クレジットカードでキャッシングができない理由と対処法は？対応カードと併せて紹介

そもそもクレジットカードの申込時に、キャッシング枠を設定していたか確認しましょう。キャッシングサービスはどのカードにも常備されているものではなく、利用の申し込みも任意です。発行時にキャッシング枠を0円で設定していれば、当然ながらお金を借りることはできません。

発行後にキャッシングの利用が必要になった場合は、後から追加で申し込み手続きが可能です。三井住友カードではウェブサイトでの申し込みができますが、その際は年収証明書類が必要になる場合もありますので、あらかじめご準備ください。

「キャッシング枠」はそのまま、キャッシングサービスで借り入れできる金額の上限額を指します。一方「総利用枠」は、買い物などの支払い代金を立て替える「ショッピング枠」と「キャッシング枠」を含むクレジットカード自体の利用限度額です。そのため、ショッピング枠の利用額が多くなれば、キャッシング枠の利用額は少なくなります。

「キャッシング枠があるのに使えない」という場合は、ショッピング枠を限度額いっぱいに利用してしまい、キャッシング枠がゼロとなったために利用できないことが予想されます。

利用枠はクレジットカードの精算時（お支払い日）にリセットされます。キャッシングを利用したい場合はお支払い日まで待つか、利用枠の増額申請をしましょう。ただし増額の申請には、別途審査が必要になります。

ご自身の利用枠がいくらか気になった場合、三井住友カードではVpassにログイン後「ご利用可能額照会」より、今お使いのクレジットカードのご利用枠、ご利用残高、ご利用可能額を確認できます。

クレジットカード会社によって利用できるATMやCD（キャッシュディスペンサー）は異なります。キャッシングで利用可能なATM・CDや操作方法はクレジットカード会社のウェブサイトで確認できるので、不安な方は事前にチェックしておきましょう。操作時に手順を誤ったり、暗証番号を入力ミスしたりすれば、キャッシングを利用できません。

ほかにも、利用可能時間外やメンテナンス中は一時的にキャッシングを利用できなくなります。クレジットカード会社の提携ATMでキャッシングが利用できなかったとき、機械のトラブルなども考えられるため、ほかのATMで試してみましょう。

ATM・CDにカードを入れてもすぐに戻ってくる場合、カードの磁気不良が考えられます。ATMはクレジットカードの磁気ストライプ、もしくはICチップからカード情報を読み取りますが、時にそれらの不具合によって正常に読み取りができない場合があります。何度か試しても同じ状況であれば、カード会社に再発行を依頼する必要があるでしょう。

多くのカード会社ではオンラインまたは電話で手続きが可能です。新しいカードは1週間から10日で登録している住所に届きます。

借り入れの際はクレジットカードの暗証番号を入力する必要があるため、忘れてしまった場合はキャッシングを利用できません。

クレジットカードの暗証番号は、カードと一緒に送付された「暗証番号通知書」に記載があります。暗証番号通知書が見つからない場合は、カード会社に暗証番号の照会の申し込みを行いましょう。手続きをすると、1週間から10日で暗証番号通知書が郵送されます。

暗証番号がわからない場合、思いつくままに暗証番号を試すのではなく、一旦入力するのをやめましょう。多くのクレジットカードは、間違った暗証番号を一定回数入力すると、セキュリティが作動してICチップにブロックがかかり、暗証番号での取引ができなくなります。その場合、カードの再発行が必要となるため注意が必要です。

クレジットカードの利用代金を延滞・滞納している場合、カード自体が利用停止になるので、キャッシングも利用できません。お支払い日に精算ができない、期日までに返済できないと判明した時点で、すぐに契約しているクレジットカード会社に連絡をして、事情を説明しましょう。

利用者が契約後に転職・退職をして、収入状況が変化した場合も注意が必要です。転職時・退職時にクレジットカード会社にその旨を連絡しておらず、クレジットカード会社で「途上与信」をしていた場合、カード会社の判断でキャッシングの利用停止や利用枠の減額を判断する可能性があります。

「途上与信」とは、利用者の返済能力を確認するために、クレジットカード会社が契約後に定期的に実施する審査のことで、他社からの借り入れ状況や、勤務先・年収の変化などを調査します。

キャッシング枠の利用限度額は、入会後も増額申請できます。増額申請はクレジットカード会社のウェブサイトなどから簡単に申し込みができますが、必ず審査を通過しなければいけません。クレジットカードを継続的に利用し、お支払いの遅延・滞納もなく、他社での借り入れ状況に問題がなければ、審査に通る可能性が高まります。

増額申請で審査に落ちたとしても、クレジットカードを利用できなくなるわけではないので、気負わずに、無理のない範囲でキャッシング枠の増額を申請してみましょう。

クレジットカードの利用代金で返済が遅延しているものがある場合は、できるだけ早く解消しましょう。特に分割払いやリボ払いの利用頻度が高い方は、それらの支払いで利用枠を圧迫しているかもしれません。余裕のあるときに、繰上げ返済をしてキャッシング利用可能額枠を回復させましょう。

また、口座の残高が不足してしまわないよう、口座振替の期日（お支払い日）の前日に残高確認をする習慣をつけておくと安心です。返済が遅れそうなときは、事前にクレジットカード会社に相談して、返済の目安を伝えておきましょう。

これまでに紹介した方法で対処してもキャッシングが利用できない場合、またはキャッシングできない理由に当てはまらない場合は、クレジットカード会社に問い合わせてみましょう。クレジットカード自体に不具合がある場合は、再発行の手続きを行います。

クレジットカードは“使い勝手の良さ”で選ぶのがおすすめです。日常の買い物にも、現金が必要なときにも幅広いシーンで活躍できる三井住友カードのクレジットカードをご紹介します。

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現金の借り入れができる便利なキャッシングサービスですが、利用には計画性が必要です。きちんと“お金を借りる”という意識を持って、返済や資金繰りについて事前に計画を立てましょう。

また、いざというときに正常に利用できるよう、利用状況を都度確認しておくことも大切です。キャッシングの申し込みができているか、利用限度額に余裕はあるか、支払いを滞納していないかなど、事前にチェックしておきましょう。

そもそもキャッシングサービスの申し込みをしていない、借入限度額に達している、返済が遅延している、年収など利用者自身の状況が変わったなどの理由が挙げられます。また、ATM・CDでの操作ミスや暗証番号の誤入力、カードの読み取りができていないことも原因として考えられます。

詳しくは以下をご覧ください。

キャッシングサービスは原則として、キャッシング枠もしくは総利用枠を超えて利用することはできません。総利用枠は、キャッシング枠とショッピング枠を含むクレジットカード自体の利用限度額です。そのため、ショッピング枠を限度額いっぱいに利用すると、キャッシング枠はゼロになり使えなくなります。

詳しくは以下をご覧ください。

クレジットカードでキャッシングができないときの対処法としては、利用限度額を増額する、違うカードやATMで試してみる、返済が遅滞しているものがあれば解消するといった方法があります。それでもキャッシングが利用できない場合、またはキャッシングできない理由に当てはまらない場合は、クレジットカード会社に問い合わせましょう。

詳しくは以下をご覧ください。