20代の約3割が投資をしている!毎月の投資額はどれくらい?投資をしている理由は?FPがおすすめする投資方法も紹介

  • 20代の約3割が投資をしている!毎月の投資額はどれくらい?投資をしている理由は?FPがおすすめする投資方法も紹介

    2023.08.23

20代の約3割が投資をしている!毎月の投資額はどれくらい?投資をしている理由は?FPがおすすめする投資方法も紹介
監修: 大竹 のり子 監修: 大竹 のり子

監修:大竹 のり子

ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者、1級FP技能士) 株式会社エフピーウーマン代表取締役

出版社の編集者を経て2005年4月に女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」を設立。 現在、雑誌、講演、テレビ・ラジオ出演などのほか、人生の“やりたい”を“できる”に変える『お金の教養スクール』を運営中。『なぜかお金に困らない女性の習慣』(大和書房)、『美しく生きる女(ひと)のためのお金の作法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書は70冊以上に及ぶ。

お金の教養スクール

物価の上昇やコロナの影響もあり日本経済に不安を感じている人は少なくないでしょう。日本政府も「貯蓄から投資へ」をかかげており、若いうちから資産形成・運用をする力が求められています。

若い世代である20代は投資に対し、どのような意識を持っているのでしょうか。そこで20代1,000人にアンケートを実施。投資を始めたきっかけや気になる投資額、年間の収益にいたるまで、20代の投資の実態に迫ります。

また、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)が20代におすすめしたい投資方法も解説します。

■調査概要
調査タイトル:20代の投資の実態調査
調査対象:日本全国の20代の男女
実施時期:2023年5月24日~2023年5月26日
有効回収数:1000サンプル

20代で投資をしている人は約3割!男女比は?

20代で投資をしている人の割合は?

アンケートの結果、20代の約3割が投資をしていることがわかりました。
「現在はしていないが、近いうちにしたいと思っている」と回答した人も3割いて、合わせると20代の約6割が投資に意欲的という結果になりました。

男女別では、投資をしている男性は約2.7人に1人、女性は約4.6人に1人という割合で、男性の割合が女性を上回っています。なかには、20代で9年以上の投資歴がある男性もいました。

20代でなぜ投資?始めたきっかけを聞いてみた

20代で「投資」をはじめたきっかけ

次に、20代から投資を始めたきっかけを見ていきましょう。
全体では「無理のない範囲で将来の資金を準備したかった」(69.6%)がトップ。男女ともに1位ですが、女性の方が男性よりも割合が高くなっています。

大竹 のり子

20代はお金に堅実!?
マネー相談でさまざまな世代の方と接しますが、20代は堅実な思考を持っている傾向があります。投資で大きな富を得たいというよりは、お金を少しでも増やそうという動機。そこにNISAやiDeCoといった少額から取り組め、税制優遇が受けられる制度の後押しも重なり、「将来の資金を準備したい」という回答の伸びにつながっているのではないかと思います。

20代が選ぶ投資対象はコレ!男性に人気なのは「株」、女性は「NISA/つみたてNISA」

20代男女が選ぶ、投資対象ランキング

一口に投資といっても対象は広く、株や投資信託といった商品から、NISAやiDeCoなどの制度までさまざまです。20代の投資対象を調べたところ、全体の1位は「NISA/つみたてNISA」でした。

男女別に見ると順位に違いが見られます。
男性の1位は「株(国内株式/海外株式)」。一方、女性は「NISA/つみたてNISA」が1位に。

また、今後興味のある投資について聞いたところ、全体では現在の投資対象とTOP3までは同じ結果でした。投資経験の有無で見ると、未経験者が選んだ1位は「NISA/つみたてNISA」だったのに対し、経験者では「株」が1位という結果になりました。

大竹 のり子

NISAが一番人気の理由
「NISA/つみたてNISA」が全体1位となったのは、どちらも少額から取り組めるため、初心者でも「このくらいなら」と思える金額の範囲で始められること。そして2024年から「新NISA」が始まることで注目が集まっていることも背景にあると考えられます。現行のNISA、新NISAにおいても、NISA口座を通して株や投資信託を購入すれば、利益がいくら出たとしても課税はゼロ。そのメリットに強く惹かれている人は多いのではないでしょうか。

目的別!おすすめの投資商品は?

投資経験者から学ぶ!その投資対象をおすすめする理由は?

投資歴が長くない20代でも、目的に合わせて複数の商品に投資している人も多く、「少額から投資が可能」「配当や譲渡益が非課税」「支払い方法が簡単」など、それぞれの特徴を把握して投資をしているようです。

大竹 のり子

20代におすすめしたい投資はコレ!
投資そのものにあまり関心はなく、「預貯金を増やしたい」「将来のお金が不足しないか不安」という場合は、「つみたてNISA」を活用して投資信託の積立をするのがおすすめです。一方で「投資って楽しそう!」「投資するなら大きな利益を狙いたい」という場合は、「NISA」を活用して株式投資に挑戦してみても良いかもしれません。投資信託であればクレジットカードで決済するのも良いですね。投資をしながらポイントが貯まるのでさらにお得です。

ポイント

  • 最大5.0%相当のVポイントが貯まる!
  • 毎月100円から投資可能
  • つみたてNISAにも対応可能

投資をしている人に聞いた!毎月の投資額は「3万円以上〜5万円未満」が1位

20代で投資している人に聞いた!毎月の投資額・利益はどのくらい?

