者の印鑑証明書、直近1~3年分の確定申告書と青色申告決算書(または収支内訳書)、資金計画書、借入計画書などを用意しましょう。
用意した書類をもとに銀行の融資担当者との面談が行われ、審査の結果、融資が受けられるかどうかが決まります。なお、どの銀行も審査基準は非公開となっています。
銀行融資以外の資金調達方法
個人事業主が銀行融資を受けようとすると、時間も手間もそれなりにかかります。しかし、個人事業主が資金調達する方法は、銀行融資ばかりではありません。
ほかにも、主に次のような選択肢があります。
日本政策金融公庫から融資を受ける
株式会社日本政策金融公庫は、政府が100%出資する金融機関で、国の政策に基づいて、個人事業主や中小企業への事業資金融資を行っています。「国民一般、中小企業者、農林水産業者の資金調達を支援すること」を目的とする機関だけあって金利は低く、借入期間も長く設定されているのが特徴です。担保不要で利用できるサービスもあります。
一方で、申し込みには銀行融資より多くの書類が必要で、審査基準も厳しくなっており、融資を受けるまでには時間がかかります。
ファクタリングを利用する
ファクタリングとは、事業主が持つ未回収の売掛債権をファクタリング会社に売却することで、振込期日到来前に現金化する方法です。融資ではなく債権譲渡なので、利用にあたって担保や保証人を求められることはなく、銀行融資のような厳しい審査もありません。多くの場合、即日~2日程度と、短期間で譲渡代金を受け取ることができます。
一方、注意点として、売掛債権額以上の資金調達はできません。また、10%~20%前後の手数料がかかるため、受け取れる金額は本来取引先から入金予定だった額よりも少なくなります。そのほか、売掛債権を前倒しで現金化するため、その後の資金繰りが悪化しやすいことが挙げられます。
カードローンを利用する
カードローンは、銀行や貸金業者、消費者金融業者が提供する、個人向け融資サービスです。
多くの場合、コンビニATMを使ってお借り入れ・ご返済が可能と利便性が高く、融資のスピードは早いのが特徴です。
注意点としては、銀行系、消費者金融系、信販・クレジット系のどれを選ぶかで、金利や限度額、融資までにかかる時間が違うことが挙げられます。
・銀行系カードローン
銀行系カードローンは、メガバンクや地方銀行が提供しているもので、消費者金融系に比べて最高金利が低めに設定されているのが特徴です。ただし、お申し込みから融資までには多少時間が必要で、1週間くらいかかる場合もあります。
・消費者金融系カードローン
消費者金融系カードローンは、最短即日融資という商品もあるほど、融資のスピードが早いのが特徴です。また、返済のサイクルを自分で決定できるなど、返済の自由度は高い傾向があります。一方、銀行系や信販・クレジット系に比べると、最高金利の設定は高めです。
・信販・クレジット系カードローン
信販・クレジット系カードローンは、信販会社やクレジットカード会社が提供するもので、サービス内容は銀行系とほとんど変わりません。融資にかかる時間も同じくらいですが、中には即日融資可能なものもあります。

早急な融資を希望するなら、カードローンがおすすめ
融資を受けるにあたって、気になるのは金利と融資までにかかる時間ではないでしょうか。
銀行や日本政策金融公庫の低金利は非常に魅力ですが、書類の準備や審査などで融資までに時間がかかるため、急いでいるときには不向きかもしれません。ファクタリングは、そもそも売掛債権がない場合は利用できません。
できる限り早急に、低金利でまとまった額の事業資金を調達したいなら、カードローンがおすすめといえるでしょう。
カードローンはお借り入れに特化した商品であり、限度額も最大数百万円と高めに設定されています。信販・クレジット系および消費者金融系のカードローンは総量規制の対象となりますが、個人事業主の場合は事業実績・事業計画に応じて審査を行い、年収の3分の1を超える融資が可能となる場合もあります。
なお、銀行系カードローンは総量規制の対象外ですが、各銀行による自主規制が行われています。
最短30分で審査完了!カードローンはSMBCモビット
なお、カードローンのSMBCモビットなら、お申し込みはWEBで完結、スマートフォンからのお申し込みも可能です。お借り入れが可能かどうか、すぐに分かる10秒簡易審査があり、契約可能であれば最短30分で審査が完了。お借り入れまで最短3分、即日融資に対応しています。
お申し込み後は、スマートフォンで原則24時間、借入返済ができます。銀行振込によるお借り入れやインターネット返済のほか、SMBCモビット公式スマホアプリを利用して、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATMでのお借り入れやご返済にも対応しているため、大変便利です。
■SMBCモビットの特徴

24時間申込対応:毎月最終月曜日の2:00~5:00のあいだはメンテナンスのためお申し込みできません。
最短30分:お申し込みの時間帯や審査の状況により、審査完了までにお時間がかかる場合があります。
10秒簡易審査:別途本審査がございます。
最短3分で借入可能:口座への入金が完了する日時は金融機関によって異なります。
お申し込み前に借入可能かをチェックできるお借入診断、返済月数などが確認できる返済シミュレーションも利用できるので、安心してお申し込みができます。
<SMBCモビットの簡単入力シミュレーション>
- 借入可能か確認したい:お借入診断
- 無理のない返済計画を立てたい:返済シミュレーション
銀行融資以外の資金調達方法としてカードローンを上手に活用しよう
個人事業主が銀行融資を受けることはできます。しかし、個人事業主の資金調達には、銀行融資以外にもさまざまな方法があります。
その中でもできる限り早急に融資を受けたい場合、カードローンが有力な方法となります。SMBCモビットであれば、審査は最短30分で完了。即日融資にも対応しています。返済計画をきちんと立てて、賢く利用してみてください。
よくある質問
Q1:個人事業主ですが銀行融資は受けられますか?
個人事業主を対象に融資を行っている金融機関はあります。ネット銀行や都市銀行、信用金庫のほとんどは、個人事業主への融資に対応しています。融資までに時間はかかりますが、金利が低いことが特徴です。
Q2:なるべく早く融資してほしいのですが、どの資金調達方法が早いでしょうか?
できる限り早急に、低金利でまとまった額の事業資金を調達したいなら、カードローンがおすすめです。カードローンはお金のお借り入れに特化したキャッシング専用のサービスで、限度額は最大数百万円と高めに設定されています。
Q3:SMBCモビットのメリットは?
カードローンのSMBCモビットなら、お申し込みはWEBで完結、スマートフォンからのお申し込みも可能です。お借り入れが可能かどうか、すぐに分かる10秒簡易審査があり、契約可能であれば最短30分で審査が完了。お借り入れまで最短3分、即日融資に対応しています。
モビットカードローン貸付条件
利率(実質年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
ご利用枠 | 800万円 |
遅延損害金 | 年20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
ご返済方法 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
ご返済期間・回数 |
最長60回(5年)ただし、返済能力その他の事情にかんがみ、 合理的な理由があると当社が認めた場合には、最長106回(8年10ヶ月) |
利率 (実質年率) |
3.0%~18.0% |
---|---|
資金使途 | 自由 |
ご利用枠 | 800万円 |
遅延損害金 | 年20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
ご返済方法 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
ご返済期間・回数 | 最長60回(5年)ただし、返済能力その他の事情にかんがみ、合理的な理由があると弊社が認めた場合には、最長106回(8年10ヵ月) |
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