カードローン入門
カードローンは本当に危険?デメリットと上手な借り方、リスク回避法
カードローンのデメリットというと、借りすぎのリスクや金利が高いといったイメージがあり、しばしば問題視されることがあります。しかし、カードローンについてきちんと理解していれば、必要以上に避けるものではないことがわかってきます。何より、きちんと計画性を持って利用すれば、リスクやデメリットを最小限に抑えることもできます。
ここでは、カードローンのデメリットやリスクについて解説するとともに、それぞれの対処法やカードローンのサービスを上手に使ったリスクの回避方法もご紹介します。
- 目次
カードローンのデメリットと対処法
カードローンは「お金を借りること」であるため、ネガティブなイメージを持たれることがあるようです。そのため、メリットよりもリスクやデメリットのほうに目が向いてしまい、そればかりが強調されてしまうようです。
一般的に、カードローンのデメリットとしてよくいわれているネガティブなイメージとして、下記が挙げられます。
カードローンのデメリットといわれているもの
- 金利が高い
- 返済期間が長くなると支払総額が増える
- ほかのローン審査に影響が出る
- 借りすぎてしまう、多重債務に陥るリスクがある
いずれも、「カードローンのマイナス点」として、一般的に認識されているようです。しかし、これらは誤解や、カードローン利用のしかたの問題であることが多いのです。借入れと返済の状況をきちんと把握し、自己管理を行えば避けられるリスクもあります。
では、具体的にどうすれば良いのか、一つひとつ見ていくことにしましょう。
「カードローンの金利は高い」は本当か?
「カードローンは、金利が高い」といわれることがあります。確かに、一般的にマイカーローンでは1.0~5.0%程度、住宅ローンでは35年固定で2%以下といった金利を目にします。これらの目的別ローンと比べると、カードローンの金利は、だいたい1.5~15.0%程度ですので、比較すれば金利は高めといえるでしょう。
しかし、カードローンはその利便性や自由度の高さなど、ほかの目的別ローン商品とは性質が異なります。カードローンでの借入れは、目的を問わず自由に使うことができ、借入利用枠内であればいつでも何度でも借りられますし、臨時返済もできますので便利です。また、ご返済額が毎月ほぼ一定であるため、毎月の収支に影響しにくいというメリットもあります。金利だけを比較して、単純にカードローンは良くないとはいいきれないのです。
そもそも、カード付帯のキャッシング機能の場合は15.0%や18.0%が一般的で、カードローンの金利のほうが、低く設定される傾向があります。しかも、カードローンは「お金を借りること」に特化した商品ですので、条件を満たせば「一定期間金利がゼロになる」というサービスを提供している会社もあります。
このように考えると、「カードローンは金利が高い」とは、一概にいえないということが分かるのではないでしょうか。
返済期間が長くなると支払総額は本当に増える?
カードローンの利息は、「元金×金利(年利)÷365日(うるう年は366日)×借入日数」で計算されますから、借入日数が長い…つまり返済期間が長くなれば、確かに支払総額は増えていきます。
かといって、毎月の返済額を増額すると、毎月のやりくりが苦しくなる可能性があり、カードローンの利便性が失われてしまう可能性があります。
カードローンには、毎月決められた日に決められた額を返済する「約定返済」のほか、いつでも返済可能な「臨時返済」という返済方法も用意されています。カードローンの利便性を活かしつつ、支払総額を抑える方法として、この臨時返済を利用するのが有効な手段です。
つまり、毎月の約定返済は家計に無理のない金額にしておき、臨時収入があったり、貯金などで余裕ができたりしたときに臨時返済をして、借入残高を減らしていきます。これを繰り返すことで、約定返済のみで返済するよりも支払総額を減らすことができるのです。
カードローンがあると、ほかのローン審査に影響が出る?
結論からいうと、すでにカードローンの契約があるからといって、ほかのローンの審査が通らないということは言い切れません。もし、審査に通らなかったからといって、それが必ずしもカードローン契約があったためとは限らないのです。
例えば、カードローンを利用していても、延滞もなく、複数の会社から借入れていないなど、利用状況が良好であれば、ほかのローンの審査に通ることはありえます。カードローンを提供している各社は審査結果の理由を通知してくれませんし、審査基準も非公開ではありますが、「申込者の収入が安定していて、返済に問題がなさそうかどうかを見る」ことは、間違いありません。
住宅ローンや教育ローンなどを組もうとするときに、カードローンの借入残高のために審査に通らないのでは…と心配する人は多いようです。マイホームはもちろんのこと、子供の教育に関わる費用といったものであれば、ローン審査に通るかどうかは大きな問題でしょう。それだけに、カードローンの契約や借入残高が審査に影響しないかどうか、気になるのは当然かもしれません。
気になる場合は、契約中のカードローンの借入れをすべて返済し、解約しても問題がないのであれば、それも済ませてからほかのローンを申し込むといいでしょう。しかし、そうしたからといって、審査に通るとは限らないことは知っておきましょう。
「カードローンは借りすぎてしまい、多重債務に陥りやすい」といわれる理由は?