投資を始めて気になるのは、月々の投資額やリターンではないでしょうか。
20代の投資をしている方に毎月の投資額を聞いたところ、全体で最も多かった価格帯は「3万円以上〜5万円未満」でした。また、少額投資をする人の割合も高く、1万円未満の回答を合わせると全体の35.2%という結果に。

年間の利益では、全体で「1万円以上~3万円未満」(22.2%)と「1万円未満」(22.2%)が同率の1位。

大竹 のり子

収入の何%を投資に回すべき?
基本は「毎月の手取り収入の20%」を貯蓄に回す、これが理想です。
25歳で貯蓄を始めた場合、30歳になった時には年収分の貯蓄ができることになります。ただし、銀行預金では金利がほとんどつかない時代なので、その半分を投資に回すというのがベストバランスといえます。

例えば、毎月の手取りが25万円の場合、2.5万円を貯蓄に回し、2.5万円を投資に回す。5万円すべてを投資に回すのはおすすめしません。もしも、1ヵ月ほどで平均株価が約40%も暴落したリーマン・ショック(2008年)のようなことが起きれば、必要以上にお金が減るリスクも出てきてしまいます。

20代はSNSから投資の情報を得ている!情報源の1位は「Instagram」

投資に関する情報はどうやって得ている?

20代は、投資の知識をどのように得ているのか聞いてみたところ、SNSがTOP3を独占。1位は「Instagram」、2位は「YouTube」、3位は「Twitter」。今の時代を色濃く反映した結果になりました。

「Instagram」や「Twitter」では「#投資」で検索して人気の投稿を見たり、「YouTube」では投資をテーマに高評価を得ているユーチューバーの動画を視聴したりするケースが考えられます。自由回答では、経営者で投資家でもある「両学長」が運営する『リベラルアーツ大学』のYouTubeチャンネルを情報源として挙げる人が目立ちました。

男女別に見ると、より専門的な情報を得られる「金融機関のサイト(銀行や証券会社など)」や「経済・ビジネス系の専門サイト(海外含む)」は男性の割合が高く、女性の割合が高かったのは「友人・知人や投資に詳しい人からの口コミ」でした。
また、「特に情報は得ていない」と回答した人も約4割いました。

大竹 のり子

ネット情報だけをうのみにしないで
SNSを活用することは、投資を始めるハードルを下げてくれる意味で良いことです。ただし、流れている情報の正確性が高くないものもあるので注意が必要。投資は「いくらの資金を」「どれくらいの時間をかけて」「いくらにしたいのか」によって取るべき選択肢は大きく変わります。特定の人の成功体験をそのまま再現できる可能性は高くありません。インターネットで見聞きした情報をそのままうのみにせず、正しい知識を身につけたうえで自分にあった方法を見極める必要があります。

投資の支払い方法は「クレジットカード」がトレンド!

現在している投資の支払い方法は?

最後に、投資をする際の支払い方法について聞いてみました。キャッシュレスに慣れている20代は、やはり「クレジットカード」の利用率がトップ。僅差で2位が「口座に入金した現金からの支払い」でした。

近年は、クレジットカードの利用などで付与されるポイントを使える投資も人気で、「ポイント」も約2割以上いました。

大竹 のり子

クレジットカードは資金移動も不要
クレジットカードでの支払いはポイントが貯まるのはもちろん、資金の移動が不要な点もメリットです。証券口座にある資金から投資をする場合、資金が不足しないように口座残高を確認したり、銀行口座から自分で資金を移動したりする必要があります。その点、クレジットカードであれば細かく管理をする必要がなく、手間が省けるので便利です。

毎月ポイントが貯まる「三井住友カードつみたて投資」

20代1,000人の投資の実態を見てきましたが、全体の約6割が投資に前向きという結果から、今の20代にとって「投資」は身近なものだということがわかりました。

ただし関心があっても、まだ一歩を踏み出せない人が多いのも事実。積立タイプの投資は長く続けることが大切なので、20代の早いうちから始めると、リターン額も大きくなります。貯蓄でお金が増えない今の時代に投資をしないのは実は「もったいない」ことなのかもしれません。

毎月の手取りから投資に回せる金額を考えて、今回紹介した調査結果やFP大竹さんのアドバイスを参考に、少額からでも投資を始めてみてはいかがでしょうか。

ジュニアNISA、iDeCo、法人口座は対象となりません。

毎月100円の少額から投資ができるので初心者でも安心。クレジットカードで支払いができるので、毎月ポイントが貯まります。
口座開設時に三井住友カードを登録するだけ。口座に入金する手間もなく、毎月自動で取引ができるので便利です。

ポイント

  • 最大5.0%相当のVポイントが貯まる!
  • 毎月100円から投資可能
  • つみたてNISAにも対応可能

2023年8月時点の情報なので、最新の情報ではない可能性があります。

「リスクについて」

  • 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価格は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
  • 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
  • ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。

「手数料について」

各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等につきましては、SBI 証券WEB サイトの当該商品等のページをご確認ください。

<ご注意事項>

  • 三井住友カード株式会社は、株式会社SBI証券を所属金融商品取引業者とする金融商品仲介業者です。金融商品取引業者とは異なり、直接、顧客の金銭や有価証券の受け入れ等は行わず、顧客口座の保有・管理は全て金融商品取引業者が行います。また、金融商品仲介業者は金融商品取引業者の代理権は有しておりません。
  • 金融商品仲介における金融商品等は、金利・為替・株式相場等の変動や、有価証券の発行者の業務または財産の状況の変化等により価格が変動し、損失を生じるおそれがあります。
  • お取引に際しては、手数料等がかかる場合があります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI 証券WEB サイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

金融商品取引法等に係る表示
[金融商品仲介業者]
商号等:三井住友カード株式会社  登録番号:関東財務局長(金仲)第941号

[所属金融商品取引業者]
商号等:株式会社SBI証券  金融商品取引業者  登録番号:関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会