法人カードのメリットとは？

法人カードは、個人のクレジットカードに比べて利用限度額が高い傾向にあります。個人事業主は、設備投資や大量の商品の仕入れなど、大きな金額の支払いをすることが多いです。
法人カードは高い利用限度額が設定されているため、そうした多額の支払いにも便利に利用することができます。

また、備品の購入や事務所の水道・光熱費などを法人カードで支払うことで、経費をまとめて管理できる点もメリットです。支払い金額は利用明細にて一覧で確認できるため、「どのような項目にどれくらいの経費がかかっているのか」ということをすぐに把握することができます。

なお、法人カードは年会費がかかることが一般的ですが、年会費は経費として計上することが認められています。

開業前

開業後はなかなか収入が安定しない可能性を考えると、開業予定で独立前の在職中にクレジットカードを作っておくのもひとつの方法です。その理由としては、在職中に作ることで会社員としての年収や勤続年数で審査をしてもらうことができるという利点があるからです。

注意する点としてカードの種類によっては法人カードが作れないこともあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

「三井住友カード ビジネスオーナーズ」は法人代表者や個人事業主向けの法人カードで、開業前でも申し込むことができます。「開業前に法人カードを準備しておきたい」という場合は、開業前でも申し込みができる法人カードの利用を検討してみましょう。

個人事業主・フリーランスの方に最適な三井住友カード

開業後

個人事業主としてすでに事業を営んでいる場合は、「個人向けのクレジットカード」と「個人事業主向けの法人カード」の2つの選択肢があります。年会費や特典、優待サービスなどを比較したうえでニーズに合ったクレジットカードを選びましょう。

ただし、開業後間もない場合は実績がないため、法人カードが作りにくいということが注意点として挙げられます。その場合は、個人が審査対象になる法人カードや、個人事業主向けの法人カードを作ることがおすすめです。

注意点としては、クレジットカードの発行には時間がかかるため、取引先への支払いなどカードを使う予定が決まっている場合は、余裕を持って申し込み手続きを行っておくと安心です。

■こちらも合わせてご覧ください
法人カードは設立1年未満のベンチャーやスタートアップでも作れる？作り方や注意点も解説
法人カードの審査基準は？法人と個人事業主の違いやおすすめカードを紹介

法人カードを作る時に必要なもの

個人事業主が法人カードを作る際は、本人確認書類と引き落とし用の金融機関口座が必要となります。

お支払い口座は、プライベートで利用しているものを指定しても問題ありませんが、事業とプライベートのお金が混同してしまうデメリットがあります。公私のお金の流れを明確に分けるためには、事業用の口座を別途開設する方がよいでしょう。

個人事業主向け法人カードの勤務先や名義はどう記載する？

クレジットカードの申し込みには、必ず勤務先の記入欄があります。自ら事業を営む個人事業主は、個人名や屋号を記入すれば問題ありません。
また、住所欄については自宅の住所を記入することが一般的です。

法人カードによっては事務所を登録住所とする場合もありますが、個人事業主は法人のように登記事項証明書などで事務所の所在地を確認することができません。そのため、個人事業主は本人確認書類で確認できる自宅の住所を登録し、カードも自宅あてに郵送されます。

法人カードの申し込み方法と発行の流れ

法人カードの作成には、インターネットと郵送の2種類の申し込み方法があります。それぞれ手続きの流れを確認していきましょう。

インターネット

インターネット上の申し込み画面で必要事項を入力し、本人確認書類をアップロードすることで申し込み手続きが完了します。空いた時間などを利用して手続きが行えるので、金融機関口座が用意できていれば手軽に申し込める利便性があります。
書類の取り寄せなどで時間を使うことがない分、早めにカード発行が行われるところが利点です。

郵送

法人カードは、郵送にて申し込むこともできます。カード会社から申し込み用紙を取り寄せ、必要事項を記入した後に本人確認書類のコピーと合わせて返送する流れです。書面で手続きができる安心感はあるものの、インターネットでの手続きに比べると時間がかかる点に注意しましょう。

■こちらも合わせてご覧ください
3分でわかる、法人カードの作り方！法人カード・ビジネスカードの契約に必要な手続きとは？

Q1．クレジットカードを作るベストなタイミングは？

個人事業主は収入が安定しにくい側面があるため、できれば独立・開業前の企業に在職しているうちに法人カード作成を申し込む方がよいでしょう。ただし、カードの種類によっては法人カードが作れないこともあるので、注意が必要です。

詳しくは以下をご覧ください。
個人事業主・フリーランスがクレジットカードを作るタイミングと注意点

Q2．個人事業主が作れる法人カードの種類は？

個人事業主は、個人向けのクレジットカードだけでなく、個人事業主向けの法人カードも作成できます。年会費や特典、優待サービスなどを比較したうえでニーズに合ったクレジットカードを選びましょう。

詳しくは以下をご覧ください。
開業後

Q3．法人カードはどのようにすれば作れますか？

法人カードは、インターネットもしくは郵送にて申し込むことができます。どちらも金融機関口座と代表者の本人確認書類が必要となりますので、事前に用意しておきましょう。

詳しくは以下をご覧ください。
個人事業主・フリーランスの法人向けカードの作り方

2024年7月時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。