カードローン入門
カードローンの残高とは?「ご利用残高」の意味と確認方法
カードローンを利用してお金を借りる場合、いま自分がいくら借りているのか、常に確認しながら返済することをおすすめします。借入れしたお金は必ず返済が必要であり、後で「返せなくなった」という事態にならないよう、計画的に利用することが重要です。
そこで注意すべき点が、カードローンの残高です。カードローン利用者の中には、そもそも残高とは何かをきちんと理解していない人もいるかもしれません。この記事では、残高の意味とともに、確認方法や残高を減らしていくポイントについて解説していきます。
- 目次
カードローンにおける残高とは?
カードローンの残高とは、「借入れた金額から返済済みの金額を引いたもの」を指します。つまり、まだ返済が済んでいない「残りの借入金額」のことです。カードローンの明細では、「利用残高」もしくは「ご利用残高」と表記されるケースが多いでしょう。
例えば50万円をカードローンで借入れし、利用中に30万円を返済したら、残高は20万円となります。残高が0円になれば借入金がない、つまり完済の状態となります。
残高という言葉に対して、「まだ借入れできる残りの金額である」とイメージされる人が多いかもしれませんが、カードローンにおける「残高」は、返済が終わっていない残りの借入金額を意味します。「まだ借入れできる残りの金額である」と勘違いしてしまう人も多いので、くれぐれも注意しましょう。
カードローンの残高を確認する3つの方法と注意点
残高を確認する方法は、カードローンによって異なります。ここでは、一般的な残高確認の方法を3つ紹介します。
1 ホームページおよびアプリ
カードローン提供会社のホームページやアプリで確認する場合、会員専用サイトにログインすることになりますので、パスワードやカードの番号を準備しておいてください。操作画面はカードローンによって異なりますが、概ね現時点の残高や次の返済予定日などを確認することができます。
また、会員専用アプリを提供しているカードローンもあります。スマートフォンでいつでも残高確認ができるので、とても便利です。ただし、アプリの場合も、ログインのために必要な、パスワードやカードの番号を入力しなければいけないケースが多いので、ご注意ください。
2 電話(サポートセンターなど)
サポートセンターに電話して、口頭で残高を確認する方法です。ただし、電話での問い合わせで残高を確認できるのは、カードローン利用者本人のみ。その際、必ず本人であるかどうかの確認作業が求められます。カードの番号や生年月日など、自身の情報を聞かれる可能性があることを想定しておきましょう。
3 ATM
ATMで残高を確認する場合、必要なものはカードのみです。ただし、ATMによっては、営業時間やメンテナンスなど、利用できる時間が限られる場合がありますので、注意しましょう。
ATMで借入れ、返済を行う機会が多い人は、ATMの操作画面上で残高確認ができます。なお、利用の際に出力できる「利用明細」は、カードローンによって明記される情報は異なりますが、概ね残高が記載されています。この利用明細を取っておき、いつでも残高が確認できるようにしておきましょう。
なお、ATMでの確認の際はカードの暗証番号が必要になりますので、忘れてしまった場合は事前に確認が必要です。
カードローンの残高でよくある疑問
カードローンの残高に関して、よくある疑問を2つ紹介しましょう。
残高が多いと、ほかのカードローンの審査に影響する?
カードローンを利用する際、知っておいたほうが良いこととして「総量規制」があります。これは、簡単にいうと、「借入れできる金額は年収の3分の1まで」というルールのことです。銀行系カードローンは総量規制の対象となりませんが、独自のルールを設けて、同じように規制しています。
例えば、年収が300万円だとすると、融資を受けられる金額は100万円までとなります。この場合、もしA社からの借入残高が70万円なら、新たにB社へ申し込みをしたとしても、最大で30万円までしか借入れできないというルールになっています。
なぜB社は、A社での借入状況を把握できるのでしょうか。それは、カードローンを利用すると、残高を含むさまざまな情報が個人信用情報機関に登録されるからです。カードローンに申し込みをすると、必ず信用情報がチェックされ、申込者が現時点でいくら借入れしているかを把握した上で審査が行われます。従って、残高はほかのカードローンの審査にも影響を与えると考えておくといいでしょう。
仮に、審査に通ったとしても、残高によっては「希望よりも少ない金額しか借入れできない」というケースも考えられます。他社のカードローンに申し込みをする前に、残高をきちんと把握しておきましょう。
利用残高に応じて返済額が変動する?
カードローンの返済方式は、会社および商品によって異なります。その中で、利用残高に応じて返済額が変動するのは、「残高スライドリボルビング方式」です。一方、残高に関係せず、毎月決まった金額を返済していく「元利(元金)定額リボルビング方式」もあります。
返済方式には一長一短あり、どれが一番便利であるとは一概にはいえません。カードローンを申し込みする前に、ホームページやパンフレットなどで、返済方式をきちんと確認しておきましょう。収入のタイミングや返済計画を加味し、カードローンの窓口(インターネットサポート、電話など)で相談するのもひとつの手です。
残高がなかなか減らないケースと、その対処方法
利用状況によっては、カードローンの残高がなかなか減らないケースもあります。その原因と対処方法について確認しておきましょう。
返済額に占める利息の割合が多いケース
残高がなかなか減らない原因として多く挙げられるのが、「返済額の中で、利息の占める割合が多い」というケースです。その要因として、「毎月の返済額が少ない」ことが挙げられます。
毎月の返済額が少なければ、残高も少しずつしか減りません。返済額の中で利息が占める割合が多ければ、元々借りたお金、つまり元金部分の返済が進まないのは当然といえるでしょう。
このような場合、毎月の返済額を見直す、または収入に合わせた「臨時返済」を組み合わせることで、残高を現状より多く減らしていくことができます。
返済した後、すぐに借入れしているケース
借入金を返済した後、また新たにお金を借りてしまっている場合、残高が減らないのは当然です。日々の生活費を見直すとともに、新たに借入れたいと思っているお金は本当に必要か、改めて考えてみましょう。
残高を随時確認し、きちんと返済計画を立てよう
カードローンの返済において最も大切なのは、きちんと返済計画を立てること。そのためには、残高を随時チェックし、状況を把握しておく必要があります。
カードローンによっては、ホームページやアプリで返済シミュレーションができるサービスもあります。そういったツールも活用しながら、残高をスムーズに減らしていくことを心掛けましょう。
残高確認をしながら、カードローンを上手に使おう
カードローンの残高確認は、返済計画において非常に重要であることをご紹介しました。
すでにカードローンを利用している人は、改めて現時点での残高を調べてみましょう。減っていないと感じたら、返済計画を見直してみてください。また、新たにカードローンの利用を考えている人は、残高確認にはどのような方法があるのか、調べておくのもいいでしょう。
残高をこまめに確認しつつ、計画的な利用を心掛けてください。
モビットカードローン貸付条件
利率(実質年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
ご利用枠 | 800万円 |
遅延損害金 | 年20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
ご返済方法 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
ご返済期間・回数 |
最長60回(5年)ただし、返済能力その他の事情にかんがみ、 合理的な理由があると当社が認めた場合には、最長106回(8年10ヵ月) |
利率 (実質年率) |
3.0%~18.0% |
---|---|
資金使途 | 自由 |
ご利用枠 | 800万円 |
遅延損害金 | 年20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
ご返済方法 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
ご返済期間・回数 | 最長60回(5年)ただし、返済能力その他の事情にかんがみ、合理的な理由があると弊社が認めた場合には、最長106回(8年10ヵ月) |
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