カードローンは最初の契約の段階で、「貸付限度額は年収の3分の1以下」という総量規制と、本人の信用情報を踏まえて、借入限度額を設定しています。総量規制の適用外である銀行系カードローンであっても、一般的に同様の自主規制に準拠して判断しています。
言い方を変えれば、「返せる額までしか貸さない、借りられない」。それがカードローンなのです。
それでも、カードローンの使いすぎや、2社以上の借入れがあって、返済に苦労している人は実際にいます。そうならないためにはどうしたらいいのか。これは、「計画性を持って借入れ、返済する」という、一言に尽きます。
借入限度額の枠内であれば、追加の借入れはいつでもできます。だからといって、無計画に借りていれば、いつまでも返済が終わりません。総量規制の範囲内で、例えば3社から借りられたとしても、毎月の約定返済は3社分となりますし、返済日がバラバラだった場合は、月に3回、返済しなければならなくなります。そうしたことを防ぐためにも、複数社で少しずつ借入れるよりも1社でまとめて借入れをする、場合によっては借り換えを検討することも対策のひとつです。
これらのしくみを踏まえず、無計画に借りるばかりでは、後悔することにもなりかねません。「カードローンを借りすぎる」「多重債務に陥りやすい」というのは、利用する本人次第という点を理解しておきましょう。
カードローンのサービスを上手に利用してリスクを回避する
カードローンでいわれているデメリットは、ほとんどが対処でき、しくみを理解していればデメリットとならないものもあることがわかりました。
次に、カードローンのさまざまなサービスを活用して、リスクを回避する方法をご紹介します。
臨時返済を活用して、総支払額を減らす
先述のとおり、カードローンは返済期間が長くなると支払総額が増えます。ですから、毎月の約定返済だけでなく、こまめに臨時返済をして、借入残高を減らしていくといいでしょう。
約定返済だけで完済するよりも、支払総額を減らすことができます。
カードローンからのメール通知サービスを利用する
カードローンを提供している会社によっては、約定返済の期日や返済額などについて、メールで通知してくれるサービスがあります。このサービスを使うと、借入れの現状を知ることができますし、次の返済日を忘れてしまうことも少なくなります。
カードローンの利用には、計画性と自己管理が欠かせません。こうした通知サービスを活用し、注意不足から約定返済が滞ることをなくしましょう。
返済シミュレーションツールを活用する
カードローンを提供している会社のウェブサイトには、返済シミュレーションツールが用意されています。これは、借入残高と金利、約定返済の額などを設定して、完済期間をシミュレートできるツールです。
このシミュレーションツールを使うと、「月々◯万円の約定返済で、いつ完済できるか」「1年後に完済するには、毎月いくら返済すればいいか」などの目安をつけやすくなります。
借入れを行う前にシミュレーションをすれば、より効果的で無理のない返済計画を立てることができるでしょう。
リスクやデメリットは自己管理で回避できる
カードローンにおけるリスクやデメリットといわれるものは、自己管理に起因するものが多くあります。ですから、借入金額を正確に把握し、無理のない返済方法をとっておけば、それらのリスクは回避することができます。
借入れるときから返済を考えておくことが重要ですが、借入残高を正確に知っておき、無理のない範囲で効率良く返済していくようにすれば、デメリットよりもメリットのほうが大きくなるはずです。通知サービスやシミュレーションツールなども使って、カードローンを賢く便利に活用してください。
よくある質問
Q1:カードローンの金利って高くないですか?
カードローンの金利は1.5~15.0%程度ですので、一概に高いとはいえないでしょう。カード付帯のキャッシング機能の金利は15.0%や18.0%が一般的ですので、カードローンの金利のほうが低い傾向にあります。
Q2:カードローンは、多重債務になりやすいのでしょうか?
カードローンは最初の契約の段階で、「貸付限度額は年収の3分の1以下」という総量規制と、本人の信用情報を踏まえて借入限度額を設定しています。しかし、計画性のない利用をすると、多重債務になりかねません。計画的なご利用をおすすめします。
Q3:カードローンを上手に利用してリスクを回避する方法は?
リスクを回避する方法としては、「返済シミュレーションツールを活用して無理のない返済計画を立てる」「メール通知サービスを利用して返済の管理に役立てる」「定期的に臨時返済を活用して、利息を含めた総支払額を減らす」といったものが挙げられます。
モビットカードローン貸付条件
利率(実質年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
ご利用枠 | 800万円 |
遅延損害金 | 年20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
ご返済方法 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
ご返済期間・回数 |
最長60回(5年)ただし、返済能力その他の事情にかんがみ、 合理的な理由があると当社が認めた場合には、最長106回(8年10ヵ月) |
利率 (実質年率) |
3.0%~18.0% |
---|---|
資金使途 | 自由 |
ご利用枠 | 800万円 |
遅延損害金 | 年20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
ご返済方法 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
ご返済期間・回数 | 最長60回(5年)ただし、返済能力その他の事情にかんがみ、合理的な理由があると弊社が認めた場合には、最長106回(8年10ヵ月) |
